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レイズの「二刀流」マッケイ、今季は“大谷型” 先発投手とDHで起用する方針固まる

2019/02/16

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打撃集中が目的。投手としての力量は既にメジャーレベル

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手に続く二刀流選手として期待される、タンパベイ・レイズ傘下ブレンダン・マッケイが今季は先発投手と指名打者(DH)として起用される予定であることが明らかになった。地元紙タンパベイ・タイムズが11日(日本時間12日)に報じている。
 
 レイズは、マッケイを投打の二刀流選手として育成する方針は継続するものの、昨季までのような一塁手としての役割を今季は求めないことを決定した。
 
 打者としてはDHに専念し守備の負担をなくすことで、試合前のルーティンが簡素化され、マッケイがより打撃へ集中することが可能になると球団は考えている。
 
 さらに、レイズは昨季に右腹斜筋の張りで2度の故障者リスト入りしたマッケイが、シーズンを通してコンディションを整えることにも良い結果をもたらすことも期待している。
 
 レイズはスプリングトレーニング(春季キャンプ)に先立ってマッケイと話し合いの場を持ち、この新たな方針について合意。球団副社長のチャイム・ブルーム氏は次のように語っている。
 
「これはあくまで現段階のマッケイにとって何が最も優先順位が高いかの問題だ。このことにより、マッケイは試合前の準備をもっと効率的に行い、彼の成長のために我々がもっとも重要だと考えている部分に集中できるようになる」
 
 ブルーム氏の言う現時点でマッケイが“集中すべき部分”とは打撃のことを指しているのは間違いない。昨季マッケイは投手としては19試合に先発登板。打者としては、出場した56試合のうち半分にあたる28試合を一塁手、残りの半分をDHとして出場している。投手で78回1/3を投げて防御率2.41、奪三振103、与四死球はわずか14と目覚ましい結果を残した一方で、打者では打率.214、OPS.727(出塁率と長打率を足した数値)と物足りない成績に終わっている。
 
 そのことから、米スポーツ専門局『ESPN』の名物野球記者キース・ロウ氏を始めとして、レイズはマッケイをピッチングに専念させるべきだという意見を述べる専門家は多い。マッケイの投手としての力量に限れば、既にメジャーレベルに近いことは明らかだからだ。

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