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公立校からプロの世界へ! “激戦区”大阪の公立校出身プロ野球選手5人

2022/08/31

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産経新聞社



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 仙台育英が東北勢として初優勝を飾った、第104回の夏の甲子園。惜しくも準優勝となったが、大阪桐蔭を破った下関国際の健闘ぶりも目を見張るものがあった。 
 
 大阪といえば大阪桐蔭や履正社を筆頭に、私立の強豪校がひしめく激戦区だ。とはいえ、中には大阪の公立校からプロ野球への道を切り開いた選手もいる。そこで今回は、大阪の公立校出身のプロ野球選手5人を紹介する。

 

 

中村紀洋(渋谷)


出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:180cm/93kg
生年月日:1973年7月24日
ドラフト:1991年ドラフト4位
 
 近鉄時代には「いてまえ打線」の中軸として、数々のアーチを描いた主砲が中村紀洋だ。中村は私立の高校ではなく渋谷高校(池田市)に入学し、1年生から4番サードのレギュラーを掴む。
 
 そして1990年、中村が2年の夏に渋谷は快進撃を見せた。同年のセンバツ優勝校の近大附、さらには強豪校の北陽高校(現:関西北陽)が破れる波乱もありながら、渋谷は準決勝で柏原高校(現:東大阪大柏原)に勝利して決勝進出。
 
 迎えた決勝戦の相手は上宮高校。この試合で中村は2打席連続のホームランを放ち、4回からはリリーフとしてマウンドへ。上宮相手に一歩も引けを取らないピッチングを見せ、6-4で渋谷が勝利し、創立74年目で初めての甲子園出場を勝ち取った。
 

 
 甲子園では宇部商業高校(山口県)に敗れて初戦敗退。しかし、強豪ひしめく大阪で公立校が甲子園出場を果たしたことは、多くの高校野球ファンの印象に残っているはずだ。「公立校で試合に出て活躍するほうが目立つ」という考えのもと、公立校を選んだ中村。その心意気があったからこそ、プロで活躍できたのかもしれない。

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