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今オフは藤浪も!? 阪神からメジャー移籍を果たした選手5人(5)MLBを席巻した逆輸入助っ人

2022/10/12

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 ペナントレースを終了した2022年のプロ野球。オフシーズンは選手の去就も注目されるが、阪神タイガース・藤浪晋太郎投手がメジャー挑戦の意思を表明し、大きな話題を呼んでいる。これまでにも数多くの日本人選手がメジャーリーグの舞台に立っているが、阪神からMLBへはばたいたプレーヤーもいる。ここでは、阪神からメジャー移籍を果たした選手を5人紹介する。

 

 

セシル・フィルダー


 
 1シーズンのみの在籍で大きなインパクトを残した外国人選手といえば、セシル・フィルダーが挙げられるだろう。
 
 フィルダーは、1985年にトロント・ブルージェイズでメジャーデビューを飾るも、レギュラー定着はならず。1989年に阪神タイガースへ入団した。
 
 日本球界では、持ち前のパワーを遺憾なく発揮。打率.302、38本塁打と広い甲子園球場を本拠地としながら、スタンドまで軽々とボールを運んだ。一方で、同年9月に空振り三振を喫した際、バットを地面に叩きつけて右手を骨折。シーズン終盤に離脱を余儀なくされると、オフには契約がまとまらず、翌年からMLBへ復帰した。
 

 
 再びメジャーの舞台に戻ったフィルダーは、阪神時代も上回る輝きを放った。同年から2年連続二冠王(本塁打・打点)、3年連続打点王を受賞。特に復帰初年度の1990年は、両リーグ13年ぶりとなる50本塁打をクリアした。1998年まで現役を続け、MLB通算319本塁打、1008打点を記録。抜群の成績を残したフィルダーは「日本でのプレーで自信がついた」と話していたため、わずか1年ながら阪神での経験は大きな影響を与えたといえるだろう。