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コラム

CPBL初代打撃王・王光輝氏が急死 台湾プロ野球の礎築いた功労者、“甲斐キャノン”とも対峙した息子は「ずっと良いお手本」

2021/09/01

 台湾プロ野球(CPBL)の初代打撃王(首位打者)、元兄弟エレフェンツの王光輝氏が、8月30日に肝臓がんのため他界した。56歳だった。2020年に末期の肝臓がんが発覚。自らの希望で公表せずに闘病を続けていたという。突然の訃報を受け、悲しみの声が溢れている。   今シーズンのプロ野球はDAZNで!いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中!    1964年に生まれた王氏は、台湾東部花蓮県にあるアミ族という先住民族で、陽岱鋼外野手(巨人)と郭源治氏(元中日)と同じ民族だった。高校は野球の名門中華高で、大学も郭源治と同じ輔仁大学に進学。国から期待されるスターだった。  1 ... 続きを見る


中田翔の巨人電撃移籍に台湾野球ファンも騒然。懸念される“陽岱鋼コース”、王柏融は「ポスト中田」の好機

2021/08/21

 読売ジャイアンツが20日、北海道日本ハムファイターズの中田翔内野手を獲得することを発表し、日本だけではなく台湾の野球ファンの間でも大きな話題となった。今シーズンは打率.193、4本塁打と打撃不振に陥っているが、チームメイトへの暴行問題により一、二軍全ての試合の出場停止処分を受けた後、トレードへと至った。   今シーズンのプロ野球はDAZNで!いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中!    中田の電撃移籍に対して、台湾の野球ファンも驚きの声が多かった。かつて元台湾代表の陽岱鋼外野手(現巨人)とともにプレーしていたからだ。当時は台湾でもパ・リーグの試合が中継されてお ... 続きを見る


大谷翔平、40本塁打の先に待つ記録たち エンゼルス球団記録まであと8本、ア・リーグ記録も視野!?

2021/08/16

大谷を待つ数字とは?  まず大谷が目指すのは節目の40本。続いて、「ロサンゼルス・エンゼルス」で史上最多となる、2019年にマイク・トラウトがマークした45本塁打だ。この記録を超えると、次にアナハイム・エンゼルス時代にトロイ・グロスがマークした球団記録の47本が見えてくる。エンゼルス史上40本塁打以上をマークしたのは、このグロス(2度)とトラウト(2度)、そしてアルバート・プホルス(現ドジャース)の3人だけだ。    そしてMLB史で46度、ア・リーグ史では24度(ともに複数回選手含む)記録されている50本塁打以上のラインを超えれば、わずか5人(8度)に絞られる60本以上ゾーンへ。5 ... 続きを見る


国吉は防御率5.16でも好成績? ロッテ-DeNA間で起こった有吉優樹-国吉佑樹のトレードをデータで分析する

2021/06/16

防御率5.16でも、データ分析の視点では悪くなかった国吉  最後にロッテに移籍することになった国吉についても触れておきたい。今季国吉はここまで18試合29.2イニングを投げ、防御率が5.16。昨季の防御率が3.13だったため、普通に考えれば大きく成績を落としている、あるいは不調と考えてしまう。しかし前述したように、投手が失点するかどうかは野手の守備力や運による影響も大きい。投手の能力が大きく反映される指標で見た場合、どのように評価できるだろうか。さきほどと同様にK-BB%で比較してみよう。   国吉佑樹の年度別K-BB% 年度  投球回 防御率 K-BB% 2018  16.2  4 ... 続きを見る


新“幕張の安打製造機”へ。高部瑛斗が語る手応え「少しずつ自分の形を持てている」 定着すれば大化けの予感も【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#1】

2021/05/10

「どんどん次につなげる年に」  高部に、ここまでのプロ生活で印象に残っている対戦を訊ねると、「プロ初ヒット(2020年10月9日)」のときを挙げてくれた。そういえば、プロ初安打も、初本塁打も、ともにソフトバンク・高橋礼投手から放ったものだった。得意意識のようなものがあるのだろうか。 「(高橋礼とは)大学時代から対戦はさせてもらっていたので、そういう慣れというのは少しはあったのかなと思います。(大学時代に対戦があるということで)気持ち的なものは全然違います」    東都大学2部リーグで通算129安打を記録した国士舘大時代に、当時専修大の高橋礼と顔を合わせていたのだ。    こ ... 続きを見る


“神の子”田中将大は日米通算でも歴代2位相当。NPB通算勝率ランキング、現役最高は同僚・岸孝之

2021/02/12

通算50勝以上で田中を上回るのは?  ここまでNPB通算99勝を挙げ、勝率.739と突出した数字を残している田中。しかし、対象を通算50勝以上の投手とすれば、田中を上回る選手が2人いる。    一人目は、現在では「沢村賞」で馴染み深い伝説の投手・沢村栄治。戦前の大投手は、105試合の登板で、765回1/3を投げ、63勝22敗、防御率1.74。通算勝率は.741を記録している。    そしてその沢村栄治をも凌ぐ勝率を残したのがホークスの「負けないエース」斉藤和巳だ。斉藤は、150試合で949回2/3を投げ、79勝23敗、防御率3.33。通算勝率は驚異の.775をマークした。2 ... 続きを見る


気になった菊池涼介の動き。指導者時代に選手へ伝えてきた「カバーリングやバックアップの重要性」

2021/01/27

プロ野球春季キャンプが2月1日から、宮崎と沖縄で一斉に開始する。阪神タイガースでは、元巨人・中日で現在は評論家としても活躍する“バントの神様”川相昌弘氏が臨時コーチを務めることで話題となっている。今回は川相氏の著書『ベースボールインテリジェンス』から、11月30日に公開した技術論、指導論を再掲載する。同氏のコーチングを受けるつもりで一読すると、より深く野球を知るきっかけとなるかもしれない。... 続きを見る


メジャー移籍目指す菅野智之 各指標が示すプロ8年間の変貌、ターニングポイントは意外なシーズンに

2020/12/20

 読売ジャイアンツは8日、菅野智之投手のポスティングシステムを利用したメジャー移籍の承認を発表。同日からメジャー30球団との交渉が解禁された。   今シーズンのプロ野球はDAZNで!いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中!    菅野は、東海大卒業後に1年間の浪人期間を経て2012年ドラフト1位で巨人に入団。チームのエースとして沢村栄治賞2回を始めとした数々のタイトルを受賞し、通算101勝を挙げた。    今回は、セイバーメトリクスの指標で菅野の投球を振り返り、プロ8年間の変貌に迫る。 唯一2桁勝利逃した2016年がさらなる飛躍のきっかけに   ... 続きを見る


大投手・工藤公康の哲学。代謝するローテ、的確な起用…投手王国ソフトバンクはどのように築かれたのか<再掲載>

2020/11/27

福岡ソフトバンクホークスが25日、読売ジャイアンツとの日本シリーズを制し、日本一4連覇を達成した。自慢の強力打線も然ることながら、最もセ・リーグとの差を浮き彫りにしたのが、圧倒的な投手力だ。投手出身の工藤公康監督が構築するローテーションにはどんな秘密があるのか。2017年10月18日に同監督の著書『野球のプレーに、「偶然」はない ~テレビ中継・球場での観戦を楽しむ29の視点~』(カンゼン)から一部抜粋で公開した“野球の見方”を再掲載する。... 続きを見る


元阪神ドリス、ジョンソンがメジャーの舞台で躍動 過去には元巨人マイコラスが最多勝を受賞..MLB移籍で活躍果たした“逆輸入”助っ人たち

2020/11/13

呉昇桓    2014年から2年間、阪神タイガースに在籍した呉昇桓。同年にメジャー移籍を果たした藤川球児投手(阪神)の穴を埋める活躍を見せた。2014年は39 セーブ、2015年は41セーブを挙げ2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。    オフにメジャー移籍を果たし、2016年からセントルイス・カージナルスでプレー。在籍2年間は主にクローザーを任され、特に2016年には、76試合に登板し6勝3 敗19セーブ14ホールド、防御率1.92をマークした。トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズの2球団に在籍した2018年もリリーフとして73試合に登板。昨季から韓国球界 ... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 球団別年齢分布・年齢構成から見るドラフト・FA補強ポイント<セ・リーグ編>【ドラフト2020】

2020/10/23

プロ野球志望届の提出が12日に締め切られ、高校生216人、大学生158人の計374人のドラフト指名候補が出そろった。26日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観点から探る。(※図表には、引退を表明している選手らも含まれる)... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 球団別年齢分布・年齢構成から見るドラフト・FA補強ポイント<パ・リーグ編>【ドラフト2020】

2020/10/23

プロ野球志望届の提出が12日に締め切られ、高校生216人、大学生158人の計374人のドラフト指名候補が出そろった。26日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観点から探る。(※図表には、引退を表明している選手らも含まれる)... 続きを見る


ロサンゼルス・ドジャースのポストシーズン戦績は? ワールドシリーズ初戦スタメンと主力選手紹介【MLBワールドシリーズ展望】

2020/10/21

ワールドシリーズ初戦スタメンと主力野手紹介 1番・右翼 ムーキー・ベッツ レギュラーシーズン成績 55試合、打率.292、64安打、16本塁打、39打点、10盗塁、OPS.928 ポストシーズン成績   12試合、打率.311、14安打、5打点、2盗塁、OPS.851    大型契約を交わし、今季ドジャースに加入したベッツ。期待通り不動のリードオフマンとして打線を牽引した。ポストシーズンでも走攻守に渡る活躍を続けており、リーグチャンピオンシップシリーズでは、2つのホームランキャッチを見せるなど敗退の危機に立たされたチームを幾度となく救った。   2番・遊撃 コーリー・シーガ ... 続きを見る


4球団競合の佐々木朗希、3球団競合の奥川恭伸と石川昂弥、新人王候補筆頭の森下暢仁…ドラフト目前、2019年ドラ1の今季を振り返る【ドラフト2020】

2020/10/21

パ・リーグ  パ・リーグは、西武の宮川哲投手、楽天の小深田大翔内野手が一軍に定着。特に小深田は、規定打席に到達して打率.280、15盗塁をマークしており、新人王の筆頭候補となっている。高卒では、オリックスの宮城大弥投手が先発として一軍デビューを果たした。     <埼玉西武ライオンズ> 宮川哲(東芝)    外れ1位競合の末、西武に入団した宮川。即戦力のリリーフとして開幕一軍入りを果たした。一時はリードした展開での登板を任されるなど、ここまで42試合に登板。防御率4.06ながら、37回2/3を投げ、41奪三振と高い奪三振率をマークしている。   <千葉ロ ... 続きを見る


筒香嘉智、ランディ・アロザレーナ…タンパベイ・レイズのポストシーズン戦績は? ワールドシリーズ初戦スタメンと主力選手紹介【MLBワールドシリーズ展望】

2020/10/21

ワールドシリーズ初戦スタメンと主力野手紹介 1番・一塁 ヤンディ・ディアス レギュラーシーズン成績 34試合、打率.307、35安打、2本塁打、11打点、OPS.814 ポストシーズン成績   8試合、打率.125、3安打、OPS.489    レギュラーシーズンでは打率.307と結果を残したディアス。本職は三塁だが、チーム事情から主に一塁を守っている。ポストシーズンでは打率.125と本来の力を発揮できていないが、主に左投手の先発時にはスタメン起用されている。   2番・二塁 ブランドン・ロウ レギュラーシーズン成績 56試合、打率.269、52安打、14本塁打、37打点、 ... 続きを見る


今オフFAの田中将大、名門ヤンキースでの7年間 メジャー通算78勝、ルーキーイヤーから6年連続2桁勝利【編集部フォーカス】

2020/10/20

2015年 ■24試合(154回)、12勝7敗、139奪三振、防御率3.51、WHIP0.99    2年目は「速球派」の投球スタイルから、制球力重視の「技巧派」へシフトチェンジ。日本人投手では4人目となる開幕投手の座を勝ち取った。4月下旬には故障者リスト(IL)入りとなったものの、復帰後は勝ち星を重ね、2年連続の2桁勝利をマーク。初めてポストシーズンの舞台も経験した。 【次ページ】2016年... 続きを見る


黄金期の雰囲気漂うブレーブス 25年ぶり世界一の鍵はポストシーズン5戦4完封と抜群の安定感誇る投手陣

2020/10/14

抜群の安定感誇る層厚いリリーフ陣  レギュラーシーズンでもまずまずの働きを見せたリリーフ陣。ポストシーズンでは8人の投手がリリーフ登板し、計1失点と抜群の安定感を見せている。    圧巻だったのは、ワイルドカードシリーズのレッズ戦。延長13回を戦った第1戦では、7人のリリーフ投手でバトンを繋ぎ、見事な完封リレーを見せた。続く第2戦では、ウィル・スミス投手、北海道日本ハムファイターズにも在籍したクリス・マーティン投手、マーク・メランソン投手が登板。3投手ともに無安打無四球と完璧なリリーフで、連日の完封勝利を収めた。投手陣全体では、2戦合計22回無失点と相手打線を寄せ付けなかった。 &n ... 続きを見る


故障者復帰で勢いに乗るヤンキース、メジャー屈指の超強力打線擁し11年ぶりのワールドチャンピオンへ

2020/10/06

ベストメンバーで11年ぶりの頂点へ  9月に入ると、故障者が続々と戦列復帰。地区2連覇は逃したものの、第5シードとして4年連続でポストシーズンへ進出した。    ベストメンバーで臨んだワイルドカードシリーズでは、第4シードのクリーブランド・インディアンスとの対戦となった。第1戦は今季ア・リーグ投手三冠のシェーン・ビーバー投手を攻略し、12-3と大差で勝利。第2戦も10-9と打撃戦を制し、連勝でディビジョンシリーズに駒を進めた。    役者が揃った打線は、圧倒的な破壊力で2戦合計22得点、7本塁打をマーク。特にトーレス、スタントン、アーシェラなど復帰組がレギュラーシーズンの鬱 ... 続きを見る


山本由伸と涌井秀章が2冠、浅村栄斗は本塁打王へ浮上ーー9月終了時点のタイトル選手は?<パ・リーグ編>

2020/10/04

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、8月に続いて112安打を放った楽天の鈴木大地内野手となった。9月はやや調子を落としたが、自身初の打撃タイトルに向けその座を死守した。2位は110安打でオリックスの吉田正、3位は105安打でソフトバンクの柳田となっている。   鈴木大地 112安打 吉田正尚 110安打 柳田悠岐 105安打   ♢盗塁  盗塁王は、26盗塁を決めたソフトバンクの周東佑京内野手だ。開幕から1ヶ月以上盗塁なしと出遅れたが、初盗塁を決めて以降はペースを上げ、9月は14盗塁、打率も3割を超えるなど打撃にも好影響を及ぼしている。2位は23盗塁で日本ハムの西川遥 ... 続きを見る


佐野恵太が首位打者と最多安打の2冠に浮上、菅野智之は3冠を維持ーー9月終了時点のタイトル選手は?<セ・リーグ編>

2020/10/04

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、3ヶ月連続で119安打を放ったDeNAの佐野となった。巧みなバットコントロールで安打を量産。状況に応じた打撃も目立ち、9月は39安打を積み上げた。2位は110安打で同じくDeNAの梶谷、3位には105安打でDeNAの宮﨑敏郎内野手、中日の大島洋平外野手が並んでいる。   佐野恵太 119安打 梶谷隆幸 110安打 宮﨑敏郎 105安打 大島洋平 105安打   ♢盗塁  盗塁王は、3ヶ月連続で20盗塁を決めた阪神の近本光司外野手となった。8月と同じく5盗塁をマークし、数字を伸ばした。2位は16盗塁で巨人の増田大輝内野手、3位は13盗 ... 続きを見る


カブス、レッズ…ポストシーズン進出8球団と注目選手は?<ナ・リーグ編>【編集部フォーカス】

2020/10/01

アトランタ・ブレーブス   シーズン成績 35勝25敗、勝率.583   注目選手   投手 マックス・フリード 今季成績 11試合(56回)、7勝0敗、50奪三振、防御率2.25、WHIP1.09   打者 マーセル・オズーナ 今季成績 60試合、打率.338、77安打、18本塁打、56打点、OPS1.067    アトランタ・ブレーブスは、3年連続でナ・リーグ東地区を制した。今季は投手成績が低水準だったものの、破壊力抜群の打撃陣がカバー。OPSは両リーグトップで、打率、本塁打もリーグ2位の数字となった。    注目投手は、先発左腕 ... 続きを見る


ヤンキース、ツインズ、レイズ…ポストシーズン進出8球団と注目選手は?<ア・リーグ編>【編集部フォーカス】

2020/09/30

オークランド・アスレチックス   チーム成績 36勝24敗、勝率.600 ア・リーグ西地区1位   注目選手   投手 クリス・バシット 今季成績 11試合(63回)、5勝2敗、55奪三振、防御率2.29、WHIP1.16   打者 ロビー・グロスマン 今季成績 51試合、打率.241、40安打、8本塁打、23打点、8盗塁、OPS.826    両リーグ通じて一番乗りでア・リーグ西地区優勝を決めたオークランド・アスレチックス。今季は打撃陣が軒並み不調となったものの、投手陣の奮闘でカバー。特にブルペン陣はリーグ随一の安定感を誇った。   ... 続きを見る


ダルビッシュ有、バウアー、デグロム…サイヤング賞は誰の手に? 近年重視されている指標とは【MLB成績データ分析】

2020/09/29

近年のサイ・ヤング賞で重視される指標とは  デグロムが受賞した過去2年を見ると、外的要因が関与する勝利数より、自身の投球内容のみが反映される防御率、奪三振、WHIPなどの指標が重視される傾向にあり、これらで他を圧倒する数字を残した投手が争いを制している。    2018年は、マックス・シャーザー投手(ワシントン・ナショナルズ)が18勝、300奪三振で最多勝と最多奪三振の二冠に輝いたが、防御率は2.53でリーグ3位。デグロムは10勝に留まり、奪三振でもシャーザーを下回ったが、2位以下を大きく引き離す防御率1.70で最優秀防御率を獲得し、より多くの票を集めた。    また、昨季 ... 続きを見る


周東佑京、増田大輝、佐野皓大、和田康士朗…代走の切り札担う育成から這い上がった韋駄天たち

2020/09/29

巨人の新たな切り札・増田大輝  最も「代走の切り札」としての活躍を見せているのが巨人の増田大輝内野手だ。    増田は、四国IL・徳島から2015年育成ドラフト1位で入団。大学中退後に一度とび職に就くも、野球の道に戻り、独立リーグを経てドラフト指名を受けた苦労人だ。    ルーキーイヤーは主に三軍で経験を積むと、2年目の2017年には一軍のオープン戦に帯同。シーズンでは二軍で好成績を残し、7月28日に支配下契約を結んだ。    しかし、以降も二軍暮らしが続き、昨季念願の一軍デビュー。主に代走、守備固めとして存在感を見せ、リーグ6位タイの15盗塁をマークした。 &n ... 続きを見る


圧倒的強さで首位に立つ巨人 独走態勢の裏にドラフト下位指名、育成出身選手の存在あり

2020/09/20

代走のスペシャリスト・増田大輝と期待の新星・松原聖弥  野手では育成出身の増田大輝、松原聖弥の2選手が強い存在感を放っている。    代走のスペシャリストの地位を確立したのは、育成ドラフト1位入団で独立リーグ出身の5年目、増田大輝内野手だ。増田は一度とび職に就くも、野球の道に戻り、独立リーグを経てNPB入りを果たした苦労人。入団後は俊足を活かしたプレーでアピールし、2年目の2018年7月28日に念願の支配下契約を勝ち取った。昨季一軍デビューを果たすと、主に代走として15盗塁を記録。今季は開幕一軍入りを果たすと、8月6日阪神タイガース戦では11点ビハインドの展開で投手としてマウンドに上 ... 続きを見る


前田健太、スライダーとチェンジアップの高い制球力が武器 WHIP0.74は断トツの数字、サイヤング賞も視野に【MLB成績データ分析】

2020/09/17

変化球割合    続いて、変化球についてだ。昨季投球の最も多くを占めていたフォーシーム(33.7%)。しかし、被打率.280、被長打率.517と痛打される場面が目立った。しかし今年は、フォーシームの割合を18.7%まで減少させた。その結果、フォーシームの被打率は.094と、全球種で最も優れた数字となった。    フォーシームに代わって最も多く投じているのはスライダー(38.6%)、次いでチェンジアップ(29.7%)だ。80マイル台前半の2球種を軸とすることで、メジャーリーグの中では速いとは言えない平均91.7マイル(約147.6キロ)の速球で、並み居る強打者たちを打ち取るこ ... 続きを見る


プロ野球ドラフト会議、今年の大卒はオリックス・山本由伸らの98年世代。 4年前に高卒でプロ入りした選手たちの現在は?<パ・リーグ編>【ドラフト2020】

2020/09/06

ロッテ、日本ハム、オリックス <千葉ロッテマリーンズ> 島孝明投手(3位・東海大市原望洋高)※2019年引退 種市篤暉投手(6位・八戸工大一高)    ロッテは2選手を指名。6位の種市は、入団2年目の2018年に一軍デビューを果たし、昨季は先発として初勝利を含む8勝を挙げた。奪三振能力は特筆するものがあり、若きエースとしてのさらなる活躍が期待されている。   <北海道日本ハムファイターズ> 堀瑞輝投手(1位・広島新庄高) 高山優希投手(5位・大阪桐蔭高) ※2020年から育成契約 山口裕次郎投手(6位・履正社高) ※入団合意せず 郡拓也捕手(7位・帝京高) 今井順之助内野手 ... 続きを見る


プロ野球ドラフト会議、今年の大卒はオリックス・山本由伸らの98年世代。 4年前に高卒でプロ入りした選手たちの現在は?<セ・リーグ編>【ドラフト2020】

2020/09/05

広島、中日、ヤクルト <広島東洋カープ> 高橋昂也投手(2位・花咲徳栄高) 坂倉将吾捕手(4位・日大三高) アドゥワ誠投手(5位・松山聖陵高) 長井良太投手(6位・つくば秀英高)    広島は4選手を指名。全員が一軍デビューを果たしている。5位のアドゥワは。入団2年目の2018年にリリーフとして53試合に登板。昨季は先発に転向し3勝を挙げた。4位の坂倉は、持ち味の打力に加え守備力の向上も見せており、一軍の重要戦力となりつつある。   <中日ドラゴンズ> 石垣雅海内野手(3位・酒田南高) 藤嶋健人投手(5位・東邦高)    中日は2選手を指名。5位の藤嶋は、入団2年 ... 続きを見る


涌井秀章が3冠、中田翔は2部門でトップ、柳田悠岐は意外にも無冠にーー8月終了時点のタイトル選手は?<パ・リーグ編>

2020/09/04

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、85安打を放った楽天の鈴木大だ。昨オフにFA移籍で楽天に加入した鈴木大は、開幕を「2番・三塁」で迎えたが、以降は様々な打順で起用。高い対応力で期待通りの働きを見せている。6、7月も3割を超える打率をマークしたが、8月はさらに状態を上げ、打率.394、月間41安打を放った。2位は81安打でオリックスの吉田、3位は76安打でソフトバンクの柳田となっている。   鈴木大地 85安打 吉田正尚 81安打 柳田悠岐 76安打   ♢盗塁  盗塁王は、16盗塁を決めた千葉ロッテマリーンズの和田康士朗外野手だ。今季3年目の和田は、持ち味の俊足で猛 ... 続きを見る


菅野智之が3冠、岡本和真、村上宗隆は2部門でトップにーー8月終了時点のタイトル選手は?<セ・リーグ編>

2020/09/04

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、6、7月度に続き80安打を放ったDeNAの佐野となった。ここまで全試合に4番で先発出場。8月は月間34安打を放ち、2位以下を引き離した。2位には73安打でヤクルトの村上、中日の大島洋平外野手が並んだ。   佐野恵太 80安打 村上宗隆 73安打 大島洋平 73安打   ♢盗塁  盗塁王は、6、7月度に続き15盗塁を決めた阪神の近本光司外野手となった。不振に陥っていた打撃も改善を見せ、8月は打率.352をマーク。2年連続盗塁王に向け視界は良好だ。2位は12盗塁で巨人の増田大輝内野手、3位は9盗塁で広島の堂林翔太内野手となっている。 & ... 続きを見る


ジョーンズ、ディクソン、ヒギンス…オリックスに所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/09/03

野手 スティーブン・モヤ 投打   右投左打 守備位置 外野手、一塁手 昨季成績 71試合、打率.242、64安打、11本塁打、38打点(シーズン合計成績) 今季成績 7試合、打率.241、7安打、3打点    来日3年目を迎えたモヤ。昨季は7月に中日からトレードで加入すると、オリックスでは64試合の出場で2桁10本塁打を放った。今季は開幕を二軍で迎えると、しばらく二軍暮らしが続いた。7月31日にようやく一軍昇格を果たしたが、7試合の出場で本塁打ゼロに終わり、8月10日に二軍降格となった。   アダム・ジョーンズ 投打   右投右打 守備位置 外野手 新入団 今季成績 58 ... 続きを見る


マルティネス、バーヘイゲン…日本ハムに所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/09/02

野手 王柏融 投打   右投左打 守備位置 外野手 昨季成績 88試合、打率.255、78安打、3本塁打、35打点、1盗塁 今季成績 25試合、打率.136、6安打、1打点    来日2年目を迎えた王。昨季は大きな期待がかかったが、けがの影響もあり88試合出場に留まった。今季はオープン戦、練習試合でレベルアップした打撃を見せ猛アピール。「5番・指名打者(DH)」で開幕スタメンの座を射止めた。しかし好調の打撃は影を潜め、31打数3安打、打率.097と大きく低迷。7月26日に二軍降格となった。8月18日には再昇格を果たすも、打撃不振に苦しんでいる。   クリスチャン・ビヤヌエバ ... 続きを見る


マーティン、レアード、ハーマン…ロッテに所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/09/01

野手 ブランドン・レアード 投打   右投右打 守備位置 三塁手 昨季成績 139試合、打率.248、121安打、32本塁打、89打点 今季成績 39試合、打率.233、31安打、6本塁打、15打点    来日6年目を迎えたレアード。昨季は打率.248も32本塁打、89打点をマークし、チームの得点源となった。今季は開幕を「4番・三塁」で迎えると、10試合で5本塁打と好調なスタートを切った。しかし7月になると不調に陥り、月間打率.209、本塁打は1本のみに終わると、腰の張りを訴え、8月5日に登録抹消。現在は治療の為一時帰国し、再来日は未定となっている。   レオネス・マーティ ... 続きを見る


ロメロ、ブラッシュ、ブセニッツ…楽天に所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/27

野手 ステフェン・ロメロ 投打   右投右打 守備位置 外野手 昨季成績 81試合、打率.305、90安打、18本塁打、63打点、3盗塁 今季成績 51試合、打率.298、54安打、15本塁打、35打点    オリックス・バファローズから移籍したロメロ。昨季はけがの影響で81試合の出場に留まるも、打率.305、18本塁打と存在感を示した。今季は「6番・右翼」として開幕スタメンを掴むと、期待通りの活躍で打線を牽引。7月以降は打率こそやや落としているが、現時点で15本塁打とハイペースでアーチを描いている。   ジャバリ・ブラッシュ 投打   右投右打 守備位置 外野手 昨季成績 ... 続きを見る


ニール、ギャレット、スパンジェンバーグ…西武に所属する助っ人外国人選手の活躍は?――2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/26

野手 エルネスト・メヒア 投打   右投右打 守備位置 一塁手 昨季成績 75試合、打率.211、27安打、6本塁打、31打点 今季成績 18試合、打率.250、12安打、6本塁打、11打点    来日7年目を迎えたメヒア。昨季は自己ワーストの75試合の出場で6本塁打と悔しいシーズンになった。今季も開幕一軍入りを逃すなど厳しいスタートとなるも、7月25日に一軍へ昇格。直後は結果が出なかったが、8月6日日本ハム戦で今季初安打となる第1号本塁打を放つと、11日楽天戦では3年ぶりとなる1試合2本塁打を記録するなど、8月だけで6本塁打と持ち前の長打力を存分に発揮している。   コー ... 続きを見る


モイネロ、ムーア、バレンティン…ソフトバンクに所属する助っ人外国人選手の活躍は?――2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/25

野手 ウラディミール・バレンティン(日本人選手扱い) 投打   右投右打 守備位置 外野手 昨季成績 120試合、打率.280、115安打、33本塁打、93打点 今季成績 47試合、打率.196、31安打、9本塁打、22打点    東京ヤクルトスワローズから移籍したバレンティン。来日10年目の今季からは日本人選手扱いとなる。昨季も33本塁打を放つなど長打力を発揮し、ソフトバンクでもその活躍に期待がかかったが、開幕から絶不調。6、7月は7本塁打を放つも、打率.182と大きく低迷した。8月に入っても本調子とは程遠く、打順も下位に。8月21日には二軍降格となった。   アルフレド ... 続きを見る


エスコバー、マクガフ…ヤクルトに所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/23

野手 アルシデス・エスコバー 投打   右投右打 守備位置 遊撃手 新入団 今季成績 45試合、打率.291、46安打、1本塁打、18打点、4盗塁    メジャーでは遊撃の名手として名を馳せ、ゴールドグラブ賞も受賞した経歴を持つエスコバー。オープン戦、練習試合ではメジャー仕込みの守備を披露し、期待通り正遊撃手として開幕を迎えた。打撃面でも開幕直後は不調だったが、7月は打率.309とシュアな打撃で高打率を残した。8月以降も調子を維持しており、高い貢献度を見せている。... 続きを見る


ビシエド、Wマルティネス …中日に所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/21

野手 ダヤン・ビシエド 投打   右投右打 守備位置 一塁手 昨季成績 143試合、打率.315、168安打、18本塁打、93打点、2盗塁 今季成績 52試合、打率.286、58安打、12本塁打、43打点、1盗塁    来日6年目を迎えたビシエド。昨季も主に4番として全試合出場を果たし、ベストナインに輝くなど、打線の中核を担った。今季はやや低調なスタートを切ったが、7月は打率.340、7本塁打とその遅れを取り戻した。8月は再び低調気味となっているが、19日のヤクルト戦では2本塁打と復調の兆しを見せており、今季も不動の4番として存在感を放っている。   ソイロ・アルモンテ 投 ... 続きを見る


ピレラ、ジョンソン、フランスア…広島に所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/20

野手 アレハンドロ・メヒア 投打   右投右打 守備位置 三塁手、一塁手 昨季成績 56試合、打率.259、42安打、7本塁打、17打点 今季成績 21試合、打率.214、12安打、2本塁打、4打点、1盗塁    来日5年目を迎えた育成出身のメヒア。昨季は自己最多の56試合に出場し、7本塁打を放った。レギュラー定着を狙う今季は、開幕一軍入りを果たすと、開幕2戦目の6月20日DeNA戦で「5番・三塁」としてスタメン出場も無安打となり、6月は不振が続いた。7月に入ると調子は上向きとなったが、ライバルの堂林翔太、ホセ・ピレラらが好調を維持していたため、出場機会は減少。7月24日に二軍降格と ... 続きを見る


ロペス、ソト、オースティン…DeNAに所属する助っ人外国人選手の活躍は?――2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/15

野手 ホセ・ロペス 投打   右投右打 守備位置 一塁手 昨季成績 142試合、打率.241、133安打、31本塁打、84打点 今季成績 42試合、打率.256、41安打、4本塁打、17打点    来日8年目を迎えたロペス。昨季は打率こそやや低迷したものの、31本塁打を放ち、クリーンアップの一角としてチームに貢献した。日米通算2000安打も視野に入れる今季は、開幕から絶不調。スタメン落ちとなるなど、年齢による衰えも心配された。7月に入ると、持ち味の勝負強い打撃を取り戻していたが、現在は再び不調気味となっている。   ネフタリ・ソト 投打   右投右打 守備位置 外野手、一塁 ... 続きを見る


ボーア、サンズ、スアレス…阪神に所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン6、7月度助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/09

野手 ジェフリー・マルテ 投打   右投右打 守備位置 三塁手、一塁手 昨季成績 105試合、打率.284、99安打、12本塁打、49打点 今季成績 13試合、打率.289、13安打、2本塁打、5打点    来日2年目を迎えたマルテ。今季は「3番・三塁」で開幕を迎えると、好調を維持し、打線を牽引した、以降は4番に座っていたが、左ふくらはぎの張りを訴え、7月11日に登録抹消。現在は2軍で実戦復帰を目指している。   ジャスティン・ボーア 投打   右投左打 守備位置 一塁手 新入団 今季成績 31試合、打率.265、27安打、7本塁打、19打点、1盗塁    メジャ ... 続きを見る


サンチェス、パーラ…巨人に所属する助っ人外国人選手の活躍は?ーー2020年シーズン6、7月度助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/07

野手 ヘラルド・パーラ 投打   左投左打 守備位置 外野手 新入団 今季成績 29試合、打率.305、29安打、3本塁打、12打点    昨季のワールドチャンピオン、ワシントン・ナショナルズから加入したパーラ。MLBではゴールドグラブ賞を2回受賞するなど、外野守備も魅力の中距離打者だ。「7番・右翼」で開幕スタメンを掴むと、開幕3連戦で2本塁打を記録。メジャー仕込みの打棒を見せた。最近はスタメン落ちの試合も見られるが、チームの貴重な戦力となっている。   ゼラス・ウィーラー 投打   右投右打 守備位置 三塁手、一塁手、外野手 昨季成績 117試合、打率.243、100安打 ... 続きを見る


イチローが現役引退を表明、大谷翔平は打者に専念――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2019年編】

2020/08/06

現役引退を表明したイチロー  メジャー19年目を迎えたイチローは、遂にその現役生活にピリオドを打った。    2018年シーズン途中にマリナーズのスペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)に就任したイチロー。オフにマリナーズと選手契約を交わし、日本で行われるオークランド・アスレチックスとの開幕2連戦に向けて、開幕ロースター入りを果たした。    3月20日の開幕戦では、「9番・右翼」でスタメン出場。第1打席は二飛、第2打席では四球を選ぶと、直後の4回の守備からベンチに退き、開幕戦は1打数無安打1四球という結果になった。    21日の2戦目には、同じく「 ... 続きを見る


ソフトバンク柳田悠岐が3部門でトップ、種市篤暉は最優秀防御率に――6・7月度月間タイトル選手は?<パ・リーグ編>

2020/08/05

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、47安打を放ったソフトバンクの柳田。7月28日の西武戦では通算1000安打も達成した。2位は45安打で楽天の鈴木大地内野手、3位は44安打でオリックス吉田となっている。   柳田悠岐 47安打 鈴木大地 45安打 吉田正尚 44安打   ♢盗塁  盗塁王は、12盗塁を決めたロッテの荻野だ。35歳を迎える荻野だが、足でも例年通りの存在感を見せた。現在は故障離脱を強いられており、早期復帰を目指している。2位は10盗塁で盗塁王3度の実績を持つ日本ハムの西川遥輝外野手、3位には7盗塁で西武の源田壮亮内野手、主に代走として出場しているオリック ... 続きを見る


再ブレイクを見せたカープ堂林翔太が首位打者、菅野智之は4部門でトップに――6・7月度月間タイトル選手は?<セ・リーグ編>

2020/08/04

安打、盗塁、出塁率 ♢安打  最多安打は、46安打を放った横浜DeNAベイスターズの佐野恵太外野手、宮﨑敏郎内野手の2人だ。筒香嘉智の後継者として4番を務める佐野は、本塁打こそ出ていなかったものの、開幕から打撃好調。7月22日にようやく今季第1号本塁打を放つと、そこから3試合連続本塁打を放つなど、日に日に存在感を増している。対して様々な打順をこなす宮﨑は、与えられた場所で結果を残し、打線の潤滑油となっている。3位には44安打で広島の鈴木、堂林の2人が続いている。   佐野恵太 46安打 宮﨑敏郎 46安打 鈴木誠也 44安打 堂林翔太 44安打   ♢盗塁  盗塁王は、10 ... 続きを見る


二刀流・大谷翔平が新人王に輝く衝撃のメジャーデビュー 、イチローは古巣マリナーズに復帰――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2018年編】

2020/08/01

イチローは古巣マリナーズに復帰。シーズン途中に異例の就任も  続いて、メジャー18年目を迎えたイチローだ。  同年はキャンプインまで未所属となっていたが、3月にシアトル・マリナーズと契約。古巣への復帰が決定した。    開幕戦に「9番・左翼」として名を連ね、5年ぶりの開幕スタメンを勝ち取ったイチロー。しかし、打撃不振となり、シーズン序盤の5月3日に、マリナーズのスペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)への異例の就任が発表され、残りの試合は欠場することも伝えられた。    最終的に15試合の出場で、打率.205、OPS.460となった。就任以降はチームに帯同し、選 ... 続きを見る


イチロー、青木宣親の2人となった日本人野手。両選手の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2017年編】

2020/07/30

青木宣親の2017年シーズン  そして、メジャー6年目を迎えた青木だ。    前年のシーズン終了直後にウエーバー公示を経て、アストロズへ移籍した青木。    4月の月間打率は3割を超えるなど、順調なスタートを切ると、6月11日には日米通算2000安打を達成した。    以降もまずまずの成績を残していたが、7月下旬にトレード移籍でトロント・ブルージェイズに加入。結果は残していたものの、僅か1ヶ月弱で自由契約となった。    直後にシーズン3球団目となるニューヨーク・メッツと契約。レギュラーとして出場を続け、目まぐるしい1年を終えた。    最終的 ... 続きを見る


イチローは記録ラッシュの1年、川﨑宗則のカブスはワールドチャンピオンに――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2016年編】

2020/07/29

青木宣親の2016年シーズン  オフにシアトル・マリナーズに移籍した青木。  前年に発症した目眩の影響も心配されたが、開幕スタメンを勝ち取った。しかし、低調な成績が続き、6月下旬には調整のためマイナーへ降格となった。    7月下旬に昇格するも、約1ヶ月で再降格。再び昇格した後は、持ち前の高い打撃技術を発揮した。    最終的に打率.283、OPS.738をマークしたが、118試合と出場数を減らした。同年は対左投手にも苦戦し、降格する要因の一つとなった。 【次ページ】新たな歴史を刻んだイチロー... 続きを見る


イチローがマーリンズに移籍。川﨑宗則、青木宣親の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2015年編】

2020/07/28

川﨑宗則の2015年シーズン  続いて、メジャー4年目を迎えた川﨑だ。    前年に一度自由契約となったが、ブルージェイズとマイナー契約を結び直した川﨑。過去3年間同様マイナーで開幕を迎え、アピールを続けていたが、頭部死球を受ける不運に見舞われた。    復帰後は、5月下旬にメジャー昇格を果たすと、主に守備固め、代走として出場。以降は故障者が出ると昇格、故障者が復帰後は降格のサイクルを繰り返した。    最終的に23試合出場に留まり、打率.214、OPS.598となった。同年は打席数も少なく、アピールの場もわずかなものだった。 【次ページ】青木宣親の2015年シー ... 続きを見る




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