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“奇跡”?“必然”? 侍ジャパン、プロ入り時は無名だったWBC戦士6人。悲願の世界一奪還へ

2023/03/04

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中野拓夢


・投打:右投左打
・身長/体重:171cm/69kg
・生年月日:1996年6月28日
・経歴:日大山形高 – 東北福祉大 – 三菱自動車岡崎
・ドラフト:2020年ドラフト6位
 
 二遊間をこなす内野手として、侍ジャパンでは重要な役割を任される中野拓夢。プロ入り時は下位指名での入団となった。
 
 日大山形高時代には、2年夏に甲子園ベスト4に進出。東北福祉大でも1年春からベンチ入りし、4年時には大学選手権優勝を経験した。
 

 
 高校、大学ともに全国の舞台を経験するも、プロ志望届は提出せず、三菱自動車岡崎でのプレーを決断した。入社1年目から遊撃の定位置を奪取し、都市対抗にも出場。2020年ドラフト6位で阪神タイガースへの入団を果たした。
 
 ルーキーイヤーから開幕一軍入りを果たした中野。当初は途中出場がメインだったが、次第にスタメン出場の機会を増やし、不動の正ショートとなった。
 
 同年は135試合に出場して打率.273、30盗塁をマークし、盗塁王を戴冠。翌2022年も打率.276、6本塁打、23盗塁の好成績でベストナインに選出された。
 
 今季、チームでは二塁コンバートが決定しているが、侍ジャパンでは遊撃に加え、代走や守備固めといった多岐に渡る起用法が予想されている。

 
【了】

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