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コラム

MLB主砲の定位置とは?トラウトは「2番」クルーズは「3番」 チーム最多本塁打者を打順別に検証【ア・リーグ編】

2020/03/26

 2019年はメジャーリーグで史上最も多くの本塁打が生まれたシーズンとなった。その数、6776本。2017年の6105本を671本も上回る驚異的な数字だった。試合の流れを大きく変えうる本塁打は、当然チームの「主砲」が中心となって積み重ねられたが、彼らはそれぞれどの打順で放物線を描き続けたのだろうか。そして、そこに「傾向」はあるのだろうか。今回は前編として「アメリカン・リーグ」をお伝えする。... 続きを見る


楽天・松井裕樹の先発転向、成功の鍵握る要素とは 「クローザー→先発」の現役選手から傾向を探る

2020/03/25

変化した球種配分  ここまで紹介した選手らは、クローザー時に投じていた球種と、先発転向後に投じた球種を比較すると、ある共通点が浮かび上がる。    それは、「カーブ」の投球割合が大きく増加していることだ。    全選手が共通してカーブを投じる割合が増加しており、増加傾向が低い選手でも前年度の倍以上の割合を記録している。    カーブが増加した要因としては、緩急の必要性と、カウント球としての活用が考えられる。1イニングを全力で抑えていく傾向が強いクローザーと違い、先発では長いイニングを投げることが求められる。2巡、3巡と回ってくる打者に対して、目を慣れさせないための ... 続きを見る


2017年世代は大豊作の予感。ホークス育成にはまだまだ才能が眠る…ソフトバンク、育成ドラフト指名から支配下へと這い上がった選手達【第3回】

2020/03/24

福岡ソフトバンクホークスの育成契約から1軍戦力に育て上げる手腕が高く評価されている。16日には尾形崇斗投手とリチャード内野手を支配下登録するなど、どんどん新しい芽が出てくる。過去に育成から支配下へ上がった選手の変遷を追い、ドラフト指名戦略や育成方針などを探る。全3回の最終回。... 続きを見る


2010年はホークス育成出身“黄金世代”。大卒出身選手も増加傾向…ソフトバンク、育成ドラフト指名から支配下へと這い上がった選手達【第2回】

2020/03/23

福岡ソフトバンクホークスの育成契約から1軍戦力に育て上げる手腕が高く評価されている。16日には尾形崇斗投手とリチャード内野手を支配下登録するなど、どんどん新しい芽が出てくる。過去に育成から支配下へ上がった選手の変遷を追い、ドラフト指名戦略や育成方針などを探る。全3回の第2回。... 続きを見る


「2番最強説」は本当か。MLBを代表するスラッガーの打順とは 二塁打、本塁打、打点のトップ5で検証

2020/03/22

 メジャーリーグで「大砲」「スラッガー」「ポイントゲッター」と呼ばれる選手は一体何番の打順で最も優れた成績を残しているのだろうか。昨季メジャーで二塁打、本塁打、打点の部門でそれぞれトップ5入りを果たした選手の起用打順を調べてみた。... 続きを見る


MLB、2020年ドラフト会議の中止が合理的である理由。球団側にもメリット、指名選手への影響は少ない?

2020/03/20

指名確実だった選手たちへの救済措置はあるか  ドラフト会議が中止されたとしても、意外に少ないと思われるのがアマチュア選手達への影響だ。高卒選手に関しては、ドラフト指名されるぐらいの選手であれば、スポーツ奨学金のオファーを大学から既に受けていることが普通である。さらにドラフト指名されても、プロ入りを拒否し、大学進学を選ぶ選手の方がむしろ多い。    大学選手については、上位指名されるスター選手は3年生が中心である。今年指名されなくても、来年の指名を待てばいい。大学最終学年の選手たちがもっとも影響を受けるわけだが、それについても何らかの救済措置が取られる可能性が高い。NCAAが野球に限ら ... 続きを見る


創成期はほとんどが支配下登録へ…ソフトバンク、育成ドラフト指名から支配下へと這い上がった選手達【第1回】

2020/03/20

福岡ソフトバンクホークスの育成契約から1軍戦力に育て上げる手腕が高く評価されている。16日には尾形崇斗投手とリチャード内野手を支配下登録するなど、どんどん新しい芽が出てくる。過去に育成から支配下へ上がった選手の変遷を追い、ドラフト指名戦略や育成方針などを探る。全3回の第1回。... 続きを見る


「収入を得るためには仕方がない」。新型コロナから選手を守るはずが…MLB開幕延期で苦境に立たされるマイナーリーガーたち

2020/03/16

キャンプ地で宅配運転手を始めたマイナー投手  MLB傘下のマイナーリーガーたちも苦境に立たされている。オークランド・アスレチックス傘下のピーター・バイヤー投手がキャンプ地のアリゾナでレストラン宅配サービス『DoorDash』の運転手として働き始めたと、スポーツ大手週刊誌『スポーツ・イラストレイテッド』が伝えている。    MLBが春季キャンプを中止したのは選手たちを外部との接触から守ることも大きな理由の1つであったはずだが、皮肉にもバイヤー投手はむしろ野球場にいるよりも外部との接触を増やさなくてはいけなくなった。   「収入を得るためには仕方がないよ。リスクは承知の上さ」と ... 続きを見る


令和初の三冠王は? 戦後初の野村克也、2年連続の王貞治、3度達成の落合博満…歴代達成者の成績を振り返る

2020/02/14

 歴代三冠王達成者の成績は以下のとおり。   中島治康/東京巨人/外野手 ・1938秋(40試合制) 38試合、打率.361、10本塁打、38打点   野村克也/南海ホークス/捕手 ・1965(パ・リーグ、140試合制) 136試合、打率.320、42本塁打、110打点   王貞治/読売ジャイアンツ/一塁手 ・1973(セ・リーグ、130試合制) 130試合、打率.355、51本塁打、114打点 ・1974 (セ・リーグ、130試合制) 130試合、打率.332、49本塁打、107打点   落合博満/ロッテ・オリオンズ/一塁手、二塁手、三塁手 ・1982 ... 続きを見る


60年前の給与明細書で明らかにされたマイナー選手の待遇悪化。一方メジャーリーガーの「最低」収入は10倍以上に

2020/02/10

拡大する貧富の差  その一方で、メジャーリーガーたちが手にする金額は増え続けている。1960年代にはメジャーリーグ最低保証年俸は6000米ドルだった。現在の価値だと5万1822米ドル(約568万円)であり、上述の当時における平均的世帯年収(5600米ドル)とさほど大きな差はなかった。それが2020年にはメジャーリーグ最低保証年俸は56万3500米ドル(約6180万円)にまでなっている。インフレ率を加味しても、メジャーリーガーたちの「最低」収入は実質的には60年前の10倍以上に増えているのだ。    貧富の格差が拡大しているのは世界中のあらゆる社会で起こっていることで、何も野球選手だけ ... 続きを見る


“ミスタータイガース”にも迫る。ゴールデングラブ賞5度、ベストナイン6回…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業

2020/02/05

今オフ、鳥谷敬内野手が16年間にわたって支えてきた阪神タイガースを退団した。2020年も現役を続行する意思を表明しており、その去就が注目されている。全5回にわたって、阪神時代に成し遂げた偉業を紹介する。第4回は、ゴールデン・グラブ賞とベストナインだ。... 続きを見る


セ・リーグ“弱点ランキング”。オフに効果的な対処を行ったのはどの球団?【データで解く野球の真実】

2020/01/30

プロ野球は2月1日にいよいよキャンプインを迎える。開幕が近づくのにあわせ、各球団の陣容もほぼ固まってきたように見える。今回は各球団が昨季抱えていた弱点に対し、このオフにどのような対処を行ったかをおさらいし、評価していく。今回はセ・リーグ編だ。... 続きを見る


本当の課題は守備にあり? 高津臣吾新監督のもと投手再建を目指すヤクルト、世代交代に注目【データで解く野球の真実】

2020/01/27

ヤクルトは昨季59勝82敗で最下位に低迷。新シーズンは高津臣吾新監督のもと迎えることになった。アメリカのほか韓国球界でもプレーするなど、経験豊富な高津監督のもと、投手陣を再建し失点を減らしたいという球団の思惑が見える。だが、どうやらヤクルトの問題は投手陣だけではないようである。... 続きを見る


本拠地「グレート・アメリカン」は保険会社の名前? 開幕日は市民の休日に? …秋山翔吾が入団する古豪シンシナティ・レッズはどんなチーム?

2020/01/23

冬は厳しい寒さに アリゾナでの春季キャンプ  オハイオ州の冬は寒さが厳しく、シーズン開幕直後の4月、5月も気温の低い中での試合になることが多い。秋山にはそれに対する適応力も求められる。    もっとも秋山にとって、最初に実力を周囲にアピールするべき場所は本拠地から遠く離れたアリゾナ州で行われる春季キャンプになるだろう。レッズの春季キャンプ施設であるグッドイヤー・ボールパークは同じくオハイオ州のクリーブランド・インディアンズと共有で使われている。メインスタジアムの他に、レッズとインディアンズがそれぞれ6つの練習用フィールドを持つ広大な施設だ。    レッズと同じカクタス・リー ... 続きを見る


MLB唯一のカナダ本拠地、移民が多い大都市…山口俊が入団するトロント・ブルージェイズはどんなチーム?

2020/01/20

同地区は強敵揃い、2世選手の台頭も 台頭する若き2世選手たち  2019年シーズン中、ブルージェイズは選手育成に関する2つの話題で注目を集めた。1つは傘下マイナーリーグ選手たちの報酬を現行から一律50%上乗せすると発表したこと、もう1つはブラディミール・ゲレーロの息子ブラディミール・ゲレーロJr. 、ダンテ・ビシェットの息子ボー・ビシェット、クレイグ・ビジオの息子キャバン・ビジオという3人の2世選手をメジャーに昇格させたことだ。    ゲレーロは三塁手で20歳、ビシェットは遊撃手で21歳、ビジオは二塁手で24歳。彼らが今シーズンそろって活躍するとなれば、2世選手であるだけではなく、M ... 続きを見る


独自の戦術、経済効率重視、ダブル本拠地案…筒香嘉智が加入するタンパベイ・レイズはどんなチーム?

2020/01/17

悩みの種は低迷する観客数  レイズの悩みの種は本拠地トロピカーナ・フィールドの観客数が減り続けていることだ。6年ぶりのプレーオフ進出という快挙を成し遂げたにもかかわらず、2019年シーズンの平均観客数は1万4734人でメジャーワースト2位と低迷した。観客数の下落傾向はMLB全体にも言えることではあるが、レイズはその中にあっても、2012年から2017年までの6年連続でメジャー最下位の不名誉な記録までも作っている。    ちなみに2018年と2019年の両シーズンにおいてレイズよりさらに少ない観客数でメジャー最下位だったのは同じフロリダ州にあるマイアミ・マーリンズだ。     ... 続きを見る


卓越した選球眼。1000四球達成者で最少の本塁打数、ボール球を振らない自制心……去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業

2020/01/17

今オフ、鳥谷敬内野手が16年間にわたって支えてきた阪神タイガースを退団した。2020年も現役を続行する意思を表明しており、その去就が注目されている。全5回にわたって、阪神時代に成し遂げた偉業を紹介する本企画。第2回は、四球の記録だ。... 続きを見る


2019年40本の坂本勇人をも凌ぐ、シーズン104打点は歴代遊撃手1位…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業

2020/01/16

今オフ、鳥谷敬内野手が、16年間にわたって支えてきた阪神タイガースを退団した。2020年も現役を続行する意思を表明しており、その去就が注目されている。今回から全5回にわたって、阪神時代に成し遂げた偉業を紹介する。第1回は、遊撃手としてのシーズン打点記録だ。... 続きを見る


ツインズ、傘下ルーキーリーグの監督に三好貴士氏 NPB、MLBを経由しない日本人マイナー監督は史上初【インタビュー】

2020/01/11

 ミネソタ・ツインズは10日(日本時間11日)に公式ホームページを更新し、2020年シーズンにおける傘下マイナーリーグ全チームの監督及びコーチ人事を発表した。その中に名を連ねたのが、ルーキーリーグにあたるガルフ・コースト・リーグ・ツインズ(以下GCLツインズ)の監督に就任した三好貴士氏だ。... 続きを見る


最年少移籍の奥村展征、巨人から多くの選手が流出…FA人的補償選手の歴史と一覧、移籍初年度成績と通算成績は?【第3回】

2019/12/13

野手  14年オフに巨人からヤクルトに移籍した奥村は、史上最年少での人的補償選手となった(プロ入り後最短は尾仲)。高卒1年目を終えてすぐの移籍となったが、新天地ヤクルトでは、少しずつ出場機会を増やし、今季は自己最多の74試合に出場している。    また、今年内海とともに話題を集めた長野は、自身最少の72試合の出場にとどまり、打率.250、5本塁打。かつてのタイトルホルダーは、FA権を行使せず残留し来季の再起にかける。     第1回/第2回... 続きを見る


大ブレイクした一岡竜司、出戻りの脇谷…FA人的補償選手の歴史と一覧、移籍初年度成績と通算成績は?【第2回】

2019/12/12

野手  野手では、DeNAから移籍した鶴岡が、当時正捕手不在の阪神で期待された役割を果たした。脇谷は、人的補償で巨人から西武に移籍したものの、今度は自身のFA宣言によって巨人に出戻り、プロ野球史上初の事例となった。    また、阪神からロッテに移籍した髙濱は、プロ13年目となる来季、育成選手として現役続行し再起を図る。     第1回/第3回... 続きを見る


タイトルを獲る活躍も…FA人的補償選手の歴史と一覧、移籍初年度成績と通算成績は?【第1回】

2019/12/11

野手  野手では、2005年オフに、広島と巨人でスラッガーとして鳴らした江藤智が移籍(巨人→西武)。移籍後はシーズン最高7本塁打と衰えを隠せなかったが、若手中心のチームの中で存在感を発揮。通算350号、通算1000打点を西武で達成し、2008年にはチームの日本一にも貢献した。    2007年オフに移籍した赤松と福地はともに転機となった。赤松は、自慢の走塁や足を生かした守備を武器に活躍。来季からは広島でコーチを務める。福地は、ヤクルトに移籍した初年度に打率.320、9本塁打、61打点とキャリアハイの活躍。さらに同年から翌年にかけて2年連続で盗塁王のタイトルも獲得している。引退後もヤク ... 続きを見る


阪神・近本光司とヤクルト・村上宗隆、セ・リーグ新人王を獲得するのは? 対極の成績をどう評価するか

2019/11/19

近本と村上の成績比較    阪神・近本は、今季社会人野球を経てドラフト1位でプロ入りした即戦力ルーキー。開幕からスタメンを勝ち取ると、シーズン途中からは俊足を武器にリードオフマンに定着した。4月18日から5月2日までは、球団新人記録となる13試合連続安打をマーク。新人ながら、オールスターゲームにも選出され、第2戦ではサイクル安打を含む5打数5安打の大暴れでMVPも獲得した。    9月には、長嶋茂雄氏が持つ新人安打のリーグ記録(153安打)を61年ぶりに塗り替える快挙。最終的にシーズン159安打まで記録を伸ばした。    シーズンを通して試合出場を続け、36盗塁は ... 続きを見る


「残像を活用した」投球術で他国を圧倒。侍ジャパンを頂点に導いた“最新型”の方程式【プレミア12】

2019/11/18

「ジャパンに対して熱いメンバーが集まってくれた」  シーズン終了後に開催された今大会は、正直、疲れはあった。  特に、日本シリーズに出場していた選手たちの疲れは隠せなかった。満身創痍で迎えていたのはどの選手も同じだった。しかし、計算できる3人を軸としたことで、チームは一つの方向性を導き出すことができた。7回までに最少失点で抑えることができれば勝利に近づけると思って戦えるからである。    稲葉監督は今大会をこう振り返った。   「大会前の強化試合でカナダとの初戦をやって負けました。試合には負けたんですけど、最後に1点差まで詰めよった。こういう野球をやっていくんだというのが敗 ... 続きを見る


侍ジャパンは投打で「カウント作り」を制した。国際試合でも自分のタイミングに“立ち返る”ことの重要性【プレミア12】

2019/11/14

「第2回WBSCプレミア12」は13日にスーパーラウンド3日目を迎え、野球日本代表「侍ジャパン」は、グループAを1位通過したメキシコ代表と対戦して3-1で勝利。ラウンド通算3勝1敗とした。勝負を分けたのは「カウント作り」にある。... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#5――「びっくりしましたね。まさかの巨人だって」

2019/10/18

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で公開する。... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#4――「早稲田実業との対戦は望むところだった」

2019/10/17

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で公開する。... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#3――「おー荒木大輔かと思って見てましたね」

2019/10/16

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った本日10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で公開する。... 続きを見る


プロ野球ドラフト会議、今年の大卒は97年世代。4年前に高卒でプロ入りした選手たちの現在は?<セ・リーグ編>

2019/10/16

<広島東洋カープ> 高橋樹也投手(3位・花巻東高) 青木陸内野手(7位・山形中央高) ※2018年戦力外   菊池雄星、大谷翔平らを輩出した花巻東出身の左腕・高橋樹。ここまで1軍のマウンドで19試合に登板したが、いずれも初勝利を掴むことはできていない。今季はファームで20試合に登板したが防御率8.31と精彩を欠き、ルーキーイヤー以来となる1軍未出場に終わった。     <中日ドラゴンズ> 小笠原慎之介投手(1位・東海大相模高) 呉屋開斗投手(育5・八戸学院光星) ※2016年引退   2015年ドラフト最注目選手の一人であった小笠原は、ルーキーイヤーから ... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#2――「お前は普通科高校に行って、大学に行ったほうがいいって言われました」

2019/10/15

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で先行公開する。... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#1――「ぼくたちは長嶋さんの全盛時代というのは知らない。それでも長嶋ファンでした」

2019/10/11

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で先行公開する。... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<12球団比較編>

2019/10/11

 プロ野球志望届の提出が3日に締め切られ、高校生139人、大学生108人の計247人のドラフト指名候補が出そろった。17日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観点から探る。また、図表には、引退を表明している選手らも含まれる。    比較的ピラミッド型と言えるのが、ソフトバンク、広島、楽天だろう。巨人、ソフトバンク、楽天は、育成選手で形を整えながら、常勝軍団を目指しているようだ。    西武とDeNAの形は類似しており、現在のチーム状態の良さをうかがわせる。主力選手が集まる20代中盤が厚く、数シーズンに限れば無駄のない編成と言えるだろう ... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<パ・リーグ編>

2019/10/11

千葉ロッテマリーンズ 満25歳未満:投手15人、捕手0人、内野手4人、外野手3人 ~満30歳未満:投手10人、捕手5人、内野手6人、外野手4人 ~満35歳未満:投手13人、捕手0人、内野手6人、外野手5人 満35歳以上:投手1人、捕手1人、内野手1人、外野手0人    ロッテは、投手・野手ともに選手の高齢化が顕著だ。特に外野手は、21~25歳の選手がおらず、今季は荻野(34歳、満年齢)が125試合、角中(32歳)が101試合、清田(33歳)が80試合、岡(28歳)が76試合で外野守備に就いている。ドラフトでは、大卒選手など、空白の世代を補強すべきではないだろうか。    投 ... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<セ・リーグ編>

2019/10/10

広島東洋カープ 満25歳未満:投手18人、捕手2人、内野手7人、外野手3人 ~満30歳未満:投手14人、捕手2人、内野手8人、外野手4人 ~満35歳未満:投手6人、捕手2人、内野手3人、外野手2人 満35歳以上:投手2人、捕手1人、内野手0人、外野手2人    今年こそBクラスの4位でシーズンを終えたものの、若手主体のチーム編成で、将来性は十分にある。投手陣は、引退の永川と助っ人4投手を除けば、最年長は野村祐輔ら今年30歳の代。野村、大瀬良、九里、床田ら大卒組が先発の軸を担っており、ここにアドゥワ誠や山口翔らフレッシュな力が加われば、バランスの良い構成になりそうだ。     ... 続きを見る


【データで選出9月月間MVP】巨人を優勝に導いた坂本勇人が両リーグトップの貢献。投手では快挙達成の2人が最高評価

2019/10/08

最優秀防御率の中日・大野雄が全体最高評価。西武・ニールは驚異の月間無四球  投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。  セ・リーグは大野雄大(中日)、パ・リーグは千賀滉大(ソフトバンク)がそれぞれ8.8点、6.4点と最高の貢献を記録した。2人は9月にともにノーヒットノーランを達成した投手だ。   大野雄、千賀は、20%前後が平均となるK%(奪三振/打者)で、それぞれ24.2% ... 続きを見る


2019年の大谷翔平、膝に痛み抱えながらもチームトップの盗塁数。来季のカギは手術明けとエンゼルス新監督

2019/10/07

三塁打もチーム1の数字  左ひざ膝蓋骨手術という思わぬ形で2019年シーズンを終えた大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)。今季は、トミー・ジョン手術明けという点がフォーカスされていたこともあり、まさか左ひざに問題を抱えていたことは多くのファンも気づかなかった事実であっただろう。    膝に爆弾を抱えていたことを全く感じさせないほどに、今季の大谷の走塁面での活躍は素晴らしかった。日米7年間のプロキャリアを通じ、キャリアハイとなる、5本の三塁打に12盗塁をマーク。両方の数字ともチーム内でトップであった。また一塁までの平均到達タイム4.05秒もチームトップ(MLB全体で15位タイ)、平 ... 続きを見る


4球団競合の根尾昂と小園海斗、記録ずくめの阪神・近本光司…ドラフト目前、2018年ドラ1の今季を振り返る

2019/10/07

パ・リーグ  パ・リーグは、福岡ソフトバンクホークスの甲斐野央投手が1軍で65試合に登板する活躍。吉田輝星投手(北海道日本ハムファイターズ)がプロ初勝利を挙げるなど、大器の片鱗を見せつけた。野手では、千葉ロッテマリーンズの藤原恭大外野手が高卒新人として球団史上54年ぶり3人目となる開幕スタメンに抜擢された。 <埼玉西武ライオンズ> 松本航投手(日本体育大)   ドラフトでは、リーグ覇者・西武に一本釣りされる形で入団した松本航。開幕こそ肺炎で出遅れたものの、5月に1軍に合流し、以降16試合に先発登板した。“山賊打線”の援護も受けて、7勝4敗と勝ち越し、チームのリーグ連覇に貢献した。 & ... 続きを見る


シーズン終盤の伸びはもはや“伝統”。アスレチックスが2年連続のWC枠獲得へ、金満球団を抑える「マネー・ボール」

2019/09/12

低年俸でも強い3チームの争い  アスレチックスと言えば、セイバーメトリクスと呼ばれる統計学的手法を用いて、選手の年俸を低く抑えながらも勝利を目指す戦略で知られている。    米国大手紙『USA Today』によれば、アスレチックスの今シーズンの年俸総額は30チーム中23位で、シカゴ・カブスやニューヨーク・ヤンキーズの半分以下だ。興味深いことに、ア・リーグのワイルドカード枠を争うレイズは同30位、インディアンスも同16位と、どちらも同じように年俸総額は低い。    さらに経済専門誌『フォーブス』の試算によれば、チームの資産価値もインディアンスが25位、アスレチックスが26位、 ... 続きを見る


【データで選出8月月間MVP】西武・森友哉が両リーグ断トツの貢献。投手では前半戦不調の巨人・菅野智之が今季初のランクイン

2019/09/05

前半戦不調の巨人・菅野がセ最高評価。西武・増田、阪神・岩崎は救援ながら月間わずか1四球  投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。      パ・リーグは有原航平(日本ハム)、セ・リーグは菅野智之(巨人)がそれぞれ7.4点、6.4点と最高の貢献を記録した。菅野は今季前半戦不調にあえいだが、8月は調子を取り戻していたようだ。    2人はともにほかの投手より ... 続きを見る


大谷翔平、崩れる「心・技・体」のバランス。エンゼルスの低迷やキャリア初の打者専念も影響か

2019/09/03

 大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の2019年シーズンはこのまま終わってしまうのか。この一週間を17打数2安打、打率.118で終え、13打席ヒットから遠ざかっている。現地8月20日(日本時間21日)の試合終了時に.307まで上昇した打率は、わずか2週ほどで.289まで下降してしまった。... 続きを見る


ヤクルト・山田? DeNA・伊藤? 日本ハム・吉田? “じゃない方”と呼ばれる選手たち2【編集部フォーカス】

2019/09/02

ソフトバンク育成の長谷川と中村 長谷川宙輝、中村晨、中村宜聖(福岡ソフトバンクホークス育成) 長谷川宙輝 育成3年目 中村晨 育成4年目 中村宜聖 育成1年目   ソフトバンクの長谷川と中村といえば、高い打撃技術を持つ生え抜き選手だ。だが、ソフトバンクには、ほかにも長谷川と中村がいる。背番号「134」の長谷川宙輝は、今季2軍戦で9試合に登板し、支配下登録に向けてアピール。中村晨は3軍戦で24試合に登板した。中村宜聖も3軍戦で61試合に出場し、着々と経験を積んでいる。ソフトバンクの育成選手は、数々の1軍戦力を輩出しているだけに、第2の長谷川、第2の中村にも期待がかかる。 楽天の清宮 清 ... 続きを見る


「あの時の敗戦が本当に財産になっています」。履正社を変えた奥川恭伸の存在、星稜に選抜のリベンジなるか【甲子園決勝戦展望】

2019/08/21

第101回全国高校野球選手権大会の決勝戦が22日、阪神甲子園球場で行われる。圧倒的な打力で勝ち上がってきた履正社(大阪)と、絶対的エース奥川恭伸擁する星稜(石川)が対戦する。果たして101回目の甲子園決勝を制し、令和最初の頂点に立つのはどちらのチームだろうか。 ... 続きを見る


甲子園ベスト4の兵庫代表・明石商。変革もたらした狭間善徳監督が語る野球論「守れなければ勝てない」

2019/08/21

春に続いてのベスト4進出。明石商に変革をもたらした狭間監督、根底にあるのは「トーナメントは守れなければ勝てない。まずは守りから」という考えだ。『高校野球界の監督がここまで明かす!野球技術の極意』(大利実著)から狭間監督の野球の守備に関する技術論を一部抜粋で公開です! ... 続きを見る




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