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村上宗隆へと続く系譜…ヤクルトの歴代最強打者5人。球団史を彩る”ミスタースワローズ”たち

2022/09/03

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産経新聞社



青木宣親

投打:右投左打
身長/体重:175㎝/80㎏
生年月日:1982年1月5日
経歴:日向高-早稲田大
ドラフト:2003年ドラフト4巡目
 
 青木宣親は、NPB史上唯一のシーズン200安打を2度達成している”安打製造機”だ。
 
 2003年ドラフト4巡目でヤクルトへ入団すると、プロ2年目の2005年から大活躍。打率.344、202安打、29盗塁をマークし、首位打者と最多安打、さらには新人王も獲得した。その後も安打を積み重ねていき、2007年には打率.346、20本塁打を放つなど長打力も発揮。2010年シーズンから背番号「1」を背負うと、同年は打率.358、209安打、出塁率.435とキャリアハイの数字を並べ、3度目の首位打者に輝いた。
 
 2012年からはメジャーリーグに挑戦。6年間で7球団を渡り歩き、2018年から再びヤクルトのユニフォームへ袖を通した。日本球界復帰後も変わらぬ存在感を発揮し、38歳となった2020年シーズンには打率.317、18本塁打、自己最高のOPS.981(出塁率.424+長打率.527)と衰え知らずの数字。守備でも中堅から左翼へ主戦場を移したが、無失策でシーズンを終え、9年ぶりとなるゴールデングラブ賞を受賞した。
 

 
 2021年には史上4人目となる日米通算2500安打に到達し、チームも悲願のリーグ優勝、日本一を成し遂げた。現在は代打での出場も多くなっているが、ベテランらしい勝負強さは健在だ。

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