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MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング1位~5位。走攻守三拍子揃った“怪物”たち(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/06

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【総合5位】トレバー・ストーリー


 
 メジャー1年目でいきなり27本塁打を放った鮮烈なデビューから4年、ノーラン・アレナドに続くロッキーズのスター選手となったストーリーが総合5位に入った。4位のマーテイとわずかに2点差で前を譲る形にはなったが、それでも数字に表れる才能は強烈な輝きを放っている。
 

 
 3割台に届かなかった打率、三振率の高さ、得点圏打率の低さは、その他のあらゆるジャンルでカバーした。三振率は高くても58四球を選んだことでで出塁率.360以上をマークしているし、本塁打は昨季の37本に次ぐキャリア2番目に多い35本。そして23盗塁をマークした「走力」は、「長打力」とともに90点以上を叩き出した。
 
 また、アレナドとともに組む三遊間では、遊撃手としてDRS+17点。これは規定打席以上に立った選手の中では6番目に高い数字で、「守備力」としても93点を稼いでいる。課題こそあるものの、それ以上に長所が抜きんでていればメジャーのスター選手になりうることができる、その典型的な選手と言っていいだろう。

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