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期待通りの大活躍…阪神、今世紀最強のドラフト1位入団5人。球団史に名を刻む選手たち

2023/02/13

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産経新聞社



大山悠輔


出身:茨城県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/92kg
生年月日:1994年12月19日
ドラフト:2016年ドラフト1位
 
 今シーズンの4番最有力候補として岡田彰布新監督から期待をかけられているのが、2016年ドラフト1位の大山悠輔である。
 
 つくば秀英高校時代は高校通算23本塁打に加えて、投げては最速143km/hを記録するなど、高い野球センスを誇っていた大山。
 

 
 白鴎大学に進んだ後もすぐにレギュラーを獲得し、4年時には日米大学野球選手権大会に出場。島田海吏(現:阪神)や吉川尚輝(現:巨人)らがスタメンに名を連ねるなか、全試合4番として出場した。
 
 田中正義(現:日本ハム)や柳裕也(現:中日)といった投手豊作と言われた同年のドラフト会議で、阪神タイガースは大山を1位指名。会場からざわめきが起こったことは記憶に新しい。
 
 ルーキーイヤーは、7月にプロ初ヒットとなる本塁打を放った。阪神の新人で初ヒットが初本塁打となったのは、1987年の八木裕以来となる偉業となった。
 
 その後、サードのレギュラーに定着した大山は、2018年から5年連続2桁本塁打を放っており、今や阪神打線に欠かすことのできない存在だ。ただ、やや好不調の波が大きい傾向にあるため、4番打者として波を小さくすることが求められるだろう。

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