下馬評は”ドラ1″も…ドラフト1位指名は逃した現役選手5人。最高順位ではなかった逸材たち
2023/09/20
産経新聞社
黒木優太(オリックス・バファローズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:179cm/85kg
・生年月日:1994年8月16日
・経歴:橘学苑高 – 立正大
・ドラフト:2016年ドラフト2位
プロ1年目には55試合に登板するなど、フル回転の活躍を見せた黒木優太も、ドラフト1位候補と評価された選手の1人だ。
立正大では、東都2部リーグながら1年秋から主戦投手として活躍。4年時には最速153キロを計測するなど、本格派右腕として評価を高めた。迎えたドラフト会議では、オリックス・バファローズから2位指名を受けプロ入り。
ルーキーイヤーは、開幕からいきなりセットアッパーに抜擢。シーズン後半は打ち込まれる場面もあったが、55試合登板で31ホールドポイント(6勝25ホールド)、防御率4.22を記録した。
しかし、2019年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を敢行。同年オフに育成契約となり、長らく一軍のマウンドから遠ざかった。
それでも、2022年は4年ぶりに開幕一軍入り。同年は27試合に登板し、7ホールドポイント、防御率2.36と復活の足掛かりを作った。
今季は、シーズン前に先発転向に挑戦。登板数はわずか9試合だが、一軍でも主に先発・ロングリリーフの役割を任されるなど、新境地を開拓している。