大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » 阪神 » “ミスタータイガース”にも迫る。ゴールデングラブ賞5度、ベストナイン6回…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業

“ミスタータイガース”にも迫る。ゴールデングラブ賞5度、ベストナイン6回…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業

今オフ、鳥谷敬内野手が16年間にわたって支えてきた阪神タイガースを退団した。2020年も現役を続行する意思を表明しており、その去就が注目されている。全5回にわたって、阪神時代に成し遂げた偉業を紹介する。第4回は、ゴールデン・グラブ賞とベストナインだ。

2020/02/05

text By

photo

Getty Images



GG賞5度、B9は6度

 ゴールデン・グラブ賞では、遊撃手として4度(2011、13~15年)、三塁手として1度(2017年)の計5回の受賞。これは阪神の内野手としては、“ミスタータイガース”掛布雅之氏の6回(三塁手部門)に次ぐ数字となっている(外野手部門では、新庄剛志氏:7回、赤星憲広氏:6回を記録)。また、ベストナインには2008年の初受賞を皮切りに計6回(2010、11、13~15年)輝いた。
 
 これらの数字は、鳥谷がタイガースで長期間攻守にわたって活躍し、同一リーグに属する他球団の遊撃手よりも優れていたことを示すだろう。土のグラウンドを本拠地として、内野の要を守り続けたという点においても大きな価値がある。
 
 ともに記者投票で選出される賞であり、実際の指標よりもイメージを優先して選出されるケースも少なくないが、裏を返せば“球団の顔”“球界のスター”であり続けた証左であるともとれるのではないか。もちろん、鳥谷が受賞に値する成績を残し続けていたことは言うまでもない。
 
【第1回】2019年40本の坂本勇人をも凌ぐ、シーズン104打点は歴代遊撃手1位…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業
【第2回】卓越した選球眼。1000四球達成者で最少の本塁打数、ボール球を振らない自制心……去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業
【第3回】球団史に残る安打記録。節目は本拠地甲子園で…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業
【第5回】引き継いだ「鉄人」の名。遊撃手で667試合連続フルイニング、1939試合連続出場…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業