まさに衝撃…今世紀最大の「電撃トレード」で移籍した5人。他球団へ移った主力選手たち
2023/06/23
産経新聞社
糸井嘉男(日本ハム→オリックス)
出身:京都府
投打:右投左打
身長/体重:188cm/99kg
生年月日:1981年7月31日
ドラフト:2003年ドラフト自由枠
2022年シーズン限りでの現役引退を決断した糸井嘉男は、3球団を渡り歩いて活躍した「超人」だ。だが、糸井もトレードによる移籍を経験した1人である。
2003年のドラフトで日本ハムファイターズ(2004年から北海道日本ハムファイターズ)に投手として入団したが、2006年から野手に転向した。すると、持ち前の身体能力を存分に発揮し、2009年からレギュラーを獲得。4年連続で打率3割を記録したバッティングに加えて、強肩を生かした守備で大活躍した。
ところが、2012年のオフ、2対3のトレードでオリックス・バファローズへのトレードが発表された。かつてファイターズに在籍し、ともに戦ったダルビッシュ有はTwitterで「糸井さんトレードとか、ありえん」と投稿しており、球界にも大きな影響を与えたことが垣間見える。
トレードの理由は「糸井がポスティングの利用によるメジャー移籍を球団に要望したこと」と言われている。思わぬ形での移籍となった糸井だが、バファローズ時代には首位打者や盗塁王といったタイトルを獲得するなど、「トレードを後悔させる」活躍を見せた。