トレーニングは広場でタイヤ叩き。グラウンドはデコボコが当たり前。それでもMLB選手が育つ理由とは【ドミニカ野球奮闘記#2】
2019/05/22

外国に籍を置くMLB選手のうち、およそ4割がドミニカ人選手と言われている。数多くの選手を輩出しているドミニカの野球アカデミーには、日本とは異なる育成環境がある。異国の地に飛び込んだ日本人の少年を追いながら、スター選手が育つ土壌を探る。... 続きを見る
2019/05/22
外国に籍を置くMLB選手のうち、およそ4割がドミニカ人選手と言われている。数多くの選手を輩出しているドミニカの野球アカデミーには、日本とは異なる育成環境がある。異国の地に飛び込んだ日本人の少年を追いながら、スター選手が育つ土壌を探る。... 続きを見る
2019/05/20
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が19日(日本時間20日)、本拠地T-モバイルパークでのミネソタ・ツインズ戦に登板し、6回を5安打3失点(自責1)6奪三振の好投を見せ、3勝目を挙げた。... 続きを見る
2019/05/15
プロ野球は阪神タイガースやヤクルトスワローズが40試合を消化。各球団、新戦力や急成長した若手などを見出しながら戦い方を模索し、今年のチームを作っている。今回から3回に分けて、2019年の達成に期待したい記録を紹介する。第1回目は、スピード部門だ。... 続きを見る
2019/05/14
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が13日(日本時間14日)、本拠地T-モバイルパークでのオークランド・アスレチックス戦に先発し、7回途中までを投げ、5安打3失点。3つの本塁打を浴びてリードを許したままマウンドを降りたが、味方が3点ビハインドを追いつき、菊池に勝ち負けはつかなかった。試合は延長10回、6−5でマリナーズがサヨナラ勝ちした。... 続きを見る
2019/05/10
メジャーリーグは、日本での開幕戦2試合を皮切りにシーズンが始まった。今季は、6人の日本人メジャーリーガーが、開幕ロースター入りを果たした。日本人メジャーリーガーの3、4月成績を振り返る。... 続きを見る
2019/05/08
少ない登板機会でトップに立った山本由伸。千賀の奪三振ペースは記録的 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。 パ・リーグは山本由伸(オリックス)、セ・リーグは今永昇太(DeNA)がそれぞれ最高の貢献を記録した。 山本は与四球の割合こそ平均レベルだったが、奪三振、ゴロ、被本塁打と多くの分野で優れたはたらきを見せたことで評価を高めた。一方の今 ... 続きを見る
2019/05/05
シアトル・マリナーズの菊池雄星が3日(日本時間4日)、敵地・クリーブランドでのインディアンス戦に登板し、7回を投げて3安打1失点10三振を奪う好投を見せた。打線の援護に恵まれず、勝敗はつかなかったものの、今季の中では最高と言えるピッチングでメジャー初の2桁奪三振をマークした。... 続きを見る
2019/05/03
今年1月、侍ジャパンの主砲筒香嘉智外野手(横浜DeNAベイスターズ)が日本外国特派員協会で会見を行い、勝利至上主義への警鐘、高校野球やアマチュア指導者への提言を行い、話題を集めたことは記憶に新しい。会見の中で、こうした球界改革への思いを強くしたきっかけの一つにドミニカ共和国への訪問、そこでの経験を挙げている。根性論ではなく、野球は楽しむものという気持ち、プレーヤーファーストの指導など、筒香自身が感じたという、日本野球を取り囲む環境との違いは示唆に富む。 そんな中、北海道出身、17歳の米内山凱(よねうちやま・かい)君という一人の少年が、失った野球人生を取り戻そうとドミニカ共和国 ... 続きを見る
2019/04/26
「野球は確率のスポーツ」と言われている。また、「野球とは失敗のスポーツ」とも言われる。打率をとっても3割打てれば一流、7割の失敗が前提となっており、人間がプレーする以上、「失敗」がまた試合を面白くしている側面もある。 一方で、失敗するからこそ、より技術を向上させ、プレーの確実性を高めたいと思うのは当然のことだろう。より高いレベルを目指すためには、ミスを減らさない限り、数字が上がっていくことはない。 そして、その研鑽の末、シーズンを通して10割、成功率100%を達成した選手たちがいる。平成時代に記録した、職人技ともいえる数字を振り返る。 横浜De ... 続きを見る
2019/04/26
歴史を作った選手たち ・「打者五冠」イチロー(パ・1995年) 130試合、打率.342、179安打、25本塁打、80打点、49盗塁、OPS.976 この年のイチローは、打者五冠(首位打者、最多安打、打点王、盗塁王、最高出塁率)を達成。唯一タイトル獲得に至らなかった本塁打部門でも、1位の小久保裕紀と3本差の2位につけており、打者タイトル総なめに最も近い数字となった。受賞回数、傑出度のどちらをとってもイチローが平成最高のMVPにふさわしそうだ。 ・「三冠王(5冠)」松中信彦(パ・2004年) 130試合、打率.358、171安打、44本塁打、120打点 ... 続きを見る
2019/04/25
野手 新人王を獲得した野手の中で最もインパクトを残したのは、200安打を記録した青木宣親だろう。イチローが1994年に記録したものの、そのほかの選手は足を踏み入れたことのない異次元の領域に、大卒2年目の新人が到達したのだ。試合数増加の背景もあり、青木の達成を皮切りにほかの選手も後に続いた。 金城龍彦は、打率.346をマークして首位打者、赤星憲広は39盗塁で盗塁王のタイトルをそれぞれ受賞。長野久義は、オールラウンドな実力を発揮し、翌11年の首位打者、12年の最多安打へとつなげた。 野手では、外野手の受賞が目立つ中、2017年は史上初のセ・パともに遊撃手が選出。源 ... 続きを見る
2019/04/24
最高勝率 2018年セ・リーグ最高勝率の広島・大瀬良。 田中将大(2013)1.000 タイトル獲得2回 工藤公康 タイトル獲得3回(通算4回) 斎藤雅樹 同上(通算勝率歴代3位) 斉藤和巳 同上(通算勝率.775) 杉内俊哉 同上(通算勝率歴代4位) 上原浩治 同上 勝率では、平成唯一の10割を達成した田中がやはり最右翼。タイトル獲得回数では工藤公康らの3回(昭和を含めると4回)が最多だ。一方、同じくタイトル3回の斎藤雅樹は通算勝率歴代3位(2000投球回以上)、杉内俊哉は4位。斉藤和巳は、通算150登板(949回2/3)で、勝率.775を誇る。甲乙つけがたいと ... 続きを見る
2019/04/23
最多安打 2018年パ・リーグ最多安打の西武・秋山。 ・秋山翔吾(2015)216安打 タイトル獲得3回 ・イチロー タイトル獲得5回 平成の「最多安打」は、イチローと秋山翔吾の一騎打ち。秋山は2015年にNPB記録の216安打を放ち、ほか2017年(185安打)と2018年(195安打)にもタイトルを獲得している。一方のイチローは、最多となる5度の最多安打を獲得。さらに、210安打をマークした1994年や193安打をマークした1996年はいずれも130試合制で、単純比較は難しいが、回数も鑑みるとやはりイチローとなるのではないか。 また次点で、NP ... 続きを見る
2019/04/21
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が20日(日本時間21日)、敵地でのエンゼルス戦に先発登板し、メジャー初勝利を挙げた。5回10安打4失点と苦しい投球だったにもかかわらず勝ち星を掴んだのには、菊池が続けてきた“姿勢”にある。... 続きを見る
2019/04/18
アルバート・スアレス/ロベルト・スアレス 兄・アルバートは、1989年10月8日生。身長190センチ、体重106キロ、右投右打の投手。昨季はダイヤモンドバックス傘下でプレーし、今季から東京ヤクルトスワローズに加入。背番号は「70」となった。層の厚い外国人選手の中から1軍登録枠を勝ち取り、活躍できるか。 弟・ロベルトは1991年3月1日生。身長188センチ、体重95キロ、右投右打の投手。2015年オフから福岡ソフトバンクホークスに所属しており、背番号は「90」。1年目に58登板をマークしたが、翌17年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、昨夏復帰。今季は、160キ ... 続きを見る
2019/04/11
読売ジャイアンツは9日、中日ドラゴンズと敵地で対戦。6回に、クリスチャン・ビヤヌエバ内野手が、今季新たに「リクエスト」の対象となった“併殺崩しの危険なスライディング”をしたとして、リプレー検証の結果、警告が与えられた。 併殺崩しを目的とした危険なスライディングについては、2017年から野球規則に追加。また今季から、「リクエスト」制度でもって、本塁での衝突(コリジョン)プレーや併殺阻止の危険なスライディングについても、リプレー検証を求めることが可能になった。 MLBではNPBよりも1年早い2016年から、併殺崩しの危険スライディングを禁止するルールが採用された。 ... 続きを見る
2019/04/08
坂本工宜(読売ジャイアンツ) 2018*年 23試合68回2/3、3勝4敗、66奪三振、防御率4.85 通算成績 同上 25歳、右投右打の投手。昨年まで育成選手だったが、今年3月に支配下登録を勝ち取り背番号は「006」から「58」となった。シアトル・マリナーズとのプレシーズンマッチでは、メジャーリーガー相手に堂々たる投球を見せた。準硬式野球部出身という異色の経歴の持ち主でもあり、今年飛躍が期待される若手の一人だ。 【次ページ】ソフトバンクの松田... 続きを見る
2019/04/03
1番・シモンズ、2番・大谷、3番・トラウト 日付は日本時間。 開幕から5試合のスタメン(表)をみると、今季はここまで、トラウトが不動の2番、シモンズ、プホルス、新加入ボーアでクリーンアップ、そしてパンチ力のあるカルフーンとコザートが1番候補といった形だ。通算286本塁打を誇る大砲アップトンが右脚の親指を負傷して長期離脱が見込まれており、他球団と比べると迫力の欠ける打線かもしれない。 絶対的な存在であるトラウトを擁しながら昨季上位進出を逃したエンゼルスにとって、2番トラウトに固執する必要はないのではないだろうか。 昨季、各項目で高い数字を残したトラ ... 続きを見る
2019/04/02
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が、29日(日本時間30日)のボストン・レッドソックス戦に先発登板した。勝ち星こそ付かなかったが、メジャー仕様のスタイルで挑んだこの日の投球では、ボガーツに浴びた一発を境に、“うまさ”が感じられる投球が光った。 ... 続きを見る
2019/03/28
今季も多くの新外国人選手が日本球界に活躍の場を求めやって来た。チームの浮沈のカギを握る存在でもある彼らは様々な思惑を持って来日している。ここでは2回に分けて4人のプレーヤーの日本球界挑戦の背景について考察する。第2回は、阪神・マルテと、オリックス・メネセスだ。... 続きを見る
2019/03/27
今季も多くの新外国人選手が日本球界に活躍の場を求めやって来た。チームの浮沈のカギを握る存在でもある彼らは様々な思惑を持って来日している。ここでは2回に分けて4人のプレーヤーの日本球界挑戦の背景について考察する。第1回は、巨人・ビヤヌエバと、ロッテ・バルガスだ。... 続きを見る
2019/03/22
シアトル・マリナーズが21日、オークランド・アスレチックスとの開幕2戦目を勝利で飾った。菊池雄星投手にとってはメジャー初、イチロー外野手にとってはメジャー最後となった試合。2人の間には共有した数カ月という期間以上の思いがある。... 続きを見る
2019/03/19
シアトル・マリナーズのイチロー外野手が「2019 MGM MLB Opening Series」に先駆けて、読売ジャイアンツとのプレシーズンマッチに出場した。24打席連続無安打と不振にあえぐ現状を受け止めながらも、イチローは結果を出す機会をうかがっている。日本のファンは常識を覆すような「何か」を期待して東京ドームへと足を運ぶ。... 続きを見る
2019/03/19
シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が、21日に行われる「2019 MGM MLB Opening Series」のオークランド・アスレチックス戦(東京ドーム)に先発登板する。既に適応力の高さを知らしめている左腕だが、成功するポイントは、メジャー球対策にある。... 続きを見る
2019/03/18
通算500盗塁、17年連続盗塁記録 MLB通算509盗塁を誇るイチロー。「3000安打-500盗塁」を達成したのは、タイ・カッブやリッキー・ヘンダーソンらに次いで史上7人目となる。昨季こそ盗塁を記録できなかったが、メジャーデビューから17年連続で盗塁をマーク。今季のオープン戦でも成功させており、そのスピードは未だ健在だ。 【次ページ】盗塁成功率... 続きを見る
2019/03/14
柳賢振(左) 2018年成績 15試合82回1/3、7勝3敗、89奪三振、防御率1.97、WHIP1.01 通算成績 97試合557回2/3、40勝28敗、502奪三振、防御率3.20、WHIP1.22 昨季は故障のため、シーズンを通した活躍はかなわなかったが、15試合の先発登板で防御率1.97と抜群の安定感を披露。アトランタ・ブレーブスとの地区シリーズでは7回を無失点に抑える好投を見せた。今季は5年ぶりとなる2桁勝利を目指し、一年間ローテーションを守り抜くことができるか期待がかかる。 【次ページ】前田健太... 続きを見る
2019/03/13
北海道日本ハムファイターズの吉田輝星投手が12日、対外試合デビューを果たした。キレのあるストレートを武器に1回を無失点に抑える好投をみせたが、即1軍というわけではない。ゴールデンルーキーの理想となる育成ビジョンは、メジャーリーガー前田健太投手が歩んだ軌跡にある。... 続きを見る
2019/03/12
ダルビッシュ有(右) 2018年成績 8試合40回、1勝3敗、49奪三振、防御率4.95、WHIP1.43 通算成績 139試合872回1/3、57勝45敗、1070奪三振、防御率3.49、WHIP1.19 ずば抜けた奪三振能力をもつダルビッシュ。フォーシームの回転数は、過去3年間で平均2500回転を超えており、MLBでもトップクラスのキレを誇る。 メジャーで登板した6シーズンは全て奪三振率10.00を超え、MLB通算では11.04(872回1/3)。現役(1000投球回以上)では、クリス・セールの10.86、歴代(2000投球回以上)では、ランディ・ジョンソン ... 続きを見る
2019/03/11
2位 ジャンカルロ・スタントン(29歳/ニューヨーク・ヤンキース) 契約総額:3億2500万ドル(約360億750万円) 契約年数:13年(2015年~2027年) 年平均:2500万ドル(約27億7500万円) 契約終了時の年齢:38歳 マイアミ・マーリンズ時代、初の本塁打王を獲得した2014年のオフに上記契約を締結。2018年シーズンよりヤンキースでプレー。初のアメリカンリーグでのプレーとなった昨季は、打率.266、38本塁打、100打点を記録した。 【次ページ】第3位... 続きを見る
2019/03/07
オープン戦が本格的に始まり、選手たちはいよいよ開幕に向けての最終調整に入る。新入団選手や再起をかける選手が注目を集める中、「オープン戦首位打者」の行方にも目が離せない。今回は、過去10年のオープン戦首位打者をシーズン成績と合わせて振り返る。 ... 続きを見る
2019/03/04
カリフォルニア州・パームスプリングスで1カ月間に渡って行われていた全米屈指のスカウトリーグとして知られるカリフォルニア・ウィンターリーグ(以後、CWL)が3月3日(日本時間4日)、閉幕した。... 続きを見る
2019/03/01
宮西尚生(北海道日本ハムファイターズ) プロ11年、33歳 ・11年連続50試合登板 ・通算629登板 関西学院大学から2007年に大学生・社会人ドラフト3位で日本ハムに指名された宮西は、ルーキーシーズンから50試合に登板する活躍。日本ハムの勝ちパターンとしてチームを支えている。また、2016年には39ホールドを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。通算294ホールド、326ホールドポイントは、NPB記録となっている。 ルーキーイヤーから11年連続50試合登板を記録している左腕のタフネスぶりは、岩瀬氏と重なる部分がある。今年34歳を迎えるが、昨季は自身4度目と ... 続きを見る
2019/02/28
2.CC.サバシア(ヤンキース) 246勝(153敗) 先日、今季限りでの引退を発表。クリーブランド・インディアンス時代の2007年にサイ・ヤング賞を受賞。ヤンキース移籍後の2009年、2010年に二年連続で最多勝を獲得。キャリアハイは2010年の21勝。通算250勝まであと4、通算3000奪三振まであと14と迫っている。ラストイヤーとなる今季、38歳の左腕は自らの花道を飾ることができるのか。 【次ページ】ジャスティン・バーランダー... 続きを見る
2019/02/22
斎藤のスタイルはオープナー向き? 野手に、適性ポジションがあるように、投手にも、適性の登板機会と投球回がある。現在、先発、中継ぎ(セットアップ、モップアップ)、抑えという分業が成されおり、昨季MLBで一躍有名になった「オープナー制度」の登場で、さらに起用の幅は広がったと言えるだろう。 斎藤が、先発投手として鬼門にしているのは4回だ。過去4年の成績を振り返ると、失点確率が5割を超え、高い確率で崩れるきっかけとなっている。 一方、先発・中継ぎのどちらの経験もあり、立ち上がりが苦手な選手ではない斎藤。初回(中継ぎの場合は登板した初イニング)は、失点確率を25%まで抑 ... 続きを見る
2019/02/22
鈴木翔太(中日・投手) 1年目:5試合6回、8奪三振、防御率4.50 5年目:2試合8回2/3、3奪三振、防御率5.19 鈴木は、プロ1年目から5試合に登板。6回を投げて8三振を奪うなど、潜在能力の高さを見せつけた。3年目には、キレのある直球を武器に15試合に登板し、5勝をマーク。翌年の活躍に大きな期待を寄せられた昨季だったが、わずか2試合の登板にとどまり、11月には右手血行障害の手術を受けた。 今オフは、昨季までつけていた「18」を松坂大輔に譲り、交換する形で「99」を引き継いだ鈴木。昨季復活を果たした平成の怪物の番号を背に、“カムバック”を誓う。 松井裕樹( ... 続きを見る
2019/02/22
メジャーリーグ全体の観客数は3年連続で減少を続けており、2018年には1試合あたりの平均観客動員数がついに3万人を下回る事態となった。生き残りをかけて、リーグ全体の人気回復が大きな課題となるなか、ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが次々と提言する様々な改革案がメディアで取り上げられ、広く議論を巻き起こしている。 ... 続きを見る
2019/02/21
安樂智大(楽天・投手) 1年目:1試合6回、1勝0敗、4奪三振、防御率0.00 4年目:2試合8回、0勝2敗、2奪三振、防御率10.13 安樂は、1年目にファームで19試合を投げ、防御率2.57の成績を残すと、1軍デビュー戦では、6回を2安打無失点に抑える好投で、プロ初勝利を挙げた。2年目には8月から先発ローテーションに定着。味方の援護に恵まれず3勝に終わったが、防御率3.42と安定した内容で試合を作った。 しかし、3年目は出場機会を減らし、10登板でわずか1勝止まり。防御率は4.06まで悪化した。昨季は1軍で2戦2敗、ファームでも18試合に登板し、防御率4.0 ... 続きを見る
2019/02/20
小笠原慎之介(中日・投手) 1年目:15試合72回1/3、2勝6敗、58奪三振、防御率3.36 3年目:17試合107回1/3、5勝6敗、73奪三振、防御率4.11 小笠原は、1年目から15試合に登板し、58奪三振、防御率3.36と好投。勝ち星は付いてこなかったが、翌年以降に期待を抱かせる結果だった。2年目は、119回を投げて、105個の三振を奪い5勝を挙げた。しかし、21本塁打を浴びるなど、課題も残るシーズンとなった。3年目の昨季は、球団史上最年少で開幕投手を務めたが、左ひじ手術のため、8月下旬に離脱した。 髙橋純平(ソフトバンク・投手) 1年目:1軍出場なし 3年目:1軍出 ... 続きを見る
2019/02/19
今井達也(西武・投手) 1年目:1軍出場なし 2年目:15試合78回2/3、5勝5敗、1完投、65奪三振、防御率4.81 今井は1年目、ファームで7試合15回1/3を投げ、防御率2.35の好成績をマーク。2年目は、開幕1軍を期待されたが、2月に未成年喫煙が発覚。5月まで対外試合出場停止処分を受け、1軍デビューは6月13日まで遅れた。しかし、後半戦はローテーションの一角として活躍。チームのリーグ優勝に貢献した。 寺島成輝(ヤクルト・投手) 1年目:1試合3回、3奪三振、防御率15.00 2年目:1試合2回、2奪三振、防御率27.00 寺島は、1軍での登板経験は浅い ... 続きを見る
2019/02/18
捕手 捕手では、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也がすべてのシリーズで選出。“甲斐キャノン”の異名をとる強肩捕手に、大きな期待を寄せている。また、千葉ロッテマリーンズの田村龍弘も3度選ばれており、高い評価を受けている。一方、最も若い埼玉西武ライオンズの森友哉は、メキシコ戦の選出はなかったものの、今後常連になってもおかしくない選手だろう。 【次ページ】内野手... 続きを見る
2019/02/18
吉住晴斗(ソフトバンク・投手) 1軍戦:出場なし 非公式戦:25試合78回、3勝9敗、50奪三振、防御率6.69 ソフトバンクに、外れ外れ外れ1位でサプライズ選出された吉住。素材型の高卒右腕の1年目は、層の厚いソフトバンクならではの育成システムで、着実に経験を積んだ。力のある速球を武器に、一歩一歩エースへの階段を上る。 中村奨成(広島・捕手) 1軍戦:出場なし 2軍戦:83試合、打率.201、43安打,4本塁打、16打点 夏の甲子園で、一大会の最多本塁打記録を更新(6本)し、地元・広島に1位指名を受けた中村。昨季は、ファーム83試合に出場し、プロの捕手としてのい ... 続きを見る
2019/02/14
大城滉二(オリックス・バファローズ) 2018年成績(二塁63試合、三塁64試合、遊撃14試合、外野29試合) 128試合、打率.231、87安打、4本塁打、28打点、15盗塁 大城は、興南高、立教大を経て、2015年ドラフト3位でオリックスに入団。2年目には、遊撃手として51試合に出場するなど、高い守備力が評価されている。昨季は、内野3ポジションと外野でそれぞれ10試合以上守備に就くなど、抜群のユーティリティー性を発揮。4本塁打、15盗塁をマークするなど、攻撃面でも成長を見せている。 【次ページ】De... 続きを見る
2019/02/07
主な平成に達成された記録 ▽野手 ・山田哲人の“トリプルスリー”3度(2015年、2016年、2018年) ・イチローの69試合連続出塁(1994年)と216打席連続無三振(1997年) ・金本知憲の1492試合連続フルイニング出場 <シーズン記録> ・秋山翔吾の216安打(2015年) ・バレンティンの60本塁打と長打率.779(2013年) ・谷佳知の52二塁打(2001年) ・宮本慎也の67犠打(2001年) ・菊池涼介の535捕殺(2014年) ・西岡剛の692打席(2010年) <通算記録> ・谷繫元信の3021試合出場 ・青木宣親の打率.3 ... 続きを見る
2019/02/06
ポスト上位打線は西川、野間か 2年連続リーグMVPの丸佳浩が巨人へと移籍した。人的補償で長野を獲得したとはいうものの、打線に不安要素がいくつかある。 広島は「タナキクマル」が専売特許だったが、打だけに絞ると、昨季の田中広輔と菊池涼介は、一昨年ほどのパフォーマンスではなかった。まだ老け込むような年ではないが、丸の穴を埋めなければいけない中で、二人が昨季までのようだと、苦しい戦いになるだろう。 田中、菊池がレギュラーから名前を消すことはないが、1、2番を彼らに任せていいのか、そして、丸の3番に誰が入るのかが、このキャンプでは争点になる。 1番候補 ... 続きを見る
2019/02/06
浅村・炭谷の穴にフレッシュな顔ぶれが台頭か キャプテンを務めた浅村栄斗がFAで楽天へ移籍した。今キャンプでは、浅村の穴埋めをどうしていくかがポイントになるだろう。 まずは、ラインアップの方針を見定めていくことになる。浅村の3番を誰が打つのか。もし、その人材が秋山翔吾であれば、打順は大きく変わってくる。2017年のシーズン途中、源田壮亮を1番、秋山を3番にした時期があっただけに、辻監督が改めて打順の適性を見極めるキャンプとなる。 セカンドのポジションも空いている。昨季まで外野を守った外崎修汰を本職の内野に戻すという案もあるが、ルーキーの山野辺翔は辻監督が好みそう ... 続きを見る
2019/02/05
2015年→2016年は叶わず…今季は若手&ベテランともに希望 昨季NPBで12球団最低勝率を残してしまったのは、東北楽天ゴールデンイーグルスだった。58勝82敗3分で勝率.414。楽天が最低勝率をマークしたのは2015年以来3年ぶりで、その翌年2016年もパシフィック・リーグ5位に沈んでいる。今季こそ上位に食い込む“大逆襲”となるだろうか。 最近5年間(2013年~2017年)で最低勝率を記録したのは、東京ヤクルトスワローズが3度(2013年~2014年、2017年)、楽天(2015年)とオリックス・バファローズ(2016年)がそれぞれ1度ずつだった。最も多いのは ... 続きを見る
2019/02/05
スタメン盤石の野手陣、遊撃の定位置を築くのは? 野手の育成が12球団で最も進んでいるヤクルトは、ほぼ入れ替えが必要ないくらいにスタメンは揃っているといえる。 そんな中でも今キャンプの注目は2年目の村上宗隆だ。 昨季、1軍のプロ初打席で初本塁打を放った。ファームでは調整中だったとはいえ、西武の菊池雄星の150キロのストレートを左翼スタンドに運んでいる。その強烈なパワーは12球団のトッププロスペクト(他の球団には譲りたくない若手選手)といってもいい。 村上のポジションは、三塁か一塁になるが、空きがあるのは三塁になる。この1年で村上をどの位置まで押 ... 続きを見る
2019/02/05
塚田正義の台頭なるか 西武からFA権を行使した浅村栄斗の獲得に失敗したことで、セカンドのポジションは今季も競争になりそうだ。 昨シーズン終盤の離脱まで、レギュラーに一番近い位置にいた牧原大成が一番手候補だろう。打では抜けた感のある明石健志やムードメーカー・川島慶三のベテラン勢、西田哲朗がショートから回ってくる可能性も否定できないだろう。つなぎ役として期待できる髙田知季、川瀬晃、育成枠ながら周東佑京が1軍に当たるA班メンバー入りしている。 一方、内川聖一、松田宣浩の後釜候補もキャンプで探さなければならない。 昨季の終盤、グラシアルがその役を務 ... 続きを見る
2019/02/04
捕手、二塁手が激戦区 正捕手争いが高いレベルで展開される。 昨季まで担った小林誠司、西武から獲得した炭谷銀仁朗、捕手復帰を目指す阿部慎之助、2軍スタートとなった大城卓三、宇佐見真吾だ。打を重視するなら阿部で決まりだが、今のラインアップを考えると、捕手は守備重視でいい。炭谷と小林では甲乙つけがたく、投手との相性が優先されるかもしれない。 他のポジションでは二塁手の争いが激しい。 昨季、開幕スタメンを勝ち取ったのは吉川尚輝だが、シーズン途中にけがで離脱。その後を田中俊太が埋めた。田中俊にとっては意地でも守り抜きたいところだろう。山本泰寛もその座を狙 ... 続きを見る
2019/02/04
二塁は人材豊富、2年目の清宮はチャンス掴めるか 西川遥輝、大田泰示、近藤健介、中田翔とチームの骨格は出来上がっている。ここに、台湾の怪物・王を加えた打線は強力になりそうだが、数ポジションの空きがあり、し烈な争いが繰り広げられる。 まずの懸案は二遊間だ。 昨季のレギュラーは遊撃手が中島卓也、二塁手が渡邉諒だった。チームではベテランに域に入る中島だが、打撃面のひ弱さは否めない。守備力で中島にかなう選手はいないが、隙を狙っている選手がいる。平沼翔太だ。中島を追いやることができるかどうかは、このキャンプの見どころの一つだ。 二塁手はレギュラーが決まっていない。昨季は ... 続きを見る