故障さえなければ…歴代“ガラスの天才”6人。けがと戦い抜いた一流打者たち
2025/04/22
産経新聞社

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プロ野球の世界には、いつの時代も離脱さえなければ球界を代表する選手であろうという「ガラスの天才」がいる。高い能力を有しレギュラーとしての期待が大きい反面、その身体能力の高さゆえ、身体への負担が大きく、けがにつながってしまう悲運の選手たちだ。ここでは、誰もが認める高い能力を持ったガラスの天才打者を紹介したい。
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高橋由伸
怪我との闘いと言えば、巨人で活躍した高橋由伸が思い出す方も多いはずだ。高橋も「天才」と称された選手の1人だが、打撃タイトルの受賞はならなかった。
慶應大時代からその名を馳せ、東京六大学リーグ歴代最多の23本塁打を記録。3年時に三冠王を獲得するなど圧倒的な実績を残して進路が注目されていたが、逆指名で巨人に入団。ルーキーイヤーからから開幕スタメンに名を連ねると、同年は打率.300、19本塁打、75打点を記録した。
その後も持ち前の打棒を発揮し、好成績を残し続けていたが、怪我の連続でもあった。2005年はフェンス際の打球処理で2度負傷し、出場試合数が100試合を下回る。翌2006年も怪我の連続で思うような成績は残せなかった高橋だったが、2007年はリードオフマンとして復活。打率.308、NPBシーズン最多9本の先頭打者弾を含む35本塁打、88打点をマークし、8年ぶりのベストナイン、4年ぶりのゴールデングラブ賞を獲得した。
しかし、2008年には腰痛が悪化。2009年はわずか1打席でシーズンを終える。2013年からは主に代打として活躍した高橋だったが「怪我がなければ」と思わずにはいられないプレーヤーだった。