コラム
2020/07/28
川﨑宗則の2015年シーズン 続いて、メジャー4年目を迎えた川﨑だ。 前年に一度自由契約となったが、ブルージェイズとマイナー契約を結び直した川﨑。過去3年間同様マイナーで開幕を迎え、アピールを続けていたが、頭部死球を受ける不運に見舞われた。 復帰後は、5月下旬にメジャー昇格を果たすと、主に守備固め、代走として出場。以降は故障者が出ると昇格、故障者が復帰後は降格のサイクルを繰り返した。 最終的に23試合出場に留まり、打率.214、OPS.598となった。同年は打席数も少なく、アピールの場もわずかなものだった。 【次ページ】青木宣親の2015年シー ... 続きを見る
2020/07/24
ブルージェイズの開幕ローテーション予想 アメリカン・リーグ東地区に属するトロント・ブルージェイズ。 昨シーズンは67勝95敗で地区4位に終わり、低迷期脱却に向け、オフには先発投手を積極的に補強した。 山口俊は、開幕ローテーションを外れる可能性が高い。 オフに読売ジャイアンツからFA移籍でブルージェイズに入団した山口。昨シーズンは最多勝、最高勝率、最多奪三振の投手三冠を獲得する活躍を見せた。本人は先発を希望しているが、首脳陣はNPB時代のリリーフ経験を高く評価しており、ロングリリーフ、スポットの先発要員として開幕を迎える見通しだ。 ... 続きを見る
2020/07/24
ヤンキースの開幕ローテーション予想 アメリカン・リーグ東地区に属するニューヨーク・ヤンキース。 昨シーズンは103勝59敗で地区優勝を果たし、リーグチャンピオンシリーズまで駒を進めた。 一時は開幕投手も囁かれた田中将大は、大事を取って開幕ローテーションからは外れる見通しだ。 4日(同5日)に行われた実戦形式の練習で、打球が頭部に直撃。精密検査では軽度の脳震盪と診断され、現在はチームに合流して練習を行うなど順調な回復を見せているが、開幕は急がせない方針となった。 開幕投手に指名されたのは、投手史上最高額で契約を結んだ ... 続きを見る
2020/07/23
カブスの開幕ローテーション予想 ナショナル・リーグ中地区に属するシカゴ・カブス。 昨シーズンは84勝78敗で地区3位に終わり、5年ぶりにポストシーズン進出を逃した。 ダルビッシュ有は、開幕2戦目の先発が明言されている。 昨シーズンは年間通して先発ローテーションの座を守った。前半戦は不安定な投球が目立ったが、後半戦に入ると復調を果たし、最終的に6勝8敗、防御率3.98、奪三振は229個を数えた。今シーズンは開幕投手こそ譲ったが、先発投手陣の柱として期待されている。 開幕投手を務めるのは、カイル・ヘンドリックス。 高 ... 続きを見る
2020/07/23
ツインズの開幕ローテーション予想 アメリカン・リーグ中地区に属するミネソタ・ツインズ。 昨シーズンは破壊力抜群の打線を擁し、101勝61敗で地区優勝を果たした。オフには大型補強を敢行し、駒不足が見られた先発投手陣も補った。 前田健太は、開幕3戦目の先発が濃厚だ。 オフに金銭トレードでロサンゼルス・ドジャースから移籍した前田。昨シーズンは開幕から先発ローテーションの一角を担ったが、例年同様に終盤からポストシーズンにかけてはリリーフとして起用され、最終的に10勝8敗、防御率4.04の成績を残した。ツインズでは、本人の希望通りシーズン通 ... 続きを見る
2020/07/22
マリナーズの開幕ローテーション予想 アメリカン・リーグ西地区に属するシアトル・マリナーズ。 昨シーズンは68勝94敗で地区最下位に沈み、再建を目指すシーズンとなる。 60試合という短期決戦の今シーズンは、6人編成のローテーションを組むこととなったマリナーズ。 菊池雄星は、開幕2戦目の先発が決定的となっている。 メジャーデビューとなった昨シーズンは、6勝11敗と大きく負け越し。防御率5.46と安定感を欠くなど、期待通りの活躍とはならなかった。迎える今シーズンは、フォームを改良し、球速の大幅アップに成功。変化球の精度も ... 続きを見る
2020/07/22
エンゼルスの開幕ローテーション予想 アメリカン・リーグ西地区に属するロサンゼルス・エンゼルス。 昨シーズンは72勝90敗で地区4位に終わり、巻き返しを狙うシーズンとなる。 大谷翔平の二刀流起用の兼ね合いで、6人編成のローテーションを組むエンゼルス。 復活を目指す投手・大谷は、開幕3戦目の先発が濃厚だ。 昨シーズンは、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)のリハビリに時間を費やし、投手としての出場はなかった。再起を図る今シーズンは、紅白戦でも順調に登板を重ねており、メジャー1年目を上回る二刀流としての活躍が望まれ ... 続きを見る
2020/07/21
レッズの開幕スタメン予想 ナショナル・リーグ中地区に属するシンシナティ・レッズ。 昨シーズンは、75勝87敗で地区4位に終わり、オフには野手陣の大型補強を敢行した。 秋山翔吾は「1番・左翼」での起用が予想される。 オフに埼玉西武ライオンズからFA移籍でレッズに入団した秋山。2015年にはシーズン216安打の日本記録を樹立するなど、好成績を残し続けた。日本人初の所属となるレッズでは、日本時代同様にリードオフマンとして期待されており、守備では慣れ親しんだ中堅をはじめ、左翼、右翼も臨機応変にこなすことが求められている。 大きな注目を集め ... 続きを見る
2020/07/20
レイズの開幕スタメン予想 アメリカン・リーグ東地区に属するタンパべイ・レイズ。 昨シーズンは96勝66敗と地区2位の成績を残し、ワイルドカードで6年ぶりのポストシーズン進出を果たした。 当初1番起用が見込まれていたオースティン・メドウズが、新型コロナウイルス感染により離脱。復帰時期は未定となっており、メドウズ不在で開幕を迎える可能性が高い。 出塁率の高さから1番起用も噂されている筒香嘉智は、「2番・左翼」とした。 オフに横浜DeNAベイスターズからポスティングシステムを行使し、レイズに入団した筒香。打撃はもちろん、守備面のユーティ ... 続きを見る
2020/07/19
イチローの2014年シーズン 続いて、メジャー14年目を迎えたイチローだ。 同年は、開幕スタメンにイチローの名はなかった。あらゆる起用法での出場となったが、その悔しさを晴らすかのような活躍を見せ、前半戦は3割近い打率を残した。 後半戦に入ると、やや打撃が湿り気味になったが、大きな不調に陥ることなくシーズンを完走した。 最終的に143試合に出場。打率.284、15盗塁、OPS.664をマークした。出場数はやや減少したが、打撃面ではほとんどの部門で昨シーズンを上回る成績を残した。 【次ページ】ワールドシリーズに出場した青木宣親... 続きを見る
2020/07/18
エンゼルスの開幕スタメン予想 アメリカン・リーグ西地区に属するロサンゼルス・エンゼルス。 昨シーズンは72勝90敗で地区4位に終わり、巻き返しを狙うシーズンとなる。 二刀流・大谷翔平は、「4番・DH」でのスタメン起用が予想される。 昨シーズンは右ひじ靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の影響で投手での出場は断念。野手として主に3番で起用され、打率.286、18本塁打、62打点、OPS.828をマークした。メジャー3年目となる今シーズンは、2年ぶりの投手起用、さらには外野手としての出場も検討されるなど、起用法にも大きな注目が集まっている。 &nb ... 続きを見る
2020/07/16
同年限りでメジャーの舞台を去った3選手 松井秀喜、福留孝介、西岡剛の3選手は、同年限りでメジャーを去ることとなった。 まずは、メジャー5年目を迎えた福留だ。 同年2月にシカゴ・ホワイトソックスとメジャー契約。開幕から主に代打など途中出場での起用が続いた。6月に右脇腹を痛め、故障者リスト入りとなると、同月に自由契約となった。 7月にはヤンキースとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格は叶わず、そのままシーズンを終えた。 最終的にシーズン合計24試合に出場。打率.171、OPS.489に終わった。メジャーデビュー 年にはオールスター出 ... 続きを見る
2020/07/14
エンゼルスへ移籍した松井秀喜 続いて、メジャー8年目を迎えた松井秀喜だ。 前年オフに7年間在籍したニューヨーク・ヤンキースから、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。日本人野手としては初の所属となった。 古巣での活躍から大きな期待を背負った松井秀は、新天地で「4番・指名打者」として開幕を迎えた。開幕戦では、決勝打となる適時打と豪快な本塁打を放つ活躍を見せ、鮮烈なデビューを飾った。 その後も4番に座り、4月26日にはメジャー通算1000安打を達成した。しかし5月に不調に陥ると、打率が低迷。2割5分台で前半戦を折り返した。 以降はしばらく ... 続きを見る
2020/07/13
悔しいシーズンを送った3選手 ここでは、不本意な成績に終わった3選手を振り返っていきたい。 まずは、メジャー8年目を迎えた田口壮だ。 前年オフにカブスとマイナー契約を結んだ同年は、しばらくマイナーで過ごしたが、40歳を過ぎた9月にメジャー昇格を果たした。 しかしシーズン終盤での昇格ということもあり、出場機会に恵まれず、不完全燃焼でシーズンを終えることとなった。 最終的に打率.273、OPS.697をマークしたが、わずか6試合の出場に終わった。メジャーでは主に途中出場が多かったが、スーパーサブとしてチームに貢献し続けた田口。8年間 ... 続きを見る
2020/07/10
田口壮と井口資仁は2度目のワールドチャンピオンも… 2008年のワールドシリーズでは、田口壮と井口資仁が所属するフィラデルフィア・フィリーズと、岩村明憲が所属するタンパペイ・レイズが激突。4勝1敗でフィリーズに軍配が上がり、田口、井口がともに2度目のワールドチャンピオンに輝いた。 しかし、同年の両選手は成績不振に陥った。 まずは、メジャー7年目を迎えた田口壮だ。 前年オフにフィリーズへ移籍した田口。 開幕から途中出場が続いたが、同年は日米通算1500安打を達成した。 後半戦には出場機会が減少。ポストシーズンでもわずか1試合の出場 ... 続きを見る
2020/07/09
松井稼頭央、井口資仁両内野手の2007年シーズン ここでは松井稼頭央、井口資仁両内野手の2007年シーズンを振り返っていきたい。 まずは、前年のシーズン途中にロッキーズへ移籍した松井稼だ。 メジャー4年目を迎えた同年は、2年ぶりに開幕スタメンを勝ち取った。4年連続の初打席本塁打とはならなかったが、複数安打を放つ活躍を見せた。しかし10試合足らずで腰痛により離脱。1ヶ月以上の離脱を強いられた。 5月下旬に復帰後は、「1番・二塁」に定着。チームはシーズン終盤に快進撃を見せ、ワイルドカードでのポストシーズン進出を決めた。 ポストシーズ ... 続きを見る
2020/07/08
W松井の2006年シーズン まずは、メジャー4年目を迎えた松井秀喜だ。 同年は、開幕戦から本塁打を放つなど幸先の良いスタートを切った松井秀。しかし、5月の試合でスライディングキャッチを試みた際に負傷し、途中交代。左手首骨折と診断され、無念の長期離脱となった。 8月に戦列復帰を果たすと、復帰後は好調を維持したままシーズンを終えたが、NPB時代から続く連続試合出場記録も1768試合でストップした。 最終的に打率.302、OPS.887をマークしたが、自己ワーストの51試合出場、8本塁打に留まり、けがに泣かされたシーズンとなった。 続 ... 続きを見る
2020/07/07
飛躍を遂げた田口壮と、けがに泣いた松井稼頭央 飛躍の1年となったのが、田口壮だ。 メジャー4年目を迎えた2005年は、前年の活躍から首脳陣の信頼も厚く、期待がかかるシーズンとなった。 途中出場も多かったが、開幕から多くの試合に出場。様々な起用法に対応し、アピールを続けた。特に8月は12試合連続安打をマークするなど好調を維持し、スタメン出場も増加。以降はクリーンアップを任されるなど、チームの2年連続地区優勝に大きく貢献した。 最終的に自己最多の143試合に出場。打率.288、8本塁打、53打点、OPS.734の好成績を残した。また、持ち味の勝負強 ... 続きを見る
2020/07/06
松井秀喜、メジャー2年目の活躍 前年に名門ニューヨーク・ヤンキースに入団し、クリーンアップを担うなど、十分な活躍を見せた松井秀。 2年目を迎えた2004年には、さらに成績を向上させた。 同年は日本で開幕2連戦が行われ、慣れ親しんだ東京ドームに凱旋。「2番・左翼」としてスタメン出場を果たし、2戦目には本塁打を放つ活躍で、日本のファンにその勇姿を届けた。 以降はハイペースで本塁打を量産し、前半戦だけで前年を上回る本塁打数を記録。2年連続でオールスターゲームにも選出された。後半戦では4番に定着し、100打点に到達。打撃でチームを牽引し、地区優勝に大き ... 続きを見る
2020/07/05
イチロー、メジャー3年目の活躍 メジャー2年間で実績を積み重ね、マリナーズ打線の中核を担うイチロー。 3年目を迎えた2003年も、不動の「1番・右翼」として変わらぬ活躍を続けた。 春先は打撃の調子がいまひとつだったが、5月に入ると安打を量産。オールスターゲームにも3年連続でファン投票の両リーグ最多得票で選出されるなど、実力だけでなく、メジャーの顔ともいえる人気を誇った。 8月に打撃が湿りがちになると、前年と同じくチームも失速。自身は200安打に到達するも、チームは僅差で地区2位となった。 最終的に159試合に出場。打率.312、 ... 続きを見る
2020/07/04
イチロー、メジャー2年目の活躍 そして前年にシーズンMVP、新人王など多くのタイトルを獲得し、華々しいメジャーデビューを飾ったイチローだ。 2年目を迎えた2002年のイチローは、前年同様「1番・右翼」を主戦場とし、その活躍で打線を牽引した。 春先から好調を維持。特に5月は月間打率4割を超えるなど、前年を上回るペースで安打を量産し、一時はリーグ首位打者に躍り出た。 しかし、8月に入ると成績が悪化。イチローの不振と同時にチームも下降線を辿った。9月に2年連続のシーズン200安打を達成するも、チームは地区3位の成績に終わった。 最終的 ... 続きを見る
2020/07/03
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする... 続きを見る
2020/07/03
旋風を巻き起こしたイチロー そして、長いMLBの歴史に名を残すこととなった、イチローだ。 イチローは、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)から日本人選手初のポスティングシステムを行使し、マリナーズに入団。NPBでは首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞の7年連続受賞をはじめ、最多安打、最高出塁率5回、シーズンMVP3回など数々のタイトルを獲得し、日本を代表する選手として知られた。 MLBでは、開幕戦で「1番・右翼」として初出場初スタメンを果たし、初安打も放った。以降は安打を量産するなどチームの主力として予想を大きく上回る活躍を見せたイチ ... 続きを見る
2020/07/02
チーム打率.290の2010年ダイナマイト打線 今季も貧打にあえぎ、開幕11戦で2勝9敗と苦しんでいる阪神。ここ数年は、打撃力向上へ目指して補強・育成を進めているが、高齢なレギュラー陣、若手のレギュラー定着、優良助っ人外国人選手の獲得など課題は山積みだ。 そんな阪神にも、強打で鳴らしたシーズンが何度もある。1946年にチーム打率.288を記録して「ダイナマイト打線」と命名されて以来、強力打線が形成される度にこの名称で呼ばれている。バース、岡田、掛布の「バックスクリーン三連発」が印象的な1985年の「ニューダイナマイト打線」をはじめとし、リーグ優勝した2003年な ... 続きを見る
2020/07/01
太田椋 2人目は高卒2年目の内野手・太田椋。 太田は、天理高から2018年ドラフト1位で入団。2年夏に甲子園出場を果たし、遊撃のレギュラーとしてベスト4進出に貢献した。3年夏は奈良大会決勝で惜しくも涙を飲んだが、主将としてチームを牽引した。 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、オープン戦で受けた死球による骨折で長期離脱を強いられた。それでも二軍で64試合に出場し、6本塁打を放つなど大器の片鱗を見せ、シーズン終盤には一軍デビューを飾った。 今シーズンは開幕二軍スタートとなったが、まずは二軍で結果を残し、遊撃のレギュラー争いに加わっていく。 【次ペ ... 続きを見る
2020/07/01
張奕 2人目は、大卒4年目右腕・張奕。 張は、日本経済大から2016年育成ドラフト1位で入団。福岡第一高時代に甲子園出場は叶わなかったが、投手と外野を兼任し、チームの中核を担った。日本経済大では1年時から外野のレギュラーに定着し、リーグ戦新人王も獲得した。以降も主軸として活躍を続け、野手としてドラフト指名を受けた。なお、台湾国籍の張だが、日本の高校、大学を卒業してのドラフト入団であるため、日本人選手扱いとなっている。 ルーキーイヤーは二軍で経験を積むも、打撃成績は低迷。翌2018年には外野手登録ながら投手として登板し、昨シーズンから正式に投手登録に変更した。投 ... 続きを見る
2020/06/30
万波中正 2人目は、高卒2年目の外野手・万波中正。 万波は、横浜高から2018年ドラフト4位で入団。3年間全てで夏の甲子園に出場し、1年時から主力級の活躍を見せていた。2、3年時には投手も経験し、甲子園では中軸として打撃でチームを牽引した。 昨シーズンは主に二軍で経験を積んだ万波。90試合に出場し、14本塁打と持ち味の長打力を発揮した。シーズン終盤には高卒ルーキーながら一軍デビューも果たすなど、首脳陣の期待も大きい。 今シーズンの開幕一軍入りは逃したが、練習試合では特大の一発を放つなどアピールを続けており、早期の一軍昇格を目指す。 【次ページ】 ... 続きを見る
2020/06/30
鈴木健矢 2人目は社会人卒ルーキー右腕・鈴木健矢。 鈴木は、2019年ドラフト4位で入団。木更津総合高では、3年春の甲子園に出場し、エースとしてチームを牽引した。卒業後は社会人のJX-ENEOSに進み、1年目から補強選手として都市対抗に出場。2年目には社会人日本代表にも選出され、4年目はエース格としてチームの社会人野球日本選手権進出に貢献した。 リリーフとして期待される今シーズンは、オープン戦、練習試合と好投を続け、ルーキーで唯一の開幕一軍入りを決めた。23日の楽天戦ではプロ初登板を果たし、1回を無失点に抑える上々のデビューを飾った。 サイドス ... 続きを見る
2020/06/29
安田尚憲 2人目は、高卒3年目の内野手・安田尚憲。 安田は、履正社高から2017年ドラフト1位で入団。2年夏から2季連続で甲子園に出場し、主軸として活躍した。3年時には明治神宮大会優勝も経験。夏は大阪大会準決勝で敗退となったが、その後高校日本代表に選出され、打撃でチームを牽引した。 2018年には高卒ルーキーながら一軍デビューを果たし、プロ初本塁打も放つなど、17試合に出場した。昨シーズンは一軍出場なしに終わるも、二軍では本塁打王、打点王に輝き、安打数もリーグ最多だった。 飛躍が期待される今シーズン、オープン戦では不調に終わったが、練習試合最終 ... 続きを見る
2020/06/29
中村稔弥 2人目は、同じく大卒2年目左腕・中村稔弥。 中村は、亜細亜大から2018年ドラフト5位で入団。清峰高時代に甲子園出場は果たせなかったが、亜細亜大では1年時からベンチ入りを果たし、2年時には最優秀投手に輝く活躍を見せた。以降もエース格として登板を重ね、リーグ戦通算18勝を記録した。 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、先発として一軍デビューを果たしたが、打ち込まれて二軍に降格。再昇格となった際には主にロングリリーフでの起用となり、初勝利も記録。最終的に10試合に登板した。 リリーフとして期待される今シーズンは、オープン戦、練習試合と登板 ... 続きを見る
2020/06/28
太田光 2人目は、大卒2年目の捕手・太田光。 太田は、大阪商業大から2018年ドラフト2位で入団。広陵高では3年夏に甲子園出場を果たし、熱戦を演じた。大阪商業大では1年時から正捕手となり、いきなりMVPを獲得する大活躍を見せた。計6度のリーグ優勝に貢献し、多くのタイトルも獲得した。 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、開幕は二軍スタートとなったが、交流戦期間に一軍初昇格。最終的に55試合に出場し、プロ初本塁打も放った。 正捕手筆頭候補として期待がかかる今シーズンは、持ち前のキャプテンシーと高い守備力で首脳陣にアピール。オープン戦、練習試合と出場 ... 続きを見る
2020/06/28
津留﨑大成 2人目は、大卒ルーキー右腕・津留﨑大成。 津留﨑は、慶應大から2019年ドラフト3位で入団。慶應高時代の甲子園出場経験はなく、慶應大でも右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で、1年時はリハビリに専念した。以降は苦しい期間を経て、リリーフエースへと成長。4年時にはチームの明治神宮大会優勝にも貢献した。 ルーキーイヤーの今シーズンは、キャンプから一軍に帯同。オープン戦初戦では失点を喫したが、以降は練習試合に入っても無失点投球を続け、見事開幕一軍の切符を手に入れた。21日のオリックス戦ではプロ初登板を果たし、1回無失点に抑えた。 &nb ... 続きを見る
2020/06/27
三森大貴 2人目は、高卒4年目の内野手・三森大貴。 三森は、青森山田高から2016年ドラフト4位で入団。3年春に甲子園出場を果たし、「4番・遊撃」としてチームを牽引した。 ルーキーイヤーから2年間は二軍で経験を積み、昨シーズンは序盤に一軍初昇格。初スタメンとなった試合では猛打賞を記録するなどインパクトを残し、最終的に24試合に出場した。 二塁のレギュラー候補として期待される今シーズンは、オープン戦から出場を続け、練習試合ではシュアな打撃でアピールに成功。初の開幕一軍入りを手にした。開幕戦こそ牧原大成にスタメンを譲ったが、翌20日の千葉ロッテ戦で ... 続きを見る
2020/06/27
泉圭輔 2人目は、大卒2年目右腕・泉圭輔。 泉は、金沢星稜大から2018年ドラフト6位で入団。金沢西高時代の甲子園出場経験はないが、金沢星稜大では1年時から登板を重ね、リーグ戦通算18勝をマークした。 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、開幕一軍入りとはならなかったが、二軍で好投を続け、シーズン序盤に一軍初昇格。同年はリリーフとして14試合に登板し、2勝3ホールド、防御率1.96と安定した投球を見せた。 さらなる期待がかかる今シーズンは、オープン戦で7回2/3を無失点に抑え、首脳陣へ猛アピール。練習試合でも評価を上げ、開幕一軍入りを決めた。長身か ... 続きを見る
2020/06/26
呉念庭 2人目は、大卒5年目の野手・呉念庭。 呉は、第一工業大から2015年ドラフト7位で入団。岡山県共生高では甲子園出場経験はないが、第一工業大では1年時からレギュラーとして活躍を続けた。なお、台湾国籍の呉だが、日本の高校、大学を卒業してのドラフト入団であるため、日本人選手扱いとなっている。 ルーキーイヤーの2016年に一軍デビューを果たし、43試合に出場したが、以降は出場機会が減少。昨シーズンは自身初めての一軍出場なしに終わった。 勝負の年となる今シーズン、オープン戦では打撃の調子が上向かなかったが、練習試合では本塁打を放つと、これを機に調 ... 続きを見る
2020/06/26
浜屋将太 2人目は社会人卒ルーキー・浜屋将太。 浜屋は、三菱日立パワーシステムズから2019年ドラフト2位で入団。樟南高時代には3年夏に甲子園に出場を果たし、エースとしてチームを牽引した。卒業後は社会人の三菱日立パワーシステムズに進み、入社2年目からはエース格として活躍。3年目には都市対抗、社会人野球日本選手権にも出場を果たした。 貴重なリリーフ左腕として期待される今シーズン、オープン戦ではロングリリーフでも好投を見せ、首脳陣にアピール。練習試合でも登板を重ね、開幕一軍入りを果たした。 キレのある速球を活かした安定した投球で、一軍定着を目指す。 ... 続きを見る
2020/06/25
塩見泰隆 2人目は、社会人卒3年目の外野手・塩見泰隆。 塩見は、JX-ENEOSから2017年ドラフト4位で入団。武相高時代の甲子園出場経験はないが、帝京大では1年時からレギュラーとして活躍した。JX-ENEOSでは入社2年目にチームの主力へと成長し、同年にドラフト指名を受けた。 即戦力として期待された2018年は、二軍で3割を超える打率をマークし、夏場に一軍初昇格。プロ初安打も記録し、最終的に16試合に出場した。昨シーズンは、一軍で打撃不振に陥ったが、二軍では74試合に出場し、2年連続の3割越えとなる打率.310、16本塁打、23盗塁の好成績を残した。 &n ... 続きを見る
2020/06/25
清水昇 2人目は、大卒2年目右腕・清水昇。 清水は、國學院大から2018年ドラフト1位で入団。帝京高時代に甲子園出場は叶わなかったが、國學院大では2年時からエース格となり、リーグ戦通算13勝を挙げた。 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、一軍で3先発を含む11試合に登板するも、安定感を欠く投球が目立った。 迎えた今シーズンは、オープン戦からリリーフとして好投し、猛アピール。練習試合でも登板を重ね、開幕一軍入りを果たした。安定した投球を続ける清水への評価は日に日に高まっており、勝利の方程式の一角も視界に入っている。 【次ページ】異例の移籍を果たし ... 続きを見る
2020/06/24
髙松渡 2人目は、高卒3年目の内野手兼外野手・髙松渡。 髙松は、滝川二高から2017年ドラフト3位で入団。甲子園出場経験はないが、広角に打ち分けるバットコントロールと、圧倒的なスピードは高いレベルにあった。 ルーキーイヤーは二軍でも3試合の出場となったが、昨シーズンは82試合に出場。打率.278の成績を残し、シーズン終盤には一軍初出場も果たした。 今シーズンは練習試合でランニング本塁打を放つなど躍動し、首脳陣に猛アピールしたが、開幕一軍入りとはならなかった。好調の打撃を維持し、早期の一軍昇格を目指す。 【次ページ】注目度高い2018年ドラ1野手... 続きを見る
2020/06/24
梅津晃大 2人目は、大卒2年目右腕・梅津晃大。 梅津は、東洋大から2018年ドラフト2位で入団。仙台育英高時代には2年春に甲子園に出場を果たした。東洋大では1年時から登板したが、以降はイップスやけがに苦しんだ。苦悩を乗り越え、4年時にリーグ戦初勝利を記録。その後、将来性を高く評価され、中日からドラフト指名を受けた。 ルーキーイヤーの昨シーズンは、夏場に一軍昇格を果たし、先発として初登板初勝利を記録。その後も好投を続け、4勝、防御率2.34と堂々たる成績を残した。 さらなる期待を背負った今シーズンは、オープン戦では打ち込まれたが、練習試合でも先発 ... 続きを見る
2020/06/23
小園海斗 2人目は、高卒2年目の内野手・小園海斗。 小園は、報徳学園高から2018年ドラフト1位で入団。高校時代には2度甲子園に出場し、3年夏にはその活躍でチームをベスト8進出に導いた。また、2年時から2年連続で高校日本代表に選出され、チームの中核を担った。 ルーキーイヤーの昨シーズンは、オープン戦から一軍に帯同。開幕一軍入りとはならなかったが、シーズン途中に一軍初昇格を果たした。主に遊撃で58試合に出場し、4本塁打を放つなど高卒ルーキーらしからぬ活躍を見せた。 今シーズンは二軍スタートとなったが、遊撃、三塁のレギュラー候補としても期待されてお ... 続きを見る
2020/06/23
100打点達成者はなし 各球団の4番打者を集めた超重量級の打線。チーム本塁打数はプロ野球記録の259本を数えた。3番から7番まで続々とOPS.900超えの強打者が名を連ねた。ローズ、小久保、ペタジーニら本塁打王経験者の威圧感は相当なものだっただろう。 唯一の1桁本塁打に終わった遊撃手・二岡もけがに起因するコンディション不良によるもので、前年には29本塁打をマークしていた。そのため、全員に一発の可能性がある、一瞬たりとも気の抜けないラインアップだったと言えるだろう。また控えも、通算525本塁打を誇る清原和博や、広島時代に本塁打王に2度輝いた江藤智、現巨人ヘッドコーチの元木大介ら ... 続きを見る
2020/06/23
遠藤淳志 2人目は高卒3年目右腕・遠藤淳志。 遠藤は、霞ヶ浦高から2017年ドラフト5位で入団。1年夏に甲子園出場を果たしたが、1年生ということもあり、ベンチ入りとはならなかった。3年夏にはエースとして茨城県大会の決勝戦に駒を進め、延長15回を一人で投げ切る力投を見せた。 ルーキーイヤーの2018年は二軍で経験を積み、昨シーズンはリリーフとしてシーズン途中に一軍初昇格。登板を重ねるごとに評価を上げ、終盤には重要な局面を任されることも増えた。最終的に34試合に登板し1勝1敗1セーブ6ホールド、防御率3.16の成績を残した。 先発転向に挑戦する今シ ... 続きを見る
2020/06/22
島田海吏 2人目は、大卒3年目の外野手・島田海吏。 島田は、上武大から2017年ドラフト4位で入団。九州学院高時代には、2年春にレギュラーとして甲子園出場を果たした。上武大では、2年時からレギュラーを獲得。リーグ戦通算打率は3割を大きく上回り、4年時に選出された大学日本代表では、優勝に貢献する活躍を見せた。 赤星憲広氏(元阪神)の背番号「53」を引き継ぐなど大きな期待をかけられた島田は、ルーキーイヤーから開幕一軍に抜擢された。しかし、同年は12試合の出場に留まり、昨シーズンは7試合の出場となった。 今シーズンは開幕一軍入りを逃すも、二軍で出場を ... 続きを見る
2020/06/22
谷川昌希 2人目は、社会人卒3年目右腕・谷川昌希。 谷川は、九州三菱自動車から2017年ドラフト5位で入団。筑陽学園高では甲子園出場はなく、東京農業大時代にも登板を積み重ねたが、全国大会への出場はなかった。プロ注目となったのは、九州三菱自動車入社後のことだった。1年目から先発として活躍し、2年連続で補強選手として都市対抗に出場。3年目にはエースとしてチームを都市対抗へと導いた。同年に社会人日本代表にも選出され、大車輪の活躍で優勝を手にした。 即戦力として期待された2018年は、先発として一軍デビューを果たしたが、この1試合のみで二軍に降格。その後リリーフとして ... 続きを見る
2020/06/22
細川成也 2人目は、高卒4年目の外野手・細川成也だ。 細川は、明秀学園日立高から2016年ドラフト5位で入団。甲子園出場はなかったが、二刀流の好選手として知られていた。身体能力が高く、打撃では高校通算63本塁打を放った。 2017年には二軍で114試合に出場。荒削りながら、10本塁打をマークするなど、持ち味の長打力を発揮した。終盤に一軍昇格を果たすと、初打席初本塁打、2試合連続本塁打を放つ衝撃のデビューを飾った。クライマックスシリーズ、日本シリーズでも一軍に帯同し、安打を放つなど高卒ルーキーとは思えない活躍を見せた。以降もレギュラー候補としてその期待値は高い。 ... 続きを見る
2020/06/21
伊勢大夢 2人目は、大卒ルーキー右腕・伊勢大夢。 伊勢は、明治大から2019年ドラフト3位で入団。九州学院高時代には、エースとして2度の甲子園出場を果たした。明治大ではクローザーとして活躍していたが、3年時に先発へ転向した。4年時には森下暢仁(現広島東洋カープ)らとともに、全日本大学選手権に出場。大学日本代表にも選出された。 坂本とともに即戦力として期待される今シーズンは、リリーフとして計算されており、オープン戦、練習試合で好投を続けたことで、見事開幕一軍の切符を手にした。 サイド気味から投げ込む最速150キロ中盤の速球を武器に、一軍定着を目指 ... 続きを見る
2020/06/20
山下航汰 2人目は、高卒2年目の外野手・山下航汰。 山下は、健大高崎高から2018年育成ドラフト1位で入団。湯浅の1年後輩にあたる。2年春にレギュラーとして出場した甲子園では、2本の満塁本塁打を放ち、脚光を浴びた。2年夏は、群馬県大会で5試合連続本塁打を記録。高校通算75本塁打を放った。 ルーキーイヤーの昨シーズンは、二軍で大活躍。7月5日に早々と支配下契約を勝ち取った。その後一軍出場を果たし、初安打も記録。二軍では最終的に打率.332をマークし、イチロー以来となる高卒1年目での首位打者に輝いた。 今シーズンは開幕前に右手有鈎骨を骨折し、残念な ... 続きを見る
2020/06/20
チーム打率は当時の日本記録も投壊 ラインアップに名を連ねた野手が全員3割前後のアベレージを残したマシンガン打線。当時の日本記録となるチーム打率.294(現在はセ・リーグ記録)を残し、抜け目のない打線を形成した。711得点はチーム得点2位の巨人に約100点差つけたが、ダイハード打線同様本塁打数はリーグ4位で140本だった。 なかでもチームを牽引したのは、4番のロバート・ローズだ。打率.369、37本塁打をマークし、OPSは歴代二塁手の中でも最高クラスの1.094。そして打点は、1950年の小鶴誠に次ぐ歴代2位の153打点をたたき出した。前回のダイハード打線が100打点を4人で分 ... 続きを見る
2020/06/19
沼田翔平 2人目は、同じく高卒2年目右腕・沼田翔平。 沼田は、旭川大高から2018年育成ドラフト3位で入団。3年夏には甲子園出場を果たし、タイブレークの末、初戦敗退となったが、粘り強い投球でチームを牽引した。 ルーキーイヤーの昨シーズンは、三軍、二軍で登板。一軍の舞台を目指す今シーズンは、持ち味の制球力を武器にオープン戦、練習試合で好投を続け、猛アピール。堂々たる成績を残し、5月31日に念願の支配下契約を勝ち取った。 リリーフとしての活躍が期待される今シーズンは、開幕一軍入りとはならなかったものの、首脳陣に確かなインパクトを残した、まずは二軍で ... 続きを見る