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まさに圧巻…夏の甲子園、個人記録を樹立したプロ野球選手5人。伝説を残した高校野球のスターたち

2023/08/21

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産経新聞社



(左から)PL学園時代の桑田真澄、早稲田実時代の斎藤佑樹、PL学園時代の清原和博

夏の甲子園 高校野球 最新情報(最新ニュース)

 第105回全国高等学校野球選手権記念大会が、8月6日に開幕。全国47都道府県の49代表校(北海道・東京は2校)が、夏・王者をかけて熱戦を繰り広げている。これまでの歴史を紐解くと、圧巻の「記録」を残してプロ入りした“主役”のいる大会が多くあった。そこで今回は、夏の甲子園の個人記録を保持する選手を5人紹介する。

 

 

桑田真澄(通算最多勝、14勝)


出身校:PL学園(大阪)
投打:右投右打
身長/体重:174cm/80kg
生年月日:1968年4月1日
ドラフト:1985年ドラフト1位
 
 PL学園の最盛期に伝説級の活躍を見せたのが、エースとして君臨した桑田真澄だ。
 
 桑田は中学時代から突出したピッチングを見せており、大阪府内で注目される存在だった。しかし、PL学園入学後すぐの段階で野手転向を命じられることに。そこで練習方法に関するアイデアを監督に提案し、自らの力で状況の打開を図った。
 

 
 その提案が功を奏し、桑田は背番号「11」の1年生エースに。清原和博(元:西武など)とともに「KKコンビ」との愛称がつけられ、1年夏から3年夏の全てで甲子園出場を果たした。また、1年夏と3年夏は優勝までたどり着いている。
 
 桑田が甲子園で積み重ねた勝利数は、春夏合計で20勝。夏に限れば14勝と十分すぎる数字を残した。
 
 また、打撃にも秀でていた桑田は、野手としても非凡な才能を発揮した。改めて、当時の夏の主役は桑田といっても過言ではないだろう。

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