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巨人・2017通信簿、球界屈指の三本柱も屈辱の11年ぶりBクラス。V3時代との決別で再建を【死亡遊戯コラム】

読売ジャイアンツは2017年シーズン全日程を終了した。セ・リーグ4位が確定し、2007年から続くクライマックスシリーズ(CS)出場を逃した。今季は球団最長の13連敗を喫するなど、ここ一番の勝負弱さが目立った。高橋由伸監督の2年目のシーズンを振り返る。

2017/10/06

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総合2点

 13連敗を喫し、3年連続V逸で11年ぶりのBクラスに沈み、山口俊の飲酒トラブルといったグラウンド外の問題にも水を差された2017年。
 
 確かにV3時代の主力は衰え、相川亮二や片岡治大は現役引退。チームとしてひとつのサイクルは終わったが、その一方で菅野が5年目にして上原浩治以来の絶対的エースに定着し、28歳の小林誠司もキャリア最多の138試合に出場すると正捕手として経験を積んだ。シーズン終盤の活躍で畠や宇佐見といった20代前半の若い才能も台頭しつつある。
 
 おかしな言い方になるかもしれないが、ベテラン陣の意地でなんとか2位に滑り込み、クライマックスシリーズでDeNAに惜敗した昨季よりも、結果的に4位に終わった今季の方が未来に向けた収穫は大きかったように思う。
 
 なお由伸監督は来季3年契約最終年の3年目。2018年、原巨人時代のV3という偉大な過去に別れを告げ、新たな未来のチームを築くことができるだろうか?

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