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MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング1位~5位。走攻守三拍子揃った“怪物”たち(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/06

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【総合2位】ムーキー・ベッツ


 
 レッドソックスがワールドシリーズを制した2018年シーズンのアメリカン・リーグ最優秀選手賞(MVP)を獲得し、昨季は成績を落としながらもチームを攻守でけん引したベッツが野手総合2位となった。
 
“成績を落とした”といってもシーズンを通じて大きな故障もなく出場し続け、主に1番(102試合)2番(46試合)と上位打線を任されながら「出塁能力」は野手部門9位タイの92点と期待に応えた。また、二塁打がリーグ5位となる40本と多かったことから、本塁打が減っても高い長打率をキープしている。
 
 打率、本塁打、打点が減った一方で、DRS(守備防御点)+15で「守備力」は野手部門6位タイの93点。右翼手として難易度の高い打球に対する計算、反射神経、走力を生かした捕球能力はさすがの一言だ。
 
 レッドソックスの“至宝”として活躍が続く27歳。ボストンの街を愛し、チームを愛する言葉が米メディアを通じて多く聞かれるが、オフにはトレードの噂も浮上した。2年ぶりのワールドチャンピオンというチームとしての目標とともに、個人としての価値も高めるため昨季以上の成績を狙っていく。

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