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元巨人クロマティに聞く、イチローがMLBで成功できた理由。日米通算記録に否定的、日本野球への懸念も

かつて巨人でプレーし、日本一に貢献したウォーレン・クロマティ氏は現在マイアミで余生を送っている。クロマティ氏がいるマイアミを訪れ、イチローがメジャーリーグで成功できた理由や日本野球に対して話を聞いた。

2016/08/20

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阿佐智

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MLBに適応する日本人の共通点

 クロマティは今、故郷のマイアミ近郊で余生を送っている。コメンテイターとしてマーリンズの試合を観ることも多いと言う。
 
 今でも日本の野球については、ネットで常にチェックしているというクロマティ氏は、メジャー挑戦前からイチローの存在は知っていたらしい。しかし、イチローが3000本の安打をメジャーで放つことになるとは全く思わなかったと、彼は言う。
 
「そりゃそうだろ?毎年のように200本のヒットを打つなんてだれが想像できるんだい?そんなことメジャーのスーパースターでも無理なんだから」
 
 但しその能力については、十分認識していた。
 
「あの走りながらバットを振る打ち方も、アメリカでは何人かの選手がやっていたことだから、それがウィークポイントになるとは思わなかったね。あのスイングスピードがあればフォームなんかは大きな問題ではないよ。
 
 でも、日本では最初いろいろ言われたんだろ? そこが日本の野球のダメなところだよ。みんな一緒、ワンパターン。でもメジャーに来て成功した人は誰なんだ? イチロー、野茂(英雄)さん。日本ではパターンから外れていた人でしょ? とくにイチローはメジャーで唯一成功した野手だよ。あとは松井(秀喜)くらいかな。内野手にもリトル松井(稼頭夫)や井口(資仁)なんかいたけどどうなんだろ? とにかくこっちにきて成功する日本人はハートが強いっていうか、自分をしっかりもっているね。
 
 だから日本ではパターンにはまらないって言われるんだろうけど……メジャーリーグは、9人メンバーがいれば、その全員の国籍あるいは人種が違うこともある多様性のある場所なんだ。だからここではワンパターンは通用しない。自分をしっかりもっていない選手は、日本人であろうとアメリカ人であろうとダメだね」

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