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MLBの本塁打激増はやはり“飛びすぎるボール”のせいだった。同じボールに変更の3Aで判明

2019/04/20

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開幕から本塁打記録の話題続出、MLB側の主張は“窮地”

 メジャーリーグではここ数年、リーグ全体の本塁打数が増え続け、かつて“ステロイドの時代”と呼ばれた1990年代後半から2000年代前半をも上回る勢いだ。
 
 今季も開幕日のリーグ合計本塁打数が史上最多の48本に達したり、シアトル・マリナーズが開幕20試合連続本塁打とメジャー記録を更新するなど、本塁打の記録に関する話題が多い。なお、19日(同20日)現在、本塁打数のトップに並ぶコディー・ベリンジャー内野手(ロサンゼルス・ドジャース)、クリス・デービス外野手(オークランド・アスレチックス)、クリスチャン・イッリッチ外野手(ミルウォーキー・ブリュワーズ)の3人は20試合で10本という驚異的なペースで量産している。
 
 このように本塁打が激増している原因を、打者たちが意識してフライを打つ「フライボール革命」だとする説もあるが、「MLBが“飛ぶボール”を使用しているからではないか」という声も根強い。MLBは公式には“飛ぶボール”の存在を否定し続けてきたが、その主張を続けることはどうやら難しそうな気配だ。

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