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まさに圧巻…夏の甲子園、個人記録を樹立したプロ野球選手5人。伝説を残した高校野球のスターたち

2023/08/21

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産経新聞社



斎藤佑樹(大会最多投球回、69イニング)


出身校:早稲田実業(西東京)
投打:右投右打
身長/体重:176cm/77kg
生年月日:1988年6月6日
ドラフト:2010年ドラフト1位
 
 2006年夏、甲子園の主役として見事な投球を見せ続けた斎藤佑樹は、驚異的なスタミナでも話題になった選手だ。
 
 群馬県出身の斎藤は、早稲田実業(西東京)からの熱心な誘いもあって進学を決断。
 

 
 高校2年の夏に背番号「1」を背負ったが、地方予選で日大三(西東京)に1-8で敗戦。しかし最後の夏、劇的なサヨナラ勝利で日大三にリベンジを果たし、甲子園出場を現実のものとした。
 
 甲子園では初戦の鶴崎工業(大分)との試合に大勝すると、中田翔(現:巨人)が中心に座っていた大阪桐蔭(大阪)にも勝利。田中将大(現:楽天)を擁する駒大苫小牧(南北海道)との決勝戦に挑んだ。
 
 大きな関心を集めた決勝戦は、1-1で決着がつかず再試合に。間違いなく疲労は溜まっていたはずだが、それでも斎藤は両日の計24イニングを1人で投げ抜き、同校に初優勝をもたらした。

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