栄光のドラフト1位入団も…一軍出場なしでNPBを去った5人。無念の戦力外通告を受け…
2023/03/05
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな注目が集まる。入団時は栄光を掴んだかのようにみえるが、中には期待に応えられず、実力を発揮できないまま球界を去った選手も多くいる。ここでは、一軍出場なしで戦力外通告を受け、NPBを去った2010年以降のドラ1選手を5人紹介する。
吉住晴斗
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/85kg
・生年月日:2000年3月12日
・経歴:鶴岡東高
・ドラフト:2018年ドラフト1位
ドラフト1位で入団したものの、プロのレベルの高さを見せつけられた吉住晴斗。
鶴岡東高では、2年夏に甲子園のマウンドを経験した。3年夏は山形県大会3回戦で敗れたが、2018年ドラフト会議で、抽選を3度外した福岡ソフトバンクホークスから1位指名。身体能力は高く評価されていたが、本人も驚きの1位指名となった。
ルーキーイヤーは三軍が主戦場となり、ウエスタン・リーグ公式戦での登板は果たせなかった。翌2019年は二軍で12試合に登板したが、防御率5.31と低調な数字に。
その後も思うような数字は残せず、2020年オフに育成契約が打診された。一度は引退の意向を示したが、ダルビッシュ有(パドレス)から激励の電話を受け、現役続行を決断。
育成時代にはサイドスローへ転向するなど、再起をかけて臨んだが、2021年は故障に苦しんだ。二軍でも3試合の登板にとどまると、オフに2度目の戦力外通告を受け、現役引退を決めた。