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セ・リーグ“弱点ランキング”。オフに効果的な対処を行ったのはどの球団?【データで解く野球の真実】

プロ野球は2月1日にいよいよキャンプインを迎える。開幕が近づくのにあわせ、各球団の陣容もほぼ固まってきたように見える。今回は各球団が昨季抱えていた弱点に対し、このオフにどのような対処を行ったかをおさらいし、評価していく。今回はセ・リーグ編だ。

2020/01/30

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DELTA

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弱点ポジションワースト6をチェック。ヤクルトは高津新監督のもと投手を積極補強

 イラストは各ポジションのリーグ平均を0とした場合、それに比べ打撃・守備(投手の場合は投球)のはたらきでどれだけ差をつくったかを球団ごとに示したものだ。セイバーメトリクスの手法を使い、各ポジションの成績を試合における得点の単位に換算している。-10であれば同ポジションのリーグ平均の選手に比べ、10点ほどチームの得失点差をマイナスにしてしまうはたらきだったと考えることができる。

 今回はこの得失点で最も大きなマイナスを生んでいた6つのポジションを対象に各球団の動きを見ていく。
 
 
○ワースト6位 ヤクルトの先発 -22.1
 
 ヤクルトの先発はセ・リーグ平均に比べ22.1点多く失点を増やしていた。救援も-20.9点と同程度のマイナスを計上しており、投手陣全体としてはより大きな弱点と考えられる。打者有利な神宮球場を本拠地としているとはいえ、もう少し改善を図りたいところだ。
 
 チームはこの課題に対し、まずドラフトで4位まですべて投手を指名。高校生の目玉投手・奥川恭伸のほかに3名の大学生投手を指名するなど、即戦力投手を次々に獲得した。またソフトバンク、楽天からそれぞれ自由契約となっていた長谷川宙輝、今野龍太を獲得。外国人投手は退団した2名分を補充しただけに終わったが、計8投手を入れ替えた。現在起こっている問題に対し、かなり積極的に解決を試みた印象だ。
 
 
○ワースト5位 阪神の二塁 -23.1
 
 ワースト5位は阪神の二塁。昨季は主に糸原健斗が守ったポジションだ。意外に思われるかもしれないが、打撃で-11.8点、守備で-11.3点と攻守ともに大きなマイナスを生んでいた。ただ打撃のマイナスがこれほど大きくなったのは、糸原欠場時にほかの二塁手の成績が非常に低かったこと、また他球団に極めて優れた二塁手がおり平均が上がっていることが原因である。糸原は守備面に課題はあるが、総合的に問題のある選手と捉える必要はない。
 
 阪神はこのオフ、このポジションの補強を行わなかった。長打力が不足する一塁や高齢化が進む外野の補強を優先したようだ。前述したように糸原自体に大きな問題はないこと、また球団内での補強の優先度を考えると、こうした選択は理にかなっているのではないだろうか。

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