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まさに圧巻…夏の甲子園、個人記録を樹立したプロ野球選手5人。伝説を残した高校野球のスターたち

2023/08/21

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産経新聞社



松井裕樹(1試合最多奪三振、22個)

松井裕樹(桐光学園)
出身校:桐光学園(神奈川)
投打:左投左打
身長/体重:174cm/74kg
生年月日:1995年10月30日
ドラフト:2013年ドラフト1位
 
 驚異的な切れ味を誇るスライダーで、奪三振を量産した桐光学園の松井裕樹。甲子園での出場経験も豊富な今治西(愛媛)相手に見せたピッチングは、高校野球ファンの度肝を抜いた。
 
 松井は高校1年時にスライダーを習得。さらには肉体改造の成果もあって球速アップ。エースになるための土台を着々と築き上げていた。
 

 
 迎えた高校2年の夏、支配的なピッチングで激戦区の神奈川県大会を勝ち抜き、甲子園までたどり着いた。
 
 初戦となった今治西戦で三者連続三振のスタートを切ると、その勢いは衰えることなく達者を圧倒。驚愕のペースで三振を奪い続け、1試合で22奪三振をマークした。
 
 6回1アウトから9回2アウトまで、10者連続三振という偉業もこの試合で成し遂げた松井。現在はプロの世界でクローザーとして活躍し、毎年のように奪三振率が10を超えている事実から、その奪三振能力は際立っている。