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キューバ代表が準決勝へ! アメリカ行き決定の快進撃、原動力はNPB勢【WBC2023コラム】

2023/03/16

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WBC2023 最新情報

 WBC準々決勝が15日、東京ドームで行われ、全チームが2勝2敗で並ぶ大混戦のA組(台湾ラウンド)を制したキューバが、1次ラウンドB組を2位で突破したオーストラリアを4-3で破り、現地時間19日(日本時間20日)に米マイアミのローンデポ・パークで行われる準決勝に駒を進めた。

 

 

 キューバの先発は中日に在籍しているジャリエル・ロドリゲス。3回途中68球を被安打2、1失点の内容、8回はソフトバンクのリバン・モイネロ、9回は中日のライデル・マルティネスがオーストラリアの反撃を封じ、打撃でも、主将としてチームを引っ張る前ソフトバンクのアルフレド・デスパイネが勝ち越し打となる犠飛を放ち、勝利に貢献。NPB所属選手の活躍が目立った。毎回、優勝候補に挙げられながらも、第1回大会の準優勝が最高成績で、その後の3大会は2次ラウンドで敗退しているキューバ。五輪金メダル3回を誇る野球王国のプライドを胸に、米国に殴り込みをかける。

打線絶好調!勢いのある両チームの戦いは…

 2006年の第1回大会では、決勝で日本との打ち合いの末に破れ準優勝となったキューバ代表。しかし、直近3大会は2次リーグ敗退と結果を残せていない。だが今回大会は亡命選手が参加可能となったことで、戦力がアップし、A組1位で準々決勝進出を果たした。
 
 A組(台湾ラウンド)では、初戦のオランダ戦、2戦目のイタリア戦に連敗し、苦しい立場に追い込まれながらも、3戦目のパナマ戦で21安打13得点と打線が目覚めると、最終戦の台湾も下し、2勝2敗で全チームが並ぶという大混戦を制した。
 

 
 注目はMLBでプレーするルイス・ロベルト外野手とヨアン・モンカダ内野手(ともにホワイトソックス)だ。その他でも、マイナーリーグ所属選手も多数、選出されている。野手では2018年から2022年まで中日、今季から日本ハムでプレーするアリエル・マルティネス、2022年までソフトバンクに所属していたデスパイネ、ジュリスベル・グラシアルらが名を連ねている。
 
 さらに投手では、ソフトバンクのモイネロ、中日のマルティネス、ロドリゲス、フランク・アルバレスなどの名前が挙がる。最速158kmの直球と大きな変化球が武器の左腕モイネロはソフトバンクの守護神。マルティネスはクローザー、ロドリゲスはセットアッパーとして、昨季、中日の「勝利の方程式」を担った。ブルペンの層の厚さは明らかで、先行逃げ切りの勝ちパターンで、初優勝を狙う。
 
 片やオーストラリアは、B組(東京ラウンド)の開幕戦で、韓国を相手に打ち合いを制し、2戦目の中国戦も猛打で7回コールド勝ち。日本には力の違いを見せつけられたものの、最終戦のチェコも終盤の集中打で下し、3勝1敗でB組2位に入り、WBC5度目の挑戦にして初の準々決勝進出。打線は絶好調で、チームに勢いがある。
 
 オーストラリアの先発マウンドは左腕のスティーブン・ケント(メルボルン・エイシズ)。初戦の韓国戦に6番手として登板したものの、3四球3失点と散々の内容だった。しかし、4大会連続のWBCと2019年のプレミア12に出場した国際経験、2005年にブレーブスと契約した実績を考慮し、ニルソン監督は大一番をこのベテラン左腕に託した。

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