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MLBドラフト上位選手も多数出場、大学全米一の称号を手にするのは?

2018/06/23

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2018年ドラフト選手も多数出場

 CWSには、6月4~6日に行われたMLBドラフト会議で指名された選手も多く出場する。2018年全体1位指名のケーシー・マイズ投手が所属するオーバーン大は地域予選で敗退したが、CWSまで勝ち残った8校のうち、オレゴン州立大とフロリダ大はそれぞれ2人の1位指名選手を擁している。
 
<オレゴン州立大>
ニック・マドリガル内野手、シカゴ・ホワイトソックス1位指名(全体4位)
トレバー・ラーナッハ外野手、ミネソタ・ツインズ1位指名(全体20位)
 
<フロリダ大学>
ジョナサン・インディア内野手、シンシナッティ・レッズ1位指名(全体5位)
ブラディ・シンガー投手、カンサスシティ・ロイヤルズ1位指名(全体18位)
 
 この4人以外に、オレゴン州立大から4人、フロリダ大から3人がドラフト指名を受けている。
 
 もっとも指名順位が高いオレゴン州立大のニック・マドリガル内野手は身長170センチ、体重73キロの体格で、2017年アメリカン・リーグMVPのホセ・アルトューベ(ヒューストン・アストロズ)とよく比較される。2018年のマドリガルは37試合に出場し、打率.398、ホームラン3本、盗塁13個(成功率10割)、守備率10割、と走攻守に完璧な成績を残している。まだホワイトソックスとの正式契約には至っていないが、入団する場合の契約金は640万ドル(約7億円)以上になると予想されている。
 
 オレゴン州立大はトーナメント初戦を落としたものの、敗者復活戦に勝利し、既に2勝しているミシシッピ州立大との6月22日(日本時間23日)の対戦に駒を進めた。この試合にオレゴン州立大が勝てば、翌23日に再び同カードでブロック最終戦が行われ、勝者がブロック優勝校になる。22日にミシシッピ州立大学が勝てば、そのままミシシッピ州立大が3勝0敗でブロック優勝校になる。両ブロック優勝校が対戦する3試合の決勝シリーズは6月25日(同26日)から行われる。
 
 
文・角谷剛

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