大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » コラム » 大谷翔平の適性打順は? エンゼルスに脱・「2番打者最強説」のすすめ

大谷翔平の適性打順は? エンゼルスに脱・「2番打者最強説」のすすめ

2019/04/03

text By

photo

Getty Images



 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が、早ければ5月にもメジャー復帰が目されている。昨季アメリカン・リーグ新人王を獲得した若きスターは、今季打者一本に専念する。昨季は下位打線に始まり、徐々にベンチの信頼を勝ち取り、クリーンアップに座る日も数多くあった大谷。現在のチーム状況を鑑みて、適性打順はどこであるかを検証していきたい。
 
 エンゼルスの打線を考えるときに軸となるのが、先日12年4億3000万ドル(約479億円)のMLB史上最大の契約を交わしたマイク・トラウト外野手だ。
 
 トラウトは、昨季チーム内において、本塁打(39)、盗塁数(24)、出塁率(.460)、長打率(.628)など、ほとんどの項目で断トツの数字を誇った。昨今の「2番打者最強説」を支持するのであれば、2番に迷いなく置きたいところだろう。
 
 しかし、そもそも2番に強打者を置くメリットは、高い出塁能力を持つリードオフマンの存在があってこそだ。打順の組み方は、選手の顔触れによって変わる。
 

【次ページ】トラウトは3番?
1 2