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夢物語か名案か。MLBのアリゾナ全試合開催プランがユニークな理由 新型コロナウイルス対策のアイデア続々

2020/04/08

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 MLBと選手会がメジャー30全球団をアリゾナ州フェニックス近辺に集結させ、2020年シーズンの全試合を当地で開催する案を検討していることが明らかになった。5月に春季キャンプを再開し、数週間後にレギュラーシーズンを無観客試合で開催する計画が両者の間で話し合われているということだ。『AP通信』が匿名の関係者からの情報として報道し、数多くのメディアがこの話題を取り上げている。
 

 
 MLBは4月7日(日本時間8日)に声明を発表し、1拠点でのシーズン開催を選択肢として検討していることは認めたが、それ以上の説明はしていない。
 
 感染者が出たらどうするのか、マイナーリーグは中止のままでは怪我人が出たら補充できないのではないか、選手たちに4カ月以上もホテル住まいを強要するのか、などとこの計画の問題点を指摘することは容易だ。だがアリゾナだったらもしかして実現できるかもと人々に期待を抱かせるものがあることも確かだ。

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