大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



あと少しで三冠王だった…プロ野球、僅差で三冠王を逃した一流選手6人

2023/09/01

text By

photo

産経新聞社



松中信彦


出身:熊本県
投打:左投左打
身長/体重:183cm/97kg
生年月日:1973年12月26日
ドラフト:1996年ドラフト2位
 
 2004年、平成唯一の三冠王に輝いた松中信彦。翌2005年も同様の活躍を見せたが、惜しくも史上4人目となる複数回の三冠王獲得はならなかった。
 

 
 2004年は打率.358・44本塁打・120打点で三冠王に。続く2005年は46本塁打・121打点を記録し、残るは打率の勝負となった。2年連続の三冠王という偉業達成を待ち望んだファンもいる中、この年の首位打者を獲得したのは西武の和田一浩。打率.322を残した和田は、.315の松中を7厘上回って自身初の首位打者に輝いた。
 
 2004年と2005年の2年間で計90本の本塁打を放った松中だが、翌年以降は2008年の25本塁打が最高成績。1シーズンで30本を超えることはなかったものの、プロ通算で352本塁打、1767安打を記録した。
 
 幾度となくさまざまな選手が三冠王に近い活躍を見せながら、2004年の松中以降は三冠王の獲得者は、2022年の村上宗隆まで出ていなかった。

1 2 3 4 5 6