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大投手・工藤公康の哲学。代謝するローテ、的確な起用…投手王国ソフトバンクはどのように築かれたのか

今季、パ・リーグを制したソフトバンクの強さは投手陣の安定感にある。自らも優勝請負人として通算200勝を達成した大投手である工藤公康は、どのような哲学でチームを作り上げたのか。同監督の著書『野球のプレーに、「偶然」はない -テレビ中継・球場で観戦を楽しむ29の視点-』(カンゼン)から、その要因を探る。

2017/10/18

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6人目は常に開けた状態に

 パ・リーグのペナントレースを制した福岡ソフトバンクホークス。94勝49敗、勝率.657と圧倒的な強さを誇り、リーグ史上最速での優勝を果たした。残すはクライマックスシリーズ、そして日本シリーズだが、2年ぶりの日本一へ機運は高まっている。
 
 強さの1つとなっているのが12球団トップの防御率3.22を誇る投手陣である。
 
 チームを率いる工藤公康監督は西武、ダイエー、巨人、横浜を渡り歩き、29年に及ぶ現役生活で224勝を積み上げた大投手でもある。巨人までは所属球団を日本一に導く活躍で「優勝請負人」と謳われた。
 
 工藤監督の投手起用法に関する哲学は、著書『野球のプレーに、「偶然」はない -テレビ中継・球場で観戦を楽しむ29の視点-』(カンゼン)に記されている。
 
 同書において、工藤監督は先発ローテーションの考え方について、「もし、僕が監督だったら先発ローテーションは5人で回す。6人目は常に開けた状態にしておき、中継ぎやファームで結果を残した若手を抜擢していく」と述べている。
 
 先発候補(エース)→先発候補(2番手)→先発候補(3番手)→先発候補(4番手)→先発候補(5番手)→中継ぎやファームからの昇格(常に競争させる)

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