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青木宣親がワールドシリーズに出場。イチローら4選手の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2014年編】

2020/07/19

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ワールドシリーズに出場した青木宣親

 青木は、前年をさらに上回る存在感を放った。
 メジャー3年目を迎えた同年は、オフにカンザスシティ・ロイヤルズへトレード移籍。
「1番・右翼」で開幕スタメン入りを果たし、まずまずのスタートを切った。
 
 しかし死球で足を痛めた影響もあり、打撃の調子を落とすと、6月中旬には左足の肉離れにより、メジャー移籍後初の故障者リスト入りとなった。
 
 7月中旬に戦列復帰後は、他選手との併用が続いたが、8月下旬に打撃の調子が上向くと、再度スタメンに固定。9月の月間打率は3割後半を記録した。
 
 チームは僅差で地区優勝を逃したが、ワイルドカードを獲得し、ポストシーズンに進出。ワイルドカードゲームでサヨナラ勝ちを収めると、破竹の勢いでポストシーズン8連勝を記録し、無敗でワールドシリーズに駒を進めた。最終戦までもつれた末に惜しくも敗れ、ワールドチャンピオンは逃したが、快進撃を見せるチームの一角を担った。
 
 最終的に132試合に出場。打率.285、17盗塁、OPS.710をマークした。ポストシーズンに入ってからは精彩を欠いたが、レギュラーシーズンでは安定した成績を残した。
 
 
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