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プロ野球、今世紀最高の「短期決戦の名将」5人。ポストシーズンで強さを発揮する監督たち

2022/10/22

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産経新聞社



高津臣吾


 
【ポストシーズン通算成績】
2021年:7勝2敗1分(日本一)
2022年:3勝0敗(日本シリーズ進出)
計:10勝2敗1分
勝率:.833
※アドバンテージ除く、CS出場年のみ
 

 高津氏は現役時代、プロ野球やメジャーリーグだけでなく、晩年には米マイナーリーグや韓国リーグ、台湾リーグ、日本の独立リーグ(新潟)でもプレー。引退後は、古巣ヤクルトの一軍投手コーチ、二軍監督を歴任し、2020年シーズンから一軍監督に就任した。
 

 
 2021年はチームに6年ぶりとなるリーグ優勝をもたらすと、CSではファーストステージを無敗で勝ち上がってきた巨人を相手に無傷(3勝1分、アドバンテージの1勝を含む)での日本シリーズ進出を果たす。
 
 日本シリーズではオリックスを相手に初戦を落としたが、敗戦投手となったマクガフに「自分は全く気にしていない。あなたに任せている」と言葉をかけ、全幅の信頼を寄せた。意気に感じたマクガフは第3戦、第4戦とセーブを記録。第5戦こそ決勝弾を浴びたものの、翌日第6戦は2回1/3を無安打無失点の好投し、胴上げ投手となった。
 
 今シーズンはリーグ連覇を果たすと、CSファイナルステージでは阪神を一蹴。昨季「絶対大丈夫」を合言葉に20年ぶりの日本一を達成した高津ヤクルトは、より強固となった結束力で球団初となる日本一連覇を目指す。

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