掘り出し物になる? 今オフ戦力外通告を受けた若手選手6人。飛躍が期待できる有望株たち
2023/11/20
産経新聞社

プロ野球 最新情報
プロ野球の世界では、ドラフト会議を経て新しく球界に入る選手が誕生するが、現役引退や戦力外通告など、球界を去る選手もいる。しかしながら、戦力外となった選手の中には、他球団への移籍を機に飛躍を遂げる事例もある。今回は、戦力外通告を受けた若手選手の中で、抜群のポテンシャルを秘める選手を紹介したい。
土居豪人
・投打:右投右打
・身長/体重:191cm/92kg
・生年月日:2000年4月2日
・経歴:松山聖陵高
・ドラフト:2018年ドラフト8位
2021年には14試合に登板した土居豪人だが、高卒5年目にして非情宣告が言い渡された。
松山聖陵高時代には、3年春に甲子園出場。初戦で敗退となったが、147キロを計測するなど能力の一端を示した。そのポテンシャルが評価され、2018年ドラフト8位で千葉ロッテマリーンズに入団した。
プロ入り後2年間はファームが主戦場となったが、その間に最速153キロをマークするなど大きく成長。高卒3年目にオープン戦で結果を残し、開幕一軍入りを果たした。同年は14試合に登板して防御率7.53と振るわなかったが、プロでの第一歩を切った。
しかし、翌2022年は一軍登板なし。ファームでも37試合登板で4勝4敗7セーブ、防御率4.37と目立つ数字を残せなかった。
今季は開幕から出遅れると、二軍でも7試合の登板にとどまり、今オフに戦力外通告を受けた。その後、12球団合同トライアウトに参加し、2奪三振を含む無安打投球と猛アピールを見せた。