大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



甲子園の“代償”!? 酷使された絶対的エース5人。夏の聖地で700球以上投げたプロ野球選手

2023/08/23

text By

photo

産経新聞社



吉田輝星(882球)

金足農・吉田輝星

出身校:金足農業(秋田)
投打:右投右打
身長/体重:175cm/83kg
生年月日:2001年1月12日
ドラフト:2018年ドラフト1位
 
 「金農旋風」の中心にいた吉田輝星。プロ入り後は苦しんでいる選手の1人だ。
 
 金足農業ではエースとしてチームを牽引。高校2年夏は予選決勝戦で明桜(秋田)に敗れ、リベンジを誓った翌年は、見事甲子園出場を勝ち取った。
 

 
 秋田県大会の全試合を1人で投げ抜くと、甲子園でも存在感を発揮。横浜(神奈川)、近江(滋賀)といった強豪校を次々と破り、大阪桐蔭(大阪)との決勝戦を迎える。
 
 この試合も先発マウンドに上がったが、疲れの影響もあったのか大阪桐蔭相手に連打を許し、この夏初めての途中降板。チームは惜しくも準優勝となったが、吉田の名前は一気に知れ渡った。
 
 北海道日本ハムファイターズがドラフト1位で指名し、プロ入りを実現させた吉田。高卒1年目にプロ初勝利を記録したが、その後は勝ち星もつかないシーズンが続いた。
 
 昨季こそリリーフで51試合に登板したものの、今季はファーム暮らしが続いている。1軍で躍動する吉田の姿は見られるのだろうか。

1 2 3 4 5