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村神様の故郷「熊本」が生んだ天才打者5人。村上宗隆だけじゃない…強打者を輩出する土壌

2022/09/16

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産経新聞社



秋山幸二

出身地:熊本県氷川町
投打:右投右打
身長/体重:186cm/86kg
生年月日:1962年4月6日
経歴:八代高
ドラフト:1980年ドラフト外
 
 西武ライオンズの黄金期に主力として活躍した秋山幸二は、ドラフト外でプロ入りを果たした選手だ。
 
 強打のイメージが強い秋山だが、八代高時代は投手を務めていた。3年夏は熊本県大会の決勝まで勝ち進むも、同じく西武で活躍した伊東勤を擁した熊本工に敗れている。その後、秋山本人は大学進学を希望していたが、最終的にドラフト外で西武に入団した。
 
 入団と同時に野手転向した秋山は、ルーキーイヤーから一軍デビュー。その後は二軍暮らしが続いたが、1982年にはイースタン・リーグの本塁打王(13本)を獲得するなど徐々に才能を発揮し始める。
 

 
 飛躍を遂げたのは、プロ5年目の1985年。中堅のレギュラーを獲得した秋山は、40ホーマーを放つ大活躍を見せた。同年から3年連続40本塁打を放つと、1989年には打率.301、31本塁打、31盗塁をマークしてトリプルスリーを達成。1990年には盗塁王(51個)も獲得した。1993年オフには大型トレードで福岡ダイエーホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)へ移籍。パワーだけでなくスピードも兼ね備え、圧倒的な成績を残した。

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