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打てるわけない…日本球界の速球王は誰? プロ野球歴代最速ランキング上位6人。NPB最高球速の瞬間を振り返る

2022/04/07

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産経新聞社



プロ野球最新情報

 野球ファンの楽しみの一つに電光掲示板の「球速表示」がある。投手にとって球速はすべてではないが、一方で、圧巻の球速が計測されるとやはり球場はどよめく。今季は、最速167キロ右腕タイロン・ゲレーロがNPB入りするなど、さらなる記録の更新が期待される。
 今回は、そんな野球界を彩る「球速」にフィーチャーし、日本球界で記録された球速トップ5(6人)の投手を紹介する。

 

 

戦力外からメジャー挑戦へ。夢をかなえた苦労人

ロベルト・スアレス

当時所属:阪神タイガース(現サンディエゴ・パドレス)
生年月日:1991年3月1日
出身:ベネズエラ出身
身長/体重:188センチ/95キロ
投打:右投右打
ポジション:投手
NPB通算成績:191試合(205回)、7勝13敗、68セーブ、37ホールド、209奪三振、防御率2.81 ※2022年4月6日時点

 
 スアレスは、2021年6月8日北海道日本ハムファイターズ戦で(札幌ドーム)、自己最速の163キロをマークした。
 
 当時阪神タイガースの守護神を務めていたスアレスは9回、セーブ機会である1点リードの場面でマウンドに上がる。先頭の西川遥輝を空振り三振に打ち取り、1死で迎えた3番・近藤健介の打席。 カウント2ボール1ストライクからの4球目に投じたストレートは、ファウルにされたものの、163キロを計測した。その後近藤を見逃し三振とすると、無失点で試合を締めくくった。
 
 スアレスは、日本では4年間在籍したソフトバンクから戦力外通告を受けたあと、2020年シーズンから阪神でプレー。移籍後は、昨季自己最多の42セーブを挙げるなど、チームに不可欠な鉄壁の守護神として、相手に絶望感を与えつづけた。

 2021年オフにはメジャー挑戦で阪神を退団し、サンディエゴ・パドレスと契約。スプリングトレーニングでは、4試合に登板し防御率2.25と、MLBでも十分通用するところを見せつけた。
 
 一度は戦力外を経験したなかで、期待に応え地道に評価を上げていった軌跡は色あせることはない。新天地でさらなる高みを目指す貪欲な剛腕に、今後も期待が高まる。

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