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イチロー、青木宣親の2人となった日本人野手。両選手の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2017年編】

2020/07/30

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 7月23日(日本時間7月24日)に開幕を迎えたメジャーリーグ。60試合制や、ナショナル・リーグ初の指名打者(DH)制導入など、NPB同様2020年は異例のシーズンとなる。
 

 
 一方で、今年は新たに筒香嘉智、秋山翔吾、山口俊の3人がNPBから海を渡り、メジャーの舞台に挑戦。2人の野手が同時に挑戦するのは、2012年の青木宣親と川﨑宗則以来8年ぶりとなる。筒香と秋山は、日本人野手再評価の流れを作ることができるだろうか。
 
 本シリーズでは、年度別シーズンOPSランキングトップ10選手と、同年の日本人選手の成績を振り返り、時代背景とともに日本人野手のメジャーリーグ挑戦の軌跡を辿る。今回は2017年編。

2017年シーズンOPSランキングトップ10


 
 

 2017年は、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)が初の栄冠を手にした。同年は5月下旬に故障者リスト入りとなり、約1ヶ月半の離脱期間があったが、打率.306、33本塁打、72打点、両リーグトップのOPS1.071をマークした。
 
 2位には若手有望株・アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が初のランキング入りを果たした。メジャー2年目となった同年は、打率.284、52本塁打、114打点、OPS.1.049をマークし、アメリカン・リーグ本塁打王と新人王を獲得。プロスペクトの逸材が、一気に飛躍を遂げた。
 
 3位に両リーグトップの出塁率.454をマークした、ジョーイ・ボットー(シンシナティ・レッズ)、4位にジャンカルロ・スタントン(マイアミ・マーリンズ)が入った。
 
 同年のスタントンは、持ち前の打棒が爆発。両リーグトップの59本塁打、132打点をマークし、ナショナル・リーグ本塁打王、打点王の二冠を獲得。シーズンMVPにも輝いた。
 
 5位にはチャーリー・ブラックモン(コロラド・ロッキーズ)だ。同年は打率.331、37本塁打、104打点、OPS1.000をマークし、ナ・リーグ首位打者を獲得。安打数は両リーグトップの213本を数えた。
 
 6位はフレディ・フリーマン(アトランタ・ブレーブス)、7位はポール・ゴールドシュミット(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、8位はノーラン・アレナド(ロッキーズ)と続いた。
 
 9位には安打製造機の一面も持つホセ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)がランクインした。同年は両リーグトップの打率.346、24本塁打、81打点、OPS.957をマークし、ア・リーグ首位打者を獲得。トップバッターとして32盗塁も記録するなど足でも存在感を示した。その活躍でチームを牽引し、ワールドチャンピオンを達成。自身はシーズンMVPにも輝いた。
 
 10位はホセ・ラミレス(クリーブランド・インディアンス)という結果となった。

イチローの2017年シーズン

 2017年は、川﨑宗則がシーズン目前で契約解除。日本人野手の新たなメジャー挑戦もなかったため、イチロー、青木宣親の2人のみとなった。
 
 まずは、メジャー17年目を迎えたイチローの成績から振り返っていきたい。
 
 同年は開幕から打撃の調子が上がらず、打席数も減少。2割代前半でシーズンを折り返した。
 
 8月には復調の兆しを見せ、前半戦に比べるとスタメン出場も増加したが、前年と比べ、成績を落とすこととなった。
 
 最終的に打率.255、OPS.649となった。また、出場試合は136試合を数えたが、途中出場の割合が多くを占めたことで、打席数は大きく減少することとなった。

青木宣親の2017年シーズン

 そして、メジャー6年目を迎えた青木だ。
 
 前年のシーズン終了直後にウエーバー公示を経て、アストロズへ移籍した青木。
 
 4月の月間打率は3割を超えるなど、順調なスタートを切ると、6月11日には日米通算2000安打を達成した。
 
 以降もまずまずの成績を残していたが、7月下旬にトレード移籍でトロント・ブルージェイズに加入。結果は残していたものの、僅か1ヶ月弱で自由契約となった。
 
 直後にシーズン3球団目となるニューヨーク・メッツと契約。レギュラーとして出場を続け、目まぐるしい1年を終えた。
 
 最終的にシーズン合計109試合に出場。打率.277、10盗塁、OPS.728となった。メジャーでは7球団に在籍し、両リーグ全地区のチームを経験。毎年のように安定した成績を残し、同年で6年間の挑戦を終えた。MLB通算成績は、758試合の出場で、打率.285、33本塁打、219打点、OPS.738(出塁率.350+長打率.387)となっている。
 
 
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