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エンゼルス・大谷翔平、後半戦不振も四死球と盗塁はチームトップ 心配はフィジカルの問題

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、22日(日本時間23日)から28日(同29日)までの一週間、打率が低迷している。一方で、状態が上がってこない中でも、表面的な数字に出てこない貢献がチームを支えている。

2019/07/29

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後半戦は四死球と盗塁でチームトップの数字

 上昇気流に乗ったかに見えたが停滞気味にある、オールスターゲーム後の大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の状態。オールスターゲーム後の16試合で、打率.231、1本塁打という数字をどのように受け止めてよいのだろうか。
 
 現地27日(日本時間28日)のボルティモア・オリオールズ戦では後半戦初、60打席ぶりとなるホームランも飛び出した。その前日の囲み取材では、これまでのアプローチを変更する必要はないと言及し、悪い状態にないことを語っていた。だとすると、オールスターブレイク直前の試合後に体調不良を訴えていたことを思い出さずにはいられない。これを言い訳にする大谷ではないだろうが、フィジカル的に問題があるとするならば、技術的な問題以上に心配である。
 
 ただ、そんな中でも、大谷はきちんと仕事をしている。表面的な数字こそ残してはいないが、後半戦16試合で大谷がもぎとった四死球の数は10とチームトップ。そして盗塁数4もチームトップとなっている。打率.231に対し、出塁率は.349とこちらもチーム内で上位の数値となっており、不調なりにもチームに貢献している。

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