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エンゼルス・大谷翔平、後半戦不振も四死球と盗塁はチームトップ 心配はフィジカルの問題

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、22日(日本時間23日)から28日(同29日)までの一週間、打率が低迷している。一方で、状態が上がってこない中でも、表面的な数字に出てこない貢献がチームを支えている。

2019/07/29

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思い切りの良さは健在

 この一週間を切り取っても18打数3安打、打率.167と数字は残っていないが、相手の好守に阻まれた打球や、内容のある打席も少なくなく、悲観するのは早計な印象がある。4打数ノーヒットに終わった現地28日のオリオールズ戦に、大谷の模索ぶりを垣間見た。第1、第2打席とも初球を打ち凡退。第3打席では4球、第4打席では2球とこの日は計10球という短い勝負に終わった。
 
 一見淡白にも映る内容だが、初球から思い切りスイングできるのが大谷の大きな強みだ。今季の初球ヒッティング打率は.452(31打数14安打、6本塁打、11打点、OPS1.630)と凄まじい。今年の初球スイング率は33.9%と、32.0%であった昨年以上の積極さを見せている(MLB平均は29.2%)。狙い球を絞らずに来た球に自然に反応するタイプと自身を評する大谷。上述のオリオールズ戦で、相手の好守もあり結果こそ出なかったものの、浅いカウントから積極的にスイングができるのは状態が悪くないことを表しているのではないだろうか。
 
 その一方で、後半戦は四球を多く稼ぎ出す粘り強さも見せている大谷。積極さと粘り強さという、一見相反する性質を兼ね備えているのは大きな強みである。目に見える結果が欲しいところではあるが、大谷自身が言うように技術的なアプローチは決して悪くない。フィジカル的に問題がなければ復調の日はそう遠くはないだろう。
 
 
高橋康光

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