大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



伝説級の輝き! エンゼルスの歴代最強打者5人。トラウト、大谷翔平へと続く系譜

2023/04/14

text By

photo

Getty Images



マイク・トラウト

出身:ニュージャージー州バインランド
投打:右投右打
身長/体重:188cm/107kg
生年月日:1991年8月7日
ドラフト:2009年アマチュアドラフト1巡目
 
 大谷とともにエンゼルスを引っ張っている強打者が、マイク・トラウトである。2021年は出場試合数が36にとどまったものの、打率.333で8本塁打。もしトラウトがシーズンを通して活躍していれば、大谷の数字もまた違ったものとなっていただろう。
 
 2011年にメジャーデビューを果たすと、3年目の2012年に打率.326・30本塁打を記録した。また、この年はキャリアハイの49盗塁を記録。「強打」が持ち味の選手ではあるが、実は非常に足も速い選手である。強打と俊足の両方を武器として、見事に新人王を獲得した。
 

 
 その後もトラウトはエンゼルスの主力として試合に出続け、幾度となく打率3割、または3割に近い数字を記録し続けた。。OPSは球団史上トップ3を独占、トップ10のうち7つがトラウトである。また、2019年の45本塁打というキャリアハイを筆頭に、現時点(2023/04/14)で353本塁打を放っている。
 
 トラウトの場合、通算打率3割・300本塁打・300盗塁という「生涯トリプルスリー」を達成することも期待されているが、現時点(2023/04/14)で盗塁数は204。特に直近3シーズンは合計しても盗塁が4という数字なので、生涯トリプルスリーの達成には盗塁数を増やすことが必要だ。とはいえ、生涯トリプルスリーを達成できる可能性があるだけでも、伝説級の打者ということに変わりはない。

1 2 3 4 5