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これぞ“神ドラフト”…巨人、ドラフト当たり年ランキングトップ5。平成以降で大成功したのは?

2023/10/24

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産経新聞社



第1位:1998年

巨人1998年ドラフト・二岡智宏
 
 第1位として選んだ1998年ドラフトは、なんといっても1・2位指名選手の活躍が目立った。指名選手一覧は、以下の通り。
 
1位:上原浩治(大体大)
2位:二岡智宏(近大)
3位:加藤健(新発田農)
4位:安原政俊(中央学院)
5位:酒井純也(矢上)
6位:玉峰伸典(王子製紙春日井)
7位:進藤実(NTT東北)
8位:高野忍(中山製鋼)
 

 
 この年のドラフト1位指名を受けた上原は、球界を代表する投手となった。高校時代は目立った活躍ができないまま、一浪を経て大阪体育大学に入学。大学時代に急成長し、スカウトから注目されるほどの選手に成長した。
 
 プロ1年目から20勝4敗・勝率.833・179奪三振・防御率2.09という大活躍で、投手タイトル4冠を獲得。また、アテネ五輪、WBCといった国際大会でも活躍し、2009年からはメジャーリーグの舞台でも躍動した。
 
 ドラフト2位の二岡は、坂本勇人がレギュラーに定着するまでショートを守り続けた選手だ。近畿大学から巨人に入団し、1年目から126試合に出場。新人王は上原が獲得したものの、打率.289・18本塁打と大活躍した。2009年からは日本ハムに移籍し、主に代打として変わらぬ勝負強さを発揮した。
 
 また、ドラフト3位入団の加藤も、不動の正捕手・阿部慎之助の存在もあってレギュラー獲得はならなかったが、2番手・あるいは3番手捕手としてチームを支え、18年間の現役生活を送った。

 

 

 
【了】

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