大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



夏の甲子園で“頂点”に! “聖地”で優勝を飾った現役野手5人。全国制覇に導いた打者たち

2023/08/18

text By

photo

産経新聞社



井上広大

井上広大(履正社)
出身校:履正社(大阪)
投打:右投右打
身長/体重:189cm/101kg
生年月日:2001年8月12日
ドラフト:2019年ドラフト2位
 
 阪神タイガースでのブレイクを期待されている井上広大は、2019年に夏の甲子園優勝を経験した。
 
 履正社高校で2年秋から4番を務め、3年春の選抜甲子園に出場。しかし、奥川恭伸(現:ヤクルト)がエースとして君臨した星稜高校(石川)に初戦で敗れた。
 

 
 スコアこそ0-3と僅差だったが、打線は17個の奪三振を許し、力の差は大きなものがあった。井上はこの後不振に陥り、一時は打順の降格も経験している。
 
 それでも再び這い上がり、3年夏は予選決勝で金光大阪(大阪)を下して甲子園出場。本選でも順調な勝ち上がりを見せ、決勝戦で星稜高校とのリベンジの機会を得た。そして、奥川から見事なバックスクリーン弾を放った井上。そのまま5-3で悲願の初優勝を飾った。
 
 迎えたドラフトでは阪神に2位指名を受け、ファンからの注目度も高かった井上。だが、ここまで1軍ではホームランなし。持ち前の長打力を発揮し、再び甲子園の舞台で輝きたい。

1 2 3 4 5