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球団側に“怒り”も…プロ野球、契約更改を保留した6人。フロントとの”銭闘“を経験した選手たち

2024/02/26

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産経新聞社



杉内俊哉


出身:福岡県
投打:左投左打
身長/体重:175cm/82kg
生年月日:1980年10月30日
ドラフト:2001年ドラフト3巡目
 
 「携帯会社と同じで既存契約には冷たい」と痛烈な言葉を残した杉内俊哉。球団に対する怒りは相当なものがあったのだろう。
 
 鹿児島実時代には甲子園でノーヒットノーランを達成。卒業後は社会人野球の三菱重工長崎で活躍し、福岡ダイエーホークス(現・ソフトバンク)に入団した。
 

 
 現在の球団名に変更された2005年、杉内は18勝4敗・218奪三振・防御率2.11と抜群の成績を残し、大きく飛躍。同年は最優秀防御率、最多勝のタイトルに加えて沢村賞とシーズンMVPにも輝いた。
 
 その後もチームのエースとして活躍を続け、2010年にも16勝を挙げた。ただ、防御率3.55は、前年より1点以上悪化。これが影響したのか、球団からの提示額は杉内の想像より低い金額に。球団の事業に対する皮肉も交えつつ、保留を選択した。
 
 この一件をきっかけに球団との溝が深まり、2011年オフにFA権を行使。読売ジャイアンツで現役生活を終えることとなった。

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