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まさかの成績不振に…複数年契約を結ぶも低迷した5人(2)覚醒を予感させたが…

2022/11/29

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 プロ野球はオフシーズンに入り、移籍市場も動きを見せている。メジャー挑戦を目指していた山﨑康晃(DeNA)はチーム残留を表明。新たに6年契約の締結が報じられた。実績を残した選手は長期契約を結ぶことも多いが、期待を裏切る結果になった例も少なくない。そこで今回は、複数年契約を勝ち取ったものの、成績不振に陥った5人を紹介する。

 

 

平田良介


出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:177cm/92kg
生年月日:1988年3月23日
ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目
 
 来季の去就が注目されている平田良介。前所属の中日ドラゴンズでは、2017年から5年契約を結んだが、総合的には苦しんだ1人といえるだろう。
 
 大阪桐蔭高校時代には3年夏の甲子園で1試合3本塁打を放ち、野球ファンに鮮烈な印象を残した。その後、高校生ドラフト1巡目でドラゴンズに入団したものの、しばらくは1軍定着とはいかず、規定打席に到達できないシーズンが続いた。
 
 高卒6年目の2011年にようやく頭角を現すと、同年から6年連続2桁本塁打を記録した。本領を発揮し始めたタイミングでフリーエージェント(FA)権を取得した平田は、複数年契約で残留を発表。5年という長期契約だった。
 

 
 大型契約2年目の2018年には、自己最高となるリーグ3位の打率.329をマーク。ついに本格的な覚醒と思われたが、その後は再び出場機会が減少した。2021年には異型狭心症と診断されたことを明らかにし、復活を目指したが2022年オフに自由契約となった。来シーズン以降、NPBの世界で平田の姿は見られるのだろうか。