大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



「超高校級」の名の下に…今もなお現役の大阪桐蔭出身スラッガー5人。プロ野球界でも輝く選手たち

2022/07/21

text By

photo

産経新聞社



平田良介

出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:177cm/92kg
生年月日:1988年3月23日
ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目
 
 2005年の大阪桐蔭のエースが辻内なら、主砲として活躍したのが平田良介だ。平田は1年生の段階から体つきが桁外れで、大阪では名前が知れ渡っていたという。
 
 平田は高校通算で70本の本塁打を記録したが、中でも印象的だったのは、2008年の東北高校との試合。この試合で平田は3本のホームランを放った。3本目のホームランを打たれた後、東北高校の監督が苦笑いを浮かべたことも、平田の凄さを象徴したシーンだろう。
 
 ちなみに、ホームランにはならなかったが、第3打席もライトフェンス直撃の打球を放っていた。「たられば」にはなるが、その打球が入っていれば4打席連続ホームランが出ていたかもしれない。まさに平田のパワーを見せつける1試合だった。
 
 鳴り物入りでドラゴンズに入団した平田だったが、2006年〜2010年の5年間ではわずか3本塁打。高校時代の平田の活躍を考えると、信じられない数字と言えるだろう。

 2011年〜2016年は6年連続で2桁本塁打を記録し、2018年にはキャリアハイの打率.329(162安打)を残した。だが、その後は再び出場機会が減少し、2021年には「異型狭心症」の発症を公表。平田の復活に期待するドラゴンズファンはたくさんいる。またクリーンナップを打つ平田の姿を見せてほしい。

1 2 3 4 5