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コラム

川相昌弘、ドラフト4位の肖像#3――「おー荒木大輔かと思って見てましたね」

2019/10/16

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った本日10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で公開する。... 続きを見る


プロ野球ドラフト会議、今年の大卒は97年世代。4年前に高卒でプロ入りした選手たちの現在は?<セ・リーグ編>

2019/10/16

<広島東洋カープ> 高橋樹也投手(3位・花巻東高) 青木陸内野手(7位・山形中央高) ※2018年戦力外   菊池雄星、大谷翔平らを輩出した花巻東出身の左腕・高橋樹。ここまで1軍のマウンドで19試合に登板したが、いずれも初勝利を掴むことはできていない。今季はファームで20試合に登板したが防御率8.31と精彩を欠き、ルーキーイヤー以来となる1軍未出場に終わった。     <中日ドラゴンズ> 小笠原慎之介投手(1位・東海大相模高) 呉屋開斗投手(育5・八戸学院光星) ※2016年引退   2015年ドラフト最注目選手の一人であった小笠原は、ルーキーイヤーから ... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#2――「お前は普通科高校に行って、大学に行ったほうがいいって言われました」

2019/10/15

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で先行公開する。... 続きを見る


川相昌弘、ドラフト4位の肖像#1――「ぼくたちは長嶋さんの全盛時代というのは知らない。それでも長嶋ファンでした」

2019/10/11

ドラフト四位指名―ドラヨンに結果を残している選手が多い。ドラフト一位指名は、その時点で同年代の野球少年の最前列にいると認められたことになる。その意味で、ドラヨンは、二列目以降の男たちとも言える。そんな“ドラヨン”で入団した野球選手を追った10/16発売の新刊「ドラヨン」から一部抜粋で先行公開する。... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<12球団比較編>

2019/10/11

 プロ野球志望届の提出が3日に締め切られ、高校生139人、大学生108人の計247人のドラフト指名候補が出そろった。17日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観点から探る。また、図表には、引退を表明している選手らも含まれる。    比較的ピラミッド型と言えるのが、ソフトバンク、広島、楽天だろう。巨人、ソフトバンク、楽天は、育成選手で形を整えながら、常勝軍団を目指しているようだ。    西武とDeNAの形は類似しており、現在のチーム状態の良さをうかがわせる。主力選手が集まる20代中盤が厚く、数シーズンに限れば無駄のない編成と言えるだろう ... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<パ・リーグ編>

2019/10/11

千葉ロッテマリーンズ 満25歳未満:投手15人、捕手0人、内野手4人、外野手3人 ~満30歳未満:投手10人、捕手5人、内野手6人、外野手4人 ~満35歳未満:投手13人、捕手0人、内野手6人、外野手5人 満35歳以上:投手1人、捕手1人、内野手1人、外野手0人    ロッテは、投手・野手ともに選手の高齢化が顕著だ。特に外野手は、21~25歳の選手がおらず、今季は荻野(34歳、満年齢)が125試合、角中(32歳)が101試合、清田(33歳)が80試合、岡(28歳)が76試合で外野守備に就いている。ドラフトでは、大卒選手など、空白の世代を補強すべきではないだろうか。    投 ... 続きを見る


12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<セ・リーグ編>

2019/10/10

広島東洋カープ 満25歳未満:投手18人、捕手2人、内野手7人、外野手3人 ~満30歳未満:投手14人、捕手2人、内野手8人、外野手4人 ~満35歳未満:投手6人、捕手2人、内野手3人、外野手2人 満35歳以上:投手2人、捕手1人、内野手0人、外野手2人    今年こそBクラスの4位でシーズンを終えたものの、若手主体のチーム編成で、将来性は十分にある。投手陣は、引退の永川と助っ人4投手を除けば、最年長は野村祐輔ら今年30歳の代。野村、大瀬良、九里、床田ら大卒組が先発の軸を担っており、ここにアドゥワ誠や山口翔らフレッシュな力が加われば、バランスの良い構成になりそうだ。     ... 続きを見る


【データで選出9月月間MVP】巨人を優勝に導いた坂本勇人が両リーグトップの貢献。投手では快挙達成の2人が最高評価

2019/10/08

最優秀防御率の中日・大野雄が全体最高評価。西武・ニールは驚異の月間無四球  投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。  セ・リーグは大野雄大(中日)、パ・リーグは千賀滉大(ソフトバンク)がそれぞれ8.8点、6.4点と最高の貢献を記録した。2人は9月にともにノーヒットノーランを達成した投手だ。   大野雄、千賀は、20%前後が平均となるK%(奪三振/打者)で、それぞれ24.2% ... 続きを見る


2019年の大谷翔平、膝に痛み抱えながらもチームトップの盗塁数。来季のカギは手術明けとエンゼルス新監督

2019/10/07

三塁打もチーム1の数字  左ひざ膝蓋骨手術という思わぬ形で2019年シーズンを終えた大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)。今季は、トミー・ジョン手術明けという点がフォーカスされていたこともあり、まさか左ひざに問題を抱えていたことは多くのファンも気づかなかった事実であっただろう。    膝に爆弾を抱えていたことを全く感じさせないほどに、今季の大谷の走塁面での活躍は素晴らしかった。日米7年間のプロキャリアを通じ、キャリアハイとなる、5本の三塁打に12盗塁をマーク。両方の数字ともチーム内でトップであった。また一塁までの平均到達タイム4.05秒もチームトップ(MLB全体で15位タイ)、平 ... 続きを見る


4球団競合の根尾昂と小園海斗、記録ずくめの阪神・近本光司…ドラフト目前、2018年ドラ1の今季を振り返る

2019/10/07

パ・リーグ  パ・リーグは、福岡ソフトバンクホークスの甲斐野央投手が1軍で65試合に登板する活躍。吉田輝星投手(北海道日本ハムファイターズ)がプロ初勝利を挙げるなど、大器の片鱗を見せつけた。野手では、千葉ロッテマリーンズの藤原恭大外野手が高卒新人として球団史上54年ぶり3人目となる開幕スタメンに抜擢された。 <埼玉西武ライオンズ> 松本航投手(日本体育大)   ドラフトでは、リーグ覇者・西武に一本釣りされる形で入団した松本航。開幕こそ肺炎で出遅れたものの、5月に1軍に合流し、以降16試合に先発登板した。“山賊打線”の援護も受けて、7勝4敗と勝ち越し、チームのリーグ連覇に貢献した。 & ... 続きを見る


シーズン終盤の伸びはもはや“伝統”。アスレチックスが2年連続のWC枠獲得へ、金満球団を抑える「マネー・ボール」

2019/09/12

低年俸でも強い3チームの争い  アスレチックスと言えば、セイバーメトリクスと呼ばれる統計学的手法を用いて、選手の年俸を低く抑えながらも勝利を目指す戦略で知られている。    米国大手紙『USA Today』によれば、アスレチックスの今シーズンの年俸総額は30チーム中23位で、シカゴ・カブスやニューヨーク・ヤンキーズの半分以下だ。興味深いことに、ア・リーグのワイルドカード枠を争うレイズは同30位、インディアンスも同16位と、どちらも同じように年俸総額は低い。    さらに経済専門誌『フォーブス』の試算によれば、チームの資産価値もインディアンスが25位、アスレチックスが26位、 ... 続きを見る


【データで選出8月月間MVP】西武・森友哉が両リーグ断トツの貢献。投手では前半戦不調の巨人・菅野智之が今季初のランクイン

2019/09/05

前半戦不調の巨人・菅野がセ最高評価。西武・増田、阪神・岩崎は救援ながら月間わずか1四球  投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。      パ・リーグは有原航平(日本ハム)、セ・リーグは菅野智之(巨人)がそれぞれ7.4点、6.4点と最高の貢献を記録した。菅野は今季前半戦不調にあえいだが、8月は調子を取り戻していたようだ。    2人はともにほかの投手より ... 続きを見る


大谷翔平、崩れる「心・技・体」のバランス。エンゼルスの低迷やキャリア初の打者専念も影響か

2019/09/03

 大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の2019年シーズンはこのまま終わってしまうのか。この一週間を17打数2安打、打率.118で終え、13打席ヒットから遠ざかっている。現地8月20日(日本時間21日)の試合終了時に.307まで上昇した打率は、わずか2週ほどで.289まで下降してしまった。... 続きを見る


ヤクルト・山田? DeNA・伊藤? 日本ハム・吉田? “じゃない方”と呼ばれる選手たち2【編集部フォーカス】

2019/09/02

ソフトバンク育成の長谷川と中村 長谷川宙輝、中村晨、中村宜聖(福岡ソフトバンクホークス育成) 長谷川宙輝 育成3年目 中村晨 育成4年目 中村宜聖 育成1年目   ソフトバンクの長谷川と中村といえば、高い打撃技術を持つ生え抜き選手だ。だが、ソフトバンクには、ほかにも長谷川と中村がいる。背番号「134」の長谷川宙輝は、今季2軍戦で9試合に登板し、支配下登録に向けてアピール。中村晨は3軍戦で24試合に登板した。中村宜聖も3軍戦で61試合に出場し、着々と経験を積んでいる。ソフトバンクの育成選手は、数々の1軍戦力を輩出しているだけに、第2の長谷川、第2の中村にも期待がかかる。 楽天の清宮 清 ... 続きを見る


「あの時の敗戦が本当に財産になっています」。履正社を変えた奥川恭伸の存在、星稜に選抜のリベンジなるか【甲子園決勝戦展望】

2019/08/21

第101回全国高校野球選手権大会の決勝戦が22日、阪神甲子園球場で行われる。圧倒的な打力で勝ち上がってきた履正社(大阪)と、絶対的エース奥川恭伸擁する星稜(石川)が対戦する。果たして101回目の甲子園決勝を制し、令和最初の頂点に立つのはどちらのチームだろうか。 ... 続きを見る


甲子園ベスト4の兵庫代表・明石商。変革もたらした狭間善徳監督が語る野球論「守れなければ勝てない」

2019/08/21

春に続いてのベスト4進出。明石商に変革をもたらした狭間監督、根底にあるのは「トーナメントは守れなければ勝てない。まずは守りから」という考えだ。『高校野球界の監督がここまで明かす!野球技術の極意』(大利実著)から狭間監督の野球の守備に関する技術論を一部抜粋で公開です! ... 続きを見る


「全力疾走がプレッシャーに」。注目カード制した東海大相模、近江の選手たちが証言する強さの正体【全国高校野球】

2019/08/11

東海大相模・門馬監督も近江バッテリーを警戒  試合前の両者はこの1戦に緊迫していた。    特に、東海大相模の門馬敬治監督は対戦に控えて、林―有馬のバッテリーを警戒していた。    試合前の門馬監督はこう語っていたものだ。   「有馬くんは、試合展開や状況によって、配球を変えてくるんです。県大会の試合を見たんですけど、大げさに言えば、全試合の配球が違うくらい。データを取っても特徴が出なかった。だから、今日のポイントとしては、林―有馬くんのバッテリーに考えさせる選択肢を増やしたい。バッターだけではない、後ろにちらつくものを感じさせたい」    その中での対 ... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<九州>【第101回全国高校野球】

2019/08/06

■藤蔭(大分) 大分代表・藤蔭出身選手には、広島の一岡竜司投手がいる。一岡は、2013年オフに巨人から大竹寛投手の人的補償として広島に移籍すると、移籍1年目から才能を開花させ、ブルペンを支える頼れるリリーバーへと成長した。今季も32試合に登板し、16ホールド、防御率2.70をマークしている。   ■富島(宮崎) 宮崎代表は、夏・初出場の富島。昨年、春の選抜で初の甲子園出場を果たした新鋭校は、この夏、さらに飛躍することができるだろうか。   ■神村学園(鹿児島) 2年ぶり5回目の夏となった鹿児島代表・神村学園。出身選手に、巨人の野上亮磨投手や、ルーキーの羽月隆太郎内野手(広島 ... 続きを見る


エンゼルス・大谷翔平、波に乗り切れなかった7月。厳しいマークも「ストライクに来た球は普通に打てる球」

2019/08/05

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、好調だった6月と比べ、7月は数字を落とした。チームの不調と重なるように状態は上向かないが、打てないときも、四球や盗塁など勝つための努力を惜しまない。大谷攻略へ他チームがマークを強める中、大谷は平常心を崩さない。... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<中国・四国>【第101回全国高校野球】

2019/08/05

四国 ■高松商(香川) 香川代表の高松商は23年ぶり20回目となる夏の甲子園。千葉ロッテマリーンズの松永昂大投手の出身校だ。松永は入団以降、6年連続で40試合以上に登板。今季もすでに31試合に登板し、防御率1.07と圧巻の成績を収めている。   ■鳴門(徳島) 徳島代表の鳴門も公立校ながら2年連続13回目の夏出場。元西武の潮崎哲也氏らを輩出した名門で、現在は、JR東日本を経てソフトバンクに入団したルーキー板東湧梧投手が、同校出身者として挙げられる。   ■宇和島東(愛媛) 9年ぶり9回目の出場を決めた愛媛代表・宇和島東。現役NPB選手こそいないが、メジャーリーグでも活躍した ... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<近畿>【第101回全国高校野球】

2019/08/05

■明石商(兵庫) 明石商は、兵庫県を2年連続で制した公立校。同校出身の現役プロ選手に、西武のルーキー松本航投手がいる。松本は、10試合に登板し、5勝2敗、防御率4.59の成績を残しており、今後西武の先発陣を支えていく存在となりそうだ。   ■智弁学園(奈良) 奈良代表の智弁学園は、昨季大ブレイクを果たした読売ジャイアンツ・岡本和真内野手の出身校。また、阪神のプロ15年目のベテラン岡﨑太一捕手も同校出身だ。ほかにも、廣岡大志内野手(ヤクルト)、社会人を経て入団した青山大紀投手(オリックス)らがいる。   ■智弁和歌山(和歌山) 3年連続24回目の出場を果たした和歌山代表・智弁 ... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<北信越・東海>【第101回全国高校野球】

2019/08/05

東海 ■静岡(静岡) 静岡は、4年ぶり25回目の夏出場。オリックスの守護神・増井浩俊投手の出身校だ。また、今季1軍デビューを果たした西武の鈴木将平外野手や、楽天の堀内謙伍捕手も同校出身選手だ。   ■誉(愛知) 愛知代表・誉も春夏通じて初の甲子園となる。同校出身の現役NPB選手はいないが、近年では、伊藤大智郎氏(ソフトバンク・2011-17)や松澤裕介氏(巨人・2017-18)らが、育成選手として在籍していた。   ■中京学院大中京(岐阜) 岐阜代表の中京学院大中京は、2017年より中京高から現名称へと変更。中京高時代の出身選手は、ソフトバンクの松田宣浩内野手、巨人の吉川尚 ... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<関東>【第101回全国高校野球】

2019/08/02

■習志野(千葉) 選抜準優勝の千葉・習志野が、夏の出場を決めた。習志野出身のNPB選手は、地元球団の千葉ロッテマリーンズに福浦和也内野手(兼2軍打撃コーチ)と1年目の古谷拓郎投手、楽天に山下斐紹捕手がいる。福浦は投手として入団したが、プロ入り後に野手転向し、昨18年に2000安打を達成した。   ■関東一(東東京) 東東京代表の関東一は、楽天のオコエ瑠偉外野手、広島の中村祐太投手、DeNAの山下幸輝内野手、中日の石?康太捕手の4人。オコエは2年目に規定未到達ながら打率.300をマークしたが、その後は伸び悩んでいる様子で、今季も打率.165と低迷している。   ■国学院久我山 ... 続きを見る


夏の甲子園2019、出場校出身のNPB現役選手は?<北海道・東北>【第101回全国高校野球】

2019/08/02

東北 ■八戸学院光星(青森) 2年連続10回目の夏の甲子園出場を決めた青森代表の八戸学院光星の出身選手は4人。学校名が光星学院の時代にプレーしていたのが、巨人・坂本勇人内野手、阪神タイガース・北條史也内野手、千葉ロッテマリーンズ・田村龍弘捕手だ。八戸学院光星となってからは、福岡ソフトバンクホークスの田城飛翔外野手が育成選手として3年目を迎えている。   ■花巻東(岩手) 岩手代表の花巻東は、菊池雄星投手、大谷翔平選手と現役メジャーリーガー2人を輩出。NPBでは、北海道日本ハムファイターズの岸里亮佑外野手、広島東洋カープの高橋樹也投手、東北楽天ゴールデンイーグルスの育成3年目・千葉耕太 ... 続きを見る


元甲子園球児がドミニカで指導者の道へ。アカデミーでは「ポテンシャルを伸ばすことを重要視」【ドミニカ野球奮闘記#4】

2019/07/31

「日本の選手をドミニカ経由でMLBに送り込んでみたい」  藤田さんは、日本の良い部分も指導できればと考えている。   「キャッチボールやペッパーなど、日本では基礎と重視される練習が、こちらではあまり重視されないので、こういう部分にアプローチできればと思います。先ほども言いましたが、ドミニカの指導者は細かいことは言わずに個々の思うようにプレーさせます。なので、基礎ができていない分、そこを埋めればもっと伸びるのにとは思っています。   逆に面白いなと思ったのは、こちらではソフトボールを使った練習をします。自分でも遠投などをしてみましたが、なかなか難しいですし、肩肘の張る部分も違 ... 続きを見る


来るとわかっていても打てない。驚異的な奪三振率を誇るジョシュ・ヘイダーのストレートの謎

2019/07/31

「地面から浮かび上がってくる」  この現象に注目したニュースサイト『FiveThirtyEight』ではヘイダーを大の苦手とするドジャースのマックス・マンシー(対戦成績5打数0安打4三振)に尋ねている。マンシーはスリークォーター気味に振られるヘイダーの腕の角度が目の錯覚を起こすのだという意味のコメントをしている。   「ヘイダーがボールを放すとき、殆ど脇の下からボールが来ているようだ。高回転(*)の速球がその角度から来ると、まるで地面から浮かび上がってくるように見える。それに97マイルか98マイルのスピード(*)が加わると、バットに捉えるのはとても、とても難しい」   (* ... 続きを見る


味全・川﨑宗則氏、8月中旬実戦デビューへ。コーチ業はMLBでの経験糧に「のんびり」を生かす

2019/07/30

元福岡ソフトバンクホークスの川﨑宗則氏が、台湾プロ野球・味全ドラゴンズと選手兼コーチとして3カ月間の限定契約を締結した。8月中旬には、およそ2年ぶりに実戦復帰をする予定だ。選手として、そしてコーチとして、台湾野球にどのような思いを持っているのだろうか。... 続きを見る


菊池雄星の好投の理由は? ゾーン勝負の新スタイル、手元で変化するストレートが奏功【雄星リポート第22戦】

2019/07/29

シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が26日(日本時間27日)、本拠地でのデトロイト・タイガース戦に先発し、7回途中まで投げて7安打2失点と好投した。勝敗はつかなかったものの、9安打7失点した前回登板の良い部分を引き継ぎ、復調の兆しを見せた。... 続きを見る


巨人と西武は75%超、DeNAと楽天は60%未満も…各球団の盗塁成功率は? 山田哲人は100%継続中

2019/07/26

100%は山田哲人と釜元豪。両リーグトップ30盗塁の金子侑司も8割超  選手個人に焦点を当てると、セ・リーグでは7選手、パ・リーグでは12選手が10盗塁以上を記録(24日時点)。セ・リーグの最多は大島洋平(中日ドラゴンズ)の23盗塁、パ・リーグは金子侑司(西武)の30盗塁となっている。    だが、成功率をみると、東京ヤクルトスワローズの山田哲人が他選手を圧倒。21回盗塁を試みて、そのすべてを成功。長打も魅力の選手だが、今季81個の四球を選ぶなど出塁率も.416と高く、相手投手にとってこれほど逃げ場のない選手はいないだろう。    パ・リーグでは、育成出身8年目の釜元豪(福 ... 続きを見る


大船渡・佐々木朗希は温存されたのか酷使されたのか。日米間で隔たる認識、決勝登板なしは“当たり前”

2019/07/26

決勝登板なしは“当たり前”  大会日程も見逃せない。元々、同州の高校野球は地域ごとのリーグ戦が主であり、各リーグ戦の上位校が進出する決勝トーナメントも3~4日の試合間隔が空いているのだ。1例を挙げるなら、2019年度の南カリフォルニア地区の決勝トーナメントは準々決勝が5月10日、準決勝が5月14日、決勝戦が5月18日に行われている。そして、野球に関しては州レベルでの大会は行われない。もちろん、全国大会もない。    佐々木投手は7月21日の4回戦で延長12回を投げ抜き、194球を投げた。仮にこの試合が同州で行われていたとしたら、佐々木投手の投球数が110球に達した時点でルール1)に抵 ... 続きを見る


大谷翔平はエンゼルスをポストシーズン進出へ導けるか。故障乗り越え最強打線へ、トラウトの調子も大谷次第

2019/07/23

主力離脱期間を支えた選手たち  前半の戦いを支えたのが、大黒柱トラウトと、今季新加入し1番打者に定着したラステラだった。特にラステラは、昨季は主に代打と守備のユーティリティ性を買われての出場だったが、エンゼルスに移籍以降長打力が開花。4月はチームトップの7本塁打をマークした。    また、アップトンが出遅れたことで急遽獲得されたブライアン・グッドウィン外野手の活躍も大きい。今季自身最多となる81試合に出場し、打率.282、8本塁打、27打点をマーク。16二塁打はチーム3位タイの数字で、1位トラウト(21本)、2位デビッド・フレッチャー内野手(20本)、3位タイのコール・カルフーン外野 ... 続きを見る


大谷翔平はスプリントスピードもトップクラス。長打なくとも盗塁で得点圏へ「行ける時はいきたい」

2019/07/23

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、15日(日本時間16日)から21日(同22日)の一週間、安定した数字を残した。17日(同18日)には、メジャー自己記録となる13試合連続出塁を記録。その数字からは、長打力とは別に、もう一つの突出した能力が見えてくる。... 続きを見る


好調の牧田和久、不振の加藤豪将、北方悠誠は4登板…日本人マイナー選手のここまでは?

2019/07/22

吉川峻平(ダイヤモンドバックス傘下A+ビサリア・ローハイド)  パナソニックから昨年8月24日(同25日)にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ吉川。今季はカリフォルニアリーグ・A+級のビサリア・ローハイドに所属し、14試合に先発登板。62回2/3を投げ、3勝5敗、与四球19、奪三振70、防御率3.73と内容のある投球を続けている。 北方悠誠(ドジャース傘下ROKアリゾナリーグ・ドジャース・ラソーダ)  ロサンゼルス・ドジャースと5月8日(同9日)にマイナー契約を結んだ北方。現地7月6日(同7日)から、ルーキーリーグ級のアリゾナリーグ・ドジャース・ラソーダでプレー。ここまで4試 ... 続きを見る


マリナーズ・菊池雄星、ゾーン勝負の5回74球。7失点も意図的に速球動かす新スタイルへの挑戦か【雄星リポート第21戦】

2019/07/22

シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのロサンゼルス・エンゼルス戦に今季21試合目の先発登板。5回を投げて9安打、2本塁打を浴びるなど7失点と打ち込まれ7敗目(4勝)を喫した。大谷との対戦は3打数1安打1三振と抑えたが、1得点を献上した。... 続きを見る


大谷翔平はエンゼルスをポストシーズン進出へ導けるか。アレン不発も充実のリリーフ陣、若手の台頭に期待

2019/07/20

課題は左腕不足?  18日(同19日)時点で25人枠に登録されている投手のうち、左腕は先発のアンドリュー・ヒーニー投手のみ。40人枠に広げてみても、先発のホセ・スアレス投手(7試合)、ディロン・ピーターズ投手(4試合)、二刀流のジャレッド・ウォルシュ内野手、今月トレードでロサンゼルス・ドジャースから獲得したアダム・マクリーリー投手の5人となっている。    確かに、左腕が必須という訳ではない。対右打者はロブレス(防御率1.85)、とアンダーソン(防御率3.50)と比較的得意としており、左打者に対してはバットリー(防御率2.08)、ベドロージアン(防御率1.14)と抑え込んでいる。右投 ... 続きを見る


大谷翔平はエンゼルスをポストシーズン進出へ導けるか。柱不在の先発陣、補強ポイントもエース級は望めず

2019/07/19

補強ポイントは…?  先発投手が3~4枚と全く足りておらず、オープナー起用に頼らざるを得ないのが現状だ。さらに先発投手たちも5回以上を投げ切ることができず、リリーフの負担は増すばかりだ。イニングの食える先発投手の補強が理想だが、すぐにトレードに踏み切ることは難しいだろう。    エンゼルスは、MLB屈指の打線が魅力だ。マイク・トラウト外野手や大谷翔平選手、ジャスティン・アップトン外野手ら豪華野手陣を向こう数年間は保有できる。さらに、デビッド・フレッチャー内野手、ルイス・レンヒーフォ内野手ら若手も順調に伸びており、来季以降も期待が持てる。キャニングやバリアが計算できる投手となれば、ワー ... 続きを見る


川﨑宗則氏のプレースタイルは台湾野球に欠けているもの。地元ファン大歓迎、体調面は「沒問題」

2019/07/17

元福岡ソフトバンクホークスの川﨑宗則氏が13日、台北市内でファンミーティングに参加。台湾プロ野球リーグ(CPBL)・味全ドラゴンズと3カ月の限定契約を結んだことを明かした。味全は、来季2軍の試合に参戦し、2021年から正式に1軍公式戦へ参加する予定となっている。... 続きを見る


二刀流マッケイも選出。リニューアルした MLBオールスター・フューチャーズゲーム、未来のスターが結集

2019/07/04

今年の注目選手は?  CBSスポーツは今年のフューチャーズゲームでそれぞれのリーグを代表する注目選手として以下の2人を挙げている    ア・リーグ: レイズ傘下のワンダー・フランコ遊撃手。18歳ながら、現在MLB公式『Pipeline』の有望株ランク1位の選手だ。右投げのスイッチヒッターで、今季ここまでの成績は打率.337 、OPS.955。    ナ・リーグ: サンディエゴ・パドレス傘下のマッケンジー・ゴア投手。2017年度ドラフト全体3位で、マッケイより先に指名された。現在MLB公式『Pipeline』の有望株ランク3位。20歳のサウスポーで、今季ここまでの成績は7勝1 ... 続きを見る


オオタニは別格の“神”、今後はマッケイがカギ握る…米スポーツメディアが二刀流のトレンドを展望

2019/07/02

大谷が成功できた2つの理由  以下は筆者抄訳。   • 大谷の神のような技量は誰にも真似ができない。だが、この週末から二刀流ショーに参加したマッケイが成功するようなら、同時にピッチングとバッティングを育成するという貴重な青写真を他のMLBチームに提供するだろう。   • 先週の土曜の夜、「大谷翔平プロジェクト」は大きな節目を迎えた。大谷本人がやったことではなく、タンパベイ・レイズの二刀流有力候補ブレンダン・マッケイがメジャーデビューを果たしたのだ。   • 現在のところ、大谷は過去100年間において唯一、同じシーズンに投手と打者の両方でレギュラーとして出場できるM ... 続きを見る


大谷翔平、充実の6月。月間キャリアハイの成績、ストライクゾーンは「自分の目を信じたほうがいい」

2019/07/01

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が絶好調だ。現地6月24日(日本時間25日)~30日(同7月1日)にかけての一週間で、3安打を2度マークするなど充実した内容。1試合2発や自己最速の打球速度も記録した。審判のジャッジに不満を示す一幕もあったが、好調を維持するためにブレない姿勢を貫いている。... 続きを見る




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