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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング1位~5位。打者を圧倒する無敵の怪腕たち(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/10

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【総合1位】ゲリット・コール


 
 2008年に意中のニューヨーク・ヤンキースの指名を受けるも、成長のための進学を選んだ右腕。シーズン後にFAとなり、投手史上最高となる9年約355億円で遂に名門の一員となった。
 
 防御率2.50、奪三振326はリーグトップ。勝利数、WHIP(1イニングごとに許した出塁数の平均)、被打率では同僚のジャスティン・バーランダー投手に次ぐリーグ2位だった。5月22日(日本時間23日)以降のシーズン負けなしと、圧巻の1年だった。
 
 査定した能力値ではすべてがトップクラスとなった。試合終盤にも160キロ近くを記録する速球に加え、スライダーやカーブ、チェンジアップなどの変化球も超一級品。奪三振率13.82という信じられない数字で打者を圧倒し続けた。
 
 直近10年間リーグ制覇から遠ざかる“名門”ヤンキースが最も期待するのは、ポストシーズン(PO)での勝負強さだろう。コールは今季のPOで5試合に登板して4勝1敗、防御率1.72。重圧のかかる新天地で同様の数字を残せるか、世界の注目が集まっている。
 
 
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