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どん底からの逆転劇…戦力外から復活した6人(4)ついに甦ったドラ1右腕

2022/11/01

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産経新聞社



プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 2022年シーズンの全日程を終了したプロ野球。今年も戦力外通告を受け、厳しい現実を突きつけられた選手も数多くいる。一方で、どん底から他球団に移籍し、一軍戦力へ上り詰めた選手も存在する。ここでは、今季戦力外からの復活劇を見せた6人を紹介する。

 

 

加治屋蓮(阪神タイガース)

・出身地:宮崎県
・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/91㎏
・生年月日:1991年11月25日
・ドラフト:2013年ドラフト1位
 
 ドラフト1位右腕の加治屋蓮も、移籍2年目にして戦力外から復活を遂げた。
 
 2013年ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けプロ入り。入団後は故障もありやや苦しんだが、プロ5年目となる2018年にセットアッパーに定着し、リーグトップの72試合登板、35ホールドポイント(4勝31ホールド)、防御率3.38をマークした。
 
 しかし、翌年以降は登板数を減らし、成績も急降下。2020年はわずか6試合の登板に終わり、同年オフに戦力外通告を受けた。

 

 
 その後、阪神タイガースが獲得の意思を示し入団。移籍1年目の2021年は開幕一軍の座を勝ち取ったが、7試合の登板に終わり防御率7点台と結果を残すことができなかった。背水の陣で迎えた2022年は、シーズンを通して安定した投球を披露。最終的に39試合に登板し、防御率2.43と復活を印象付ける成績を残した。あらゆる場面での起用に応え、ブルペンを支える存在となっている。