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ドジャース、先発投手陣に故障続出も救世主となる存在が…?“負けない投手力”を徹底分析!【コラム】

2025/05/08 NEW

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(左から)スネル、山本由伸

メジャーリーグ 最新情報

 今シーズンも卓越した強さを誇っている昨季王者のロサンゼルス・ドジャース。サイ・ヤング投手のブレイク・スネルや、昨季エース格として躍動したタイラー・グラスノーなど、主力投手が相次いで離脱している中、その強さを維持出来ている要因は何か。今回はドジャース投手陣について分析した。(文:Eli)※今季成績は日本時間4月30日時点

 

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ドジャース投手陣の概観

アトランタ・ブレーブス戦先発の山本由伸
 ロサンゼルス・ドジャースの先発陣は日本時間4月30日の時点で162.0イニング(30位)を投げ、防御率3.94(15位)、2.1fWAR(17位)を積み上げている。
 
 内容を見ると被打率.220(3位)、K%24.1(5位)、BB%11.3(30位)と打たれていない、三振を奪えているが四球が多く、K-BB%12.9(13位)、FIP4.15(18位)と全体的にはリーグ中間に落ち着いている。
 

 
 先頭でローテーションを引っ張るのは山本由伸で、7先発40.0回を投げメジャートップの防御率0.90を叩き出している。
 
 スプリット多投の影響で山本のコマンド評判にしては四球をリーグ平均程度に出しているが、それをカバーして有り余る程度の空振りを奪えている。ESPNのオッズではNLサイ・ヤング賞へポール・スキーンズに次いで2位につけている。
 
 2番手を走るのはトミー・ジョン手術を含む一連の故障から復帰したダスティン・メイだ。離脱中に行ったフォーム変更が功を奏したのか、かつての100マイル(約160キロ)シンカーは鳴りを潜めているが、ゴロと弱いコンタクトを量産し効率よくイニングを消化できている。
 
 制圧力に欠ける投球スタイルの影響で時々荒れるが、元々メイはローテ3,4番手の評価を受けていた選手であり、十分な働きを見せていると言える。

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