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広島かSBか…最終節は歴史的激闘へ。最強外国人投手対決に”因縁の初対戦”も【交流戦第6節展望】

5月30日に開幕した交流戦も最終節を迎える。ここまでパ・リーグ49勝、セ・リーグ40勝、1分となっている。今季もパ・リーグ優勢だが、セ・リーグは最終カードで巻き返しなるか。

2017/06/16

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楽天・ドラ1藤平がプロ初登板

 阪神―楽天戦は、楽天の初戦先発が高卒ルーキーの藤平尚真ということで、昨夏の甲子園が話題に上る。甲子園を沸かせたのは他にもいる。
 
 注目対決で挙げると、楽天のクローザーを務める松井裕樹と、出場するなら途中からであろう北條史也の対決だ。
 
 松井は2年夏の1回戦で1試合22奪三振の大記録を打ち立てるなど、3試合で53奪三振をマークした。その勢いのまま準々決勝で対戦したのが、北條が4番を打っていた光星学院だった。北條は序盤に2三振を喫するも、その2安打2打点と松井を粉砕して見せた。
 
 松井はプロ入り後、クローザーの位置を勝ち取り、北條は、いまだレギュラーを勝ち取れてない。この距離感を本人がどう感じるか。
 
 阪神のマテオ、ドリスの抑えコンビは、抜群の安定感を誇る。楽天の2番・ペゲーロとのドミニカ対決は楽しみだ。また、楽天の3戦目に先発する岸孝之は84年生まれ。ケガで2軍調整中の西岡剛がこの節で復帰となれば、2人の同世代対決が見られる。
 
 DeNA対オリックスは、DeNA・ラミレス監督が日本での指導者としてのキャリアを積んだオリックスとの対決となる。指揮官として成長した姿を見せたいところ。同世代対決ではDeNAのクローザー山崎康晃とオリックス・駿太の対決がある。オリックスの先発は初戦が西勇輝、2戦目が松葉貴大の90年世代だ。DeNAの倉本寿彦と同世代対決になる。オリックスのルーキー・山岡泰輔とDeNAの期待の若手・関根大気は同世代が対決は実現するか。
 
 巨人―ロッテは、“京葉ダービー”。ロッテは昨季、初の東京ドーム開催を実現したばかり。ロッテファンが押し寄せてくるかもしれない。2戦目は巨人の先発が田口麗斗、ロッテは二木康太が予想されている。95年生まれの同世代の対決も注目したいところだ。

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